ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ラブリーボーン

2010年01月06日 | 映画(ら行)
(原題:THE LOVELY BONES)
【2009年・アメリカ/イギリス/ニュージーランド】試写で鑑賞(★★★★☆)


全世界で1000万部を越えるアリス・シーボルドの同名小説を映像化。
14歳で殺害された少女が、天国と地上の間をさまよいながら、残された家族や友人たちを見守り続けていくファンタジー映画。

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は14歳の女の子。会計士をする父親ジャック(マーク・ウォールバーグ)、編み物が趣味の母親アビゲイル(レイチェル・ワイズ)、多少太っていることを気にしてダイエットに励む妹リンジー(ローズ・マックィーバ)、建設機械が大好きな弟バックリー(スリスチャン・アジュデール)。それはどこにである幸せな家族だった。誕生日に買ってもらったポケットカメラに興奮し、将来は動物写真家になりたいと思うスージー。上級生のレイ・シン(リース・リッチー)に憧れ、その気持ちを伝えられずにいるスージー。リンおばあちゃん(スーザン・サランドン)からファーストキスの素晴らしさを教わり、レイとのキスを夢見るスージー。しかし1973年12月6日、スージーがレイからデートに誘われた当日、スージーは隣人のハウスドール職人ジョージ・ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)によって殺害される。スージーが家に帰って来ないことを心配する家族たち。死んでしまったことに気がついたスージーは天国に行くのを踏みとどまり、残された家族を見守ることに…。



殺人鬼ハーヴィを演じたスタンリー・トゥッチが、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ俳優組合賞、放送映画批評家協会賞で助演男優賞にノミネーションされています。
最初はちょっとブルース・ウィルスみたい…なんて思ってましたけどね(笑)。

冒頭30分くらいまでは、『「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンではなく、「ブレインデッド」のピーター・ジャクソンの復活か?』なんて思ってましたが、また新しい扉を開いたみたいですね。



「千と千尋の神隠し」に登場した湯婆婆のように豪快なリンおばあちゃん、好き~。
そして黒田勇樹にそっくりなシアーシャ・ローナン、可愛い~。
この娘は、「つぐない」でアカデミー賞を始めとした各賞で助演女優賞にノミネートされただけあって、すごい演技が上手。
今後がめっちゃ楽しみな女の子。

そして何よりも劇中の音楽が素晴らしく良かった~♪
何回もブログで書いているけど、ピアノが主旋律のサウンドがたまらなく好きなんですよね。
ブライアン・イーノ。
彼のサウンドたまらなく好きじゃ♪
輸入盤でもいいからサントラ手に入れたいんだけど、見当たらない。
何故じゃ?

The Lovely Bones - Brian Eno - "The Big Ship"


Cocteau Twins- Alice With Lyrics (Lovely Bones Soundtrack)


ところどころ意図的に外しているかのような場所があったんですよね。
リンジーがハーヴィに追われ殺されそうになってるのに、ママが戻ってきて幸せ~とか。
ハーヴィが証拠を隠滅しようとしていて、スージーがやらなきゃいけないことがあるって決意。
スージーを感じることができる少女ルース・コナーズ(キャロリン・ダンド)に真実を告げるのかと思いきや、やりたいことってそれ~? みたいな。
いや心残りだったのは分かるけど♪

でも14歳ってそんな感じなのかな?
死をも受け入れた上で、その状況に適応していく。
(死んでいるんだけど)若さと好奇心に溢れた存在。
これはちょっと原作を読んでみたくなったかも。

監督・脚本・製作はピーター・ジャクソン。
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。

2010年1月29日公開
公式HP:ラブリーボーン


ラブリーボーン Blu-ray【2枚組】

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アリス ・シーボルト
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■死後の世界観、霊の扱いは何となくこの作品に似てるかも?

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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
音楽 (ともや)
2010-02-11 09:19:33
こんにちは、ひろちゃんさん♪
14~5歳の女優の需要ってありますからね。
シアーシャちゃん、今後めっちゃ活躍するでしょうね~。

>いまひとつと言う感想になってしまいましたσ(^◇^;)
ww♪
ツボや琴線なんてほんと人それぞれですからね~♪
ま、ともやは世界観もそうなんだけど、音楽が気に入ったって部分がかなり大きいかもかも?
返信する
こんばんは☆彡 (ひろちゃん)
2010-02-10 20:28:43
シアーシャちゃん=黒田勇気樹って全然
気がつきませんでした(笑)でも、言われて
なるほど~♪って思ちゃいましたけど(笑)
「つぐない」からそうですが、これからますます楽しみな女優さんですよね(^_-)-☆

