僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(12/4)NHKワンダフル東北/大河原商業高校ギター部

2009年12月04日 21時13分06秒 | Weblog
夫がPCを使っている間
手持ち無沙汰にテレビをつけて
偶然NHKの番組
「ワンダフル東北」(これは全国版ではなく、ローカルなのか)
を観た。
そのままチャンネルを変えようかと思ったが
最後まで観てしまった。

地元の県の
大河原商業高等学校のギター部の半年間を追っての話だ。
この手の話は
運動部に多いが、文化部を取り上げている。
全国ギターコンクールの優秀校に選ばれること10数回という伝統校である。
知らなかった。
大河原というのは桜の名所で、残念ながら私は行ったことがない。

新入生を勧誘するところから始まる。
1年生がどの部活に入ろうかと迷うころ
素晴しい演奏を聴いて感動し
自分もぜひその一員になりたいと希望を持って入部する。
ギターに関しては全くのド素人の子が
1年先輩の部員に1から教えてもらう。
指の押さえ方、立て方から指導する。
教師の影は全くない。
もちろん顧問はきちんといる。

指導、練習は真剣そのものだ。
この姿にも感心する。
夏の合宿では、指揮をするOB(?)が登場。
彼女が来ると、ガラッと雰囲気が変わる。
やはり、指導がうまい。
厳しいけれどうまい。

中学時代はテニスをやっていた子が
高校では文化部に入り、てこずっている。
その姿を追っていく。
よくぞやめなかった。エライ。
楽譜を見ると、私ならお手上げの音符がズラズラと並んで
頭が痛くなりそうだ。
それを半年間でマスターするのだから
いかに部活が真剣かがわかる。
半年後
いよいよコンクール。
コンクールの前日に、指導を受けた1年生が先輩に
御礼の手紙とプレゼントを贈る。
あの男の子が手紙を書き、また先輩からも励ましの手紙をもらい
それを読んで感動しているのだ。
厳しく指導された女の子は、先輩のようになりたいと書き、
その先輩がうれし泣きをする。
いやあ、感動したね。
素直に感動した。その辺。
そして演奏。
素晴しい。
何と言っても、身体全体で演奏している姿が美しい。
そして指揮者も素晴しい。
最優秀校に選ばれる。
4連覇だそうだ。
本物(本当のもの、なあなあの偽物じゃないもの)を
見せられると感動する。
よく半年間であのような素晴しいものができたね。

運動部が全国一になることはよく取り上げられるが
その人たちは、全国からひっぱってきた中学の精鋭たちである。
マー君だって、苫小牧の高校ではあるが、地元の中学じゃない。
ダルビッシュ君だって、東北の高校ではあるが、大阪の中学からだ。
いろいろと運動部はそういうことがある。
しかし
この大河原商業高校のそれは、さっきも書いたように
高校から始めたものが多いようだ。
後輩を指導していく先輩は、指導していく中で
自分も成長していく。
そしてそれを後輩に受け継ぎ、来年はその子たちがまた新入生を指導していく。
目的があると、考え方がしっかりしてくるね。
伝統校というのは黙っていても伝統にはならない。
先輩がきちんと真剣に後輩を指導しなければ
プツッと伝統は切れてしまう。
そういう意味では緊張の連続だ。
伝統は学校名で作るのではなく、こうして
子どもたちが自分の手で作り繋いでいっている。
それを見せてくれた。
高校時代の部活は高校時代で終わってもいい。
しかし、燃焼させたいね。
彼らの精神の血肉になる。

私は高校時代も大学時代も
こんな青春は送れなかった。
羨ましい青春である。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JMC)
2009-12-06 22:40:44
昔から有名だったよ
青春いいね。
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伝統校 (ジャスさんへ)
2009-12-07 15:48:30
コンニチハ。
そうか、有名だったか。知らなかった。
もしも偶然に観なければ
まだ知らなかったのだろうね。

文化部の青春はいいね。
運動部がとかく華やかに持ち上げられるけれど
今一つ、全国から名だたる者を集めてのソレだから、自分としてはふ~んという気持ちだったけれどね。
伝統校を維持するというのは大変だけれど
素人の子らが成長して守っていくということには異論はない。
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Unknown (匿名)
2011-04-14 17:20:47
13年前は、16年連続でしたよ^^
返信する
Unknown (匿名さんへ)
2011-04-14 21:03:08
コンニチハ。
震災、大変でしたね。今でも大変です。
まだまだ、この地震の結末が見えない、という感じですね。

かなり長く、王者に君臨しているのですね。
その伝統を絶やさないように、後輩たちも頑張っているのでしょう。誇っていい伝統です。
今後も精進してください。
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