今年、別荘地に新しい家が建ち、初老のご夫婦が引っ越してきた。
周りには伐採した薪が沢山積んであって、冬に備えているようだった。
が、しかし11月の冷え込み、12月の本格的な冬が、想像以上だったのか、
12月始めに、撤退されていった。
こうしたケースは珍しくないのです。
リタイヤして、憧れの別荘ライフを夢見られる方は多いのですが、
家を建てるときに来られるのは、季候の良いとき。
冬の一番寒い時期には来たことが無いのがほとんど。
それと、こうして冬の厳しさに逃げ帰る方の家を見ると、
街に建てるような在来工法の断熱対策がなされていない家がほとんど。
冬の寒さを知らない街の工務店に建てて貰うと、冬越し出来ない家になります。
八ヶ岳などの山岳地帯で家を建てるときには、オーバースペックと言えるような
断熱対策を施した家を建てるのが大事です。
完全な断熱が出来ていれば、暖房費の節約にもなります。
坪単価が高くなっても、断熱にはお金をかけましょう。
ここで、アドバイスですが、
普通は壁の断熱は厚くするのですが、床と天井は壁以上に厚くすると言うことです。
我が家のログハウスは、壁は5㎝の角ログ+15㎝のロックウール+25㎜の化粧板という構造です。
屋根と床は30㎝の厚さがあります。
高原地帯の寒さは、地面から来る寒さと、放射冷却といって、とても冷たい冷気が夜中に空から降りてきます。
その天と地の寒さをしっかり遮断することが、家の中の保温につながります。
今は、高気密住宅という建て方もあります。
基礎をしっかり密閉して、大地からの冷え込みを遮断する建て方です。
これに、床暖房を入れると、本当に毎日が小春日和の様な暮らしが出来ます!
移住、もしくは冬も別荘を使う方には、こうした断熱対策をしっかり施した家を建てられることを
オススメします。
あとは、どんな雪にも大丈夫なSUVか4WD車があれば、快適ですよ。
生活必需品や食料は、この辺ですと、原村市街、富士見町市街で全てが間に合います。
茅野や諏訪に降りれば、shopping mallがいくつかあるので、便利です。
ブランドが欲しければ、東京に行けばいいのです。
東京へは、茅野から特急で2時間ちょっと。富士見から高速バスで2時間40分。
バスは往復で¥4600とリーズナブルで、一時間ごとに便があります。
僕も高速バスで通っています。
今は、ネット通販が発達しているので、こんな山奥にもアスクルやAmazonは注文してから翌日に荷物が届きます。
昨日も、年賀状を印刷していてインクの残量警告が出たので、Amazonで注文したら、もう今日届くのです。
全国や海外の旨い物やFashionなどもネット通販で頼めば、都心と変わらない日数で届きます。
それに、この海抜1500mの山奥の我が家にも、とうとうケーブルテレビが開通しました。
設置は来年の3月ですが、色々便利になります。
山奥の大自然にいながら、生活はハイテクです。
ログハウスでも、オール電化&フレッツADSL&ケーブルテレビ!
でも暖房は薪ストーブというローテクでエコロジー!
あとは環境に優しい4WD車が発売されれば、それに乗り換えてみたいですね。
※写真は真冬の我が家です。