冒頭30分は結構いい感じでした。ですが予告編から想像していた作品とはちょっと違ってしまってました(^^ゞ

ちぐはぐ感は、ワザと?この作品の味?ってことでしょうか?ともやさんはお好きなこの作品私は嫌いではない作品なのですが、いまひとつと言う感想になってしまいましたσ(^◇^;)
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支え (ともや)
2010-02-10 06:26:04
こんばんは、ノルウェーまだ~むさん♪
あんな老人になりたいともやですww♪
哀しみに負けない強い心を持ちたいんですが、なかなか難しいですよね。
ちょうど家族がそんな状況なんで、頑張って家族を支えていきたいですね。
リンおばあちゃんのように♪
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おばあちゃん好き♪ (ノルウェーまだ~む)
2010-02-10 06:14:37
ともやさん、こんばんは~
私もリンおばあちゃん大好きです。
彼女の破天荒な性格があって、家族もどん底から引き上げられたんじゃないかな…
特に子供たち。
ラストはちょっと?でしたけど、どうにもならないかんじが、現実的な映画でした。
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経験 (ともや)
2010-02-02 21:05:44
こんばんは、miyuさん♪
14歳は臨機応変ですもんね~♪
ともやも思い返せば、そんな14歳でした。
ボーンよりも経験が優先でしたからね♪
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あたしも (miyu)
2010-02-02 20:06:40
てっきり戻らなくっちゃいけないのは
「ラブリーボーン」のためで、それでこのタイトル
なのね~と思って観ていたので、思いっきり裏切られました。
でもって、やっぱりそれが14歳なのかなぁって思ったのも
同じです♪まぁあれを経験出来て良かったね!とは
思いましたけどもw
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サントラ (ともや)
2010-02-02 00:20:27
こんばんは、kimion20002000さん!
そうなんですよ♪
こんなにいいのに、何でサントラが売ってないのか不思議でしょうがありませんわん♪
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引っ張りだこ (ともや)
2010-02-02 00:18:53
こんばんは、由香さん♪
シアーシャちゃん、今後は引っ張りだこになるでしょうね。
ダコタ・ファニングやアナソフィア・ロブ、エマ・ワトソンとか、もう大人になっちゃったし、この辺の子役って意外と需要がありますからね♪
次回作に期待ざますよ♪
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 (ともや)
2010-02-01 23:47:35
こんばんは、たいむさん♪
>自分の遺体を見つけて・・・という幽霊が圧倒的に多い中
この辺も文化の違いなんでしょうね~。
死体=魂の入っていない入れ物…って考えてないんでしょうね。
大事なのは魂であって、入れ物ではない。
金庫遺棄のシーンも含めて、そういうことなのかな?
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音楽 (kimion20002000)
2010-02-01 20:20:12
こんにちは。
サウンドがいいなあと思っていたら、ブライアン・イーノの名前がクレジットに出てきたので、なるほどと納得しました。
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こんにちは~♪ (由香)
2010-02-01 15:56:00
シアーシャ・ローナンちゃんは可愛いですね~
将来有望だわ~
名だたる監督さんたちに可愛がられそうな予感がするし♪

個人的には、お話が肩透かしの連続だったので(汗)イマイチ好みの映画ではなかったですが、シアーシャちゃんを観ただけで結構満足です(笑)
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こんにちは (たいむ)
2010-01-31 19:52:52
>黒田勇樹にそっくりな
あははは。誰かに似ているとは思ったけど、なるほどねー(^^)

チグハクなところは私も感じました・・というか、みんな思ってた様ですよね。
けれど妹の選択は間違ってなかったかなーと。おばあちゃんには渡したし。
しかし、貞子はじめ、自分の遺体を見つけて・・・という幽霊が圧倒的に多い中、「そっちかよ」ってスージーの選択には苦笑い半分でしたw
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人間・失格 (ともや)
2010-01-31 17:54:01
こんばんは、にゃむばななさん♪
あれはすごいドラマでしたよね。
今の日本のドラマは、視聴者の声ばかり気にして、ああいう作品を作る人がいなくなってしまいましたからね。
放送倫理的にもう放映できないかもしれないけど、再放送してほしいですね~。
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なるほど! (にゃむばなな)
2010-01-31 16:45:00
>黒田勇樹にそっくりなシアーシャ・ローナン

なるほど!シアーシャ・ローナンに懐かしさを感じる原因は『つぐない』で見たことがある以上にこれだったのか!と目から鱗でした。

そういえば黒田クンが印象的だったあのドラマも最後は亡くなった息子が加勢先生に罰を与えてましたもんね~。
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そうそう (ともや)
2010-01-30 17:13:39
こんにちは、えふさん♪
>ゴーストのメリンダみたいに、亡くなった人の想いを家族に伝えるのかと期待しちゃったのに。。。
そうそう。
ともやも最初はそんな展開だと思ってた。
「ゴースト~ニューヨークの幻」もそんなテイストだもんね。
意外とアメリカ人って、死んじゃったんだけど系のお話好きなのかもね~。
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Unknown (えふ)
2010-01-30 16:11:04
シアーシャちゃん、めちゃくちゃかわいかったですね。
でもやり残したことが〇〇にはあいた口がふさがりませんでした(苦笑
ルースはゴーストのメリンダみたいに、
亡くなった人の想いを家族に伝えるのかと期待しちゃったのに。。。
返信する
悩み (ともや)
2010-01-20 05:53:32
こんばんは、latifaさん♪
監督もどの要素に比重を置くかで、結構悩んだんじゃないですかね~。
ただ原作の紹介を見ると、「死後の生を描いたパワフルで明るく希望に満ちた物語」とあるので、意外と原作通りの展開なのかも?

