(原題:THE MIST)
【2007年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★★★)
スティーヴン・キングの中編小説「霧」を、フランク・ダラボン監督が映像化したパニック・ホラー映画。
スティーブン・キング×フランク・ダラボンは、短編映画「老婆の部屋」(「312号室の女」原作)、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」に次いで、4度目のタッグを組むことになる。
第34回サターン賞では、ミセス・カーモディを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンが助演女優賞を受賞。
のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日。デヴィッド・ドレイトン(トーマス・ジェーン)は、湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら、息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)と隣人の弁護士ブレント・ノートン(アンドレ・ブラウアー)と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛ける。そこへダン・ミラー(ジェフリー・デマン)が『霧の中に何かいる!』と叫びながらスーパーマーケットに駆け込んでくる。程なくして濃い霧が辺りを覆い、人々はスーパーマーケットに閉じ込められてしまう。そこでデヴィッドや店員であるオリー・ウィークス(トビー・ジョーンズ)たちは、ノーム(クリス・オーウェン)が霧の中に潜む不気味な触手にさらわれるのを目撃する。デヴィッドは外に出ないよう人々に警告するが、それを信じようとしないノートンらは、外に出かけ2度と戻って来ることはなかった。残った人たちは店にバリケードを作り始めるが、骨董品店の女主人ミセス・カーモディ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は狂信めいた発言で人々の不安を煽り始める…。
初期のスティーブン・キング原作作品。
珍しく原作読んでます!
でもかなり昔の出来事なので、ほとんど忘れてます(笑)。
それにしても、新年早々何ていい映画を観てしまったんだろう…というこの上ない幸せ♪
考えてみると、「グリーンマイル」は3時間を越える作品だけど、10回以上は観てるんだよね。
そっかそっか、この監督だったのか~♪
いや~、ワクワクするくらい面白かった♪
息子のビリーが言う『僕を怪物に殺させないでね』という台詞から、何となく予測できてしまいましたが、あそこまで救いようの無いエンディングとは。
"傘を買ったら雨が止んだ"…みたいなマーフィーの法則的なエンディング。
もしこの作品がハッピーエンドだったら、『ふ~ん』レベルの感想で終わってたかも。
そしてこの物語で語られる"アローヘッド計画"。
アメリカってテスラコイルを使ったステルス実験"フィラデルフィア計画"(1984年にこの実験を題材にした映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」が公開)というのも行っていたというし、こういう実験本当にしていそうで怖いね~。
この計画のせいで、異次元に穴が開き、そこから異形のモノが侵入してきてしまう。
異次元からの侵略者というのは、キングなりのクトゥルー神話を描こうとしていたのかな?
サソリの針を持った巨大な虫、
酸性の糸を出す巨大な蜘蛛。
それらを補食する空を飛ぶ異形。
禍々しさを通り越して、神々しくもある巨大な異形。
インタビュー映像でフランク・ダラボン監督は、『「七人の侍」と「ゴジラ」シリーズが大好き!』って言ってたけど、そっち方面の人なのね♪
監督・脚本はフランク・ダラボン。
追伸。
フランク・ダラボン監督と言えば、現在同じくキング原作の「死のロングウォーク」の映像化、レイブラッド・ベリの「華氏451」のリメイク、「遊星からの物体X」をTVドラマでのリメイク、ロバート・R・マキャモン原作の「MINE」の映像化…などが予定されている模様。
楽しみな作品が目白押しですね~♪
【2007年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★★★)
スティーヴン・キングの中編小説「霧」を、フランク・ダラボン監督が映像化したパニック・ホラー映画。
スティーブン・キング×フランク・ダラボンは、短編映画「老婆の部屋」(「312号室の女」原作)、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」に次いで、4度目のタッグを組むことになる。
第34回サターン賞では、ミセス・カーモディを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンが助演女優賞を受賞。
のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日。デヴィッド・ドレイトン(トーマス・ジェーン)は、湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら、息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)と隣人の弁護士ブレント・ノートン(アンドレ・ブラウアー)と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛ける。そこへダン・ミラー(ジェフリー・デマン)が『霧の中に何かいる!』と叫びながらスーパーマーケットに駆け込んでくる。程なくして濃い霧が辺りを覆い、人々はスーパーマーケットに閉じ込められてしまう。そこでデヴィッドや店員であるオリー・ウィークス(トビー・ジョーンズ)たちは、ノーム(クリス・オーウェン)が霧の中に潜む不気味な触手にさらわれるのを目撃する。デヴィッドは外に出ないよう人々に警告するが、それを信じようとしないノートンらは、外に出かけ2度と戻って来ることはなかった。残った人たちは店にバリケードを作り始めるが、骨董品店の女主人ミセス・カーモディ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は狂信めいた発言で人々の不安を煽り始める…。
初期のスティーブン・キング原作作品。
珍しく原作読んでます!
