今
井上陽水のアルバム
「断絶」
を聴きながらブログに。
このアルバムは彼のデビューアルバム。
どのくらい売れたのでしょうね。
拓郎の独特な声とは対照的に
美しい高音が印象的なアルバムです。
何度も何度も聴きましたね。
そしてなぜ今
このアルバムを下のオーディオルームから
持ってきて聴いているかというと
この間タマが亡くなったとき
頭の中は
愛は空
愛は海
愛は鳥
~~~
と
「愛は君」
のメロディがずっと流れていたのです。
そして
愛は~の次の言葉が正確に
並べられなくて
あとで歌詞を見てみよう
いや
歌そのものをいつか聴いてみよう
と
久しく聴いていなかったこれを
取り出したのです。
そして
改めて全曲を聴いてみて
ああ
こんな曲もあった
こんなに好きだった曲もあった
と思い出しているのです。
フォークというよりは
ジャズっぽいのもあれば
ロックっぽいのもあり
何かの映画のテーマ曲にもなりそうなものもあり
どれも退屈させない
情景が瞼の裏に浮かぶ歌詞と曲です。
その
愛は君
以上に好きな曲があるのに
なぜ
唐突にこの曲が渦巻いたのか
タマを想うとき
愛は君の
メロディ、歌詞がピッタリなんですね。
歩いていても
庭の樹木を眺めていても
タマに結びつくそのメロディ
「小さな手」
これもまた途中の間奏の
サックスと陽水の「アー」というため息が
切ないんですね。
このあたりがうまい。
友人は
陽水の作曲能力もさることながら
星勝の編曲が効いているんだと
言っていましたね。
「白い船」が一番好きでしたね。
これも間奏が切なくなりました。
心がかき乱されるようです。
「傘がない」は文句なし。
でも
今は
この「愛は君」が流れると
涙がこみ上げてきます。
どうしてこの歌が浮かんだのか
自分でも謎です。
改めて
陽水を聴かせてくれたタマ
あなたの歌だよ。