>ブライアン・イーノ
そうなんですよ~。
タワレコとか寄った時に、輸入盤のサントラとか無いか探してるんですけどね~。
これはサントラ絶対欲しいのに~~~~!
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こんにちは~! (latifa)
2010-01-19 14:18:47
ともやさん、こんにちは♪
そうっか!音楽は、ブライアン・イーノだったんですね^^
全然知らなかったので、こちらで知れて、なんか嬉しいです☆

で、私はどうなるんだ?ってハラハラドキドキしながら見たんですが、見終わって振り返ってみると、結構ツッコミどころ満載っていうか・・内容は、あまり・・だったかな?(^^ゞ
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ちぐはぐ感 (ともや)
2010-01-19 01:48:05
こんばんは、KLYさん♪
原作を読んでいる人にとっては、かなり物足りない内容だったみたいですね。
かなりのエピソードがカットされていて、チグハグ感を感じたみたいです。
KLYさんの感覚も、そういう部分から来る違和感みたいのを感じたのかもしれないですね。
ともやなんかちゃらんぽらんに観てるから、そういう繊細な部分に気付かないのだ(笑)。

スタンリー・トゥッチは、ほんと嫌らしかったですよね。
独りでいる時の、は虫類のように微動だにせず獲物を狙う態度。
あの演技はスゴかったです。
彼の出演作って『メイド・イン・マンハッタン』と『普通じゃない』くらいしか無いんだけど、普通の彼がどんな感じか記憶に無いので、どれくらい変貌してるかわからないww。
でもあれぐらい自身の顔を変貌させないと、役に入り込めなかったってエピソードは、非常に面白かったです。
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期待しすぎた (KLY)
2010-01-17 21:13:19
ともやさんおひさ~♪
ちょっと期待しすぎちゃった感じです。突っ込みどころが多いのはまだ良いのですけど、何だか個々の登場人物が有機的に絡み合ってないというか、皆ばらばらなのが気になってしまって。ばらばらな個別のシーンはそれぞれ良いなぁってのが多い割りに全体としては、何がいいたいのこれ?って。^^;
シアーシャ・ローナンちゃんの美しさや上手さ、そして何よりスタンリー・トゥッチのあの嫌らしさときたら!ヅラで人格変わってますがな。(笑)
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音楽 (ともや)
2010-01-15 19:22:24
こんばんは、migさん♪
ああいう展開で観ている方は『おっ! おっ!』ってなってるのに、見事に外されちゃいますからね(笑)。
でもサスペンスよりは青春物語に重きを置いた結果なんでしょうね~。

これは音楽だけを堪能するために、また行きたいかも?
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楽しめたよ~★ (mig)
2010-01-15 13:37:39
突っ込みどころは同じくですね~。
後半でちょっと評価下げたけど
でも観るに値する映像だしハラハラしたし面白かった♪

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原作 (ともや)
2010-01-09 11:07:52
こんにちは、ノラネコさん!
原作読まれたんですね。
まざ、今の小説って長いから、まるまる全部映像化するなんて難しいですもんね。
ともやも機会を見つけて原作読んでみようと思います。
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信仰 (ともや)
2010-01-09 11:05:24
こんにちは、すずさん♪
ありがとうございます。

死と言えば平井和正の「アダルト・ウルフガイ」シリーズでこんな台詞があったんですよね。

この世は悪に満ちている。
だから天使は清らかな存在を悪から遠ざけるために、すぐに天国へ連れていってしまう。

…的な、ね。
そういう風に思わないとやりきれない部分とかもありますよね。
宗教や信仰って、残された者に大事なんだな…って切に思いました。
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こんばんは (ノラネコ)
2010-01-09 00:35:44
私は映画を観て何だか引っかかりを感じて、原作を読みました。
読んでみてなるほど・・・と引っかかった原因がわかった様に思いました。
映画は良くも悪くもかなり単純化されてるので、おそらく原作既読と映画だけ観る人の間でかなり評価が分かれそうな気がします。
シアーシャ・ローナンかわいいですよね。
このまま成長していってほしいなあ。
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今年も、よろしくお願いします。 (すず)
2010-01-08 15:23:49
 ご挨拶が遅くなりまして、すみません。そして姪御さんのこと、お悔やみ申し上げます。

>でも14歳ってそんな感じなのかな?
死をも受け入れた上で、その状況に適応していく。(死んでいるんだけど)若さと好奇心に溢れた存在。

お話を伺って私も原作を読みたくなりました。「14歳の視点」から死をとらえるって、興味深いです。
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物語 (ともや)
2010-01-08 09:42:43
こんにちは、charaさん♪
物語の面白さを損なわない…と、ともや判断。

だってここはともやのパーフェクト・ワールドなんですもの~(笑)。
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それ (chara)
2010-01-07 13:07:22
同感ですが、けっこうネタバレかなと思いましたがどうなんざんしょ?
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