でもかなり昔の出来事なので、ほとんど忘れてます(笑)。
それにしても、新年早々何ていい映画を観てしまったんだろう…というこの上ない幸せ♪
考えてみると、「グリーンマイル」は3時間を越える作品だけど、10回以上は観てるんだよね。
そっかそっか、この監督だったのか~♪
いや~、ワクワクするくらい面白かった♪
息子のビリーが言う『僕を怪物に殺させないでね』という台詞から、何となく予測できてしまいましたが、あそこまで救いようの無いエンディングとは。
"傘を買ったら雨が止んだ"…みたいなマーフィーの法則的なエンディング。
もしこの作品がハッピーエンドだったら、『ふ~ん』レベルの感想で終わってたかも。
そしてこの物語で語られる"アローヘッド計画"。
アメリカってテスラコイルを使ったステルス実験"フィラデルフィア計画"(1984年にこの実験を題材にした映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」が公開)というのも行っていたというし、こういう実験本当にしていそうで怖いね~。
この計画のせいで、異次元に穴が開き、そこから異形のモノが侵入してきてしまう。
異次元からの侵略者というのは、キングなりのクトゥルー神話を描こうとしていたのかな?
サソリの針を持った巨大な虫、
酸性の糸を出す巨大な蜘蛛。
それらを補食する空を飛ぶ異形。
禍々しさを通り越して、神々しくもある巨大な異形。
インタビュー映像でフランク・ダラボン監督は、『「七人の侍」と「ゴジラ」シリーズが大好き!』って言ってたけど、そっち方面の人なのね♪
監督・脚本はフランク・ダラボン。
追伸。
フランク・ダラボン監督と言えば、現在同じくキング原作の「死のロングウォーク」の映像化、レイブラッド・ベリの「華氏451」のリメイク、「遊星からの物体X」をTVドラマでのリメイク、ロバート・R・マキャモン原作の「MINE」の映像化…などが予定されている模様。
楽しみな作品が目白押しですね~♪
ミスト コレクターズ・エディション [DVD]ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
ミスト [DVD]ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
The Mist(「ミスト」輸入盤サントラ)Mark Isham,Dead Can Dance,Sodden Dog Electronic Arts SocietyVarese Sarabandeこのアイテムの詳細を見る |
スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)スティーヴン キング扶桑社このアイテムの詳細を見る |
闇の展覧会 霧 (ハヤカワ文庫NV)早川書房このアイテムの詳細を見る |
でも、確か原作とはラストが違うって聞きました。
あのラストは後味悪いけど、おっしゃるように
あのラストだからこそとっても印象深い映画になっていたと思いました。
今年もたくさんお話させていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いしますね。
「シャイニング」とか「クージョ」とか「クリスティーン」とか、初期のキング作品は貪るように読んでました♪
クーンツ派に寝返ってからは、あんまりキング作品読んでないんですけどね(笑)。
インタビューではキングが絶賛してましたからね~、この作品。
監督とも個人的に長い付き合いらしく、信頼しきってるみたいですしね。
この2人のコンビによる次回作「死のロングウォーク」が楽しみです♪
>"傘を買ったら雨が止んだ"…みたいなマーフィーの法則的なエンディング。
その例えうまい~!ほんとそうでしたよね。
わたしもハッピーエンドだったら
なんだ~ってありきたりになるところだったけど
ラストって重要ですよね~
ガツン!ときちゃいましたよ。
"早起きして2度寝したら遅刻した"
"ゆっくり行こうとわざと電車を1本ずらしたら、電車が人身事故でストップ"
世の中にはバッド・チョイスがいっぱいありますからね~。
これは2009年のともやベスト5に確実に入りますよ(笑)。
しかも、新年早々のホラーで、「なんていい映画を見てしまったんだ…」とまで言い切るあたり、なかなかですね。
しかし、写真を改めて見ると、やっぱうぎゃーっ!ってなっちゃう。
ゴジラ好きの監督が、ゴジラの形状にとらわれずに、独創的なクリーチャーを生み出したことに、改めて感動しました。
今年もまたよろしくお願いします~♪(ホラーで)
ともやさんはお気に召したようですね~
私は、あの救いのないエンディングに呆然としました!!なんてこと?!って・・・
でも、ともやさんも原作を読まれたようですが、原作の曖昧ラストよりも、映画のラストの方が、物語の結末としてピッタリ!でしたよね~
流石ダラボン監督だわ~って思いました。
↑に化け物が沢山いる・・・思いだすと怖い・・・
でもあの人物描写は凄かったです。
特にカリスカ化していくオバハン。見ているだけでもストレスが溜まってしまいましたよ。
いや~ん、ホラー以外でもよろしくお願いします~♪
それにしても時期遅れで一緒にこの感動を味わっている方がいるというのはいいですね~♪
ニマニマ♪
ダラボン監督はすごい好きかも?
次は「ショーシャンクの空」を観るざます!
うふふ♪
今まで胡散がられていた自分に脚光を浴びるようになり、どんどん変になってっちゃうおばさんは怖いですからね~。
日本にもいそうだし…。
クリーチャーは怖くはないけど、ラストのでかいのだけは好き♪
あんなの実際に見ちゃったら、ただただ絶望しちゃうんでしょうね~。