八ヶ岳田舎暮し 移住のススメ MORISH COUNTRY

八ヶ岳での田舎暮らし支援。田舎暮らし37年の実績で移住相談、冬も快適な別荘デザイン&建築サポート!人生一度きりですよ!

緑の砂漠と化した別荘地を、心地良くて住みたくなる環境に改善して移住者を増やし価値を上げる!

2018年04月23日 11時03分57秒 | 八ヶ岳 田舎暮らし
この写真を見て欲しい。
僕の住んでいる別荘地の、ある区画。
雑木を放置して、伸び放題荒れ放題になっている。
僕がこの別荘地に家を建てた頃は、殆どがこんな感じで、日当たりも悪く風通しも悪くて、人が心地良く過ごす環境ではなかった。
人気も無く過疎化していた。

2011年からMORISHと言う田舎暮らしのブランドを立ち上げた。自分が定住した場所だから、心地良く暮らせる環境にしたいと思った。まずは自分の所から地域活性化!
放ったらかしでやせ細って伸びた針葉樹は、今は倒木の危険性も出て台風や大雪の都度に被害が出ている。
数年前に、塩嶺高原別荘地は着雪被害で、うっそうとした森中が倒木したり途中で折れたりと、行政が出動してその処理に当たるほど酷かった。
その時期に塩嶺に土地を買った。契約時「とにかく針葉樹は伐採して欲しい」と言われた。
土地を買うと、そこに生えている樹木の管理責任も生ずる。敷地内の樹木が隣家に倒れて被害が出たら賠償責任がある。
今年の3月の台風並みの強風で蓼科地域の別荘地は倒木被害が多発し、損害賠償で保険屋さんが沢山来ていたそうだ。
なので、やせ細って伸びすぎた針葉樹は新築時に伐採して、家が建ったら広葉樹をバランス良く植樹してもらう様にしている。
切りっぱなしでも5年もすれば、日陰で埋もれていた広葉樹が自然に大きくなってくるけど、ある程度植樹する事が必要だ。新築をされた方には、積極的に植樹をお願いしたい!

長野県の7割が植林された人工樹林だと言う。この別荘地も、かつては林業の為に植林されたエリア。別荘地の麓に材木を運び出すトロッコ鉄道の駅があった。
やがて林業が衰退して財産区は別荘地に開発された。
開業当時は木々も苗木程度で、ここから八ヶ岳連峰から南アルプス、中央アルプス、北アルプス、諏訪湖まで一望出来たそうだ。かつては、別荘地中が天空のアトリエの様な景色だったわけだ!
そして、放置され密集して育った赤松やカラマツはやせ細って高く伸び、倒木の災害が多発している。
このまま、伸び放題で放っておいたら、近い将来に一気に伐採する事になる。それこそ禿げ山になってしまう。
伐採された樹木は、バイオマスの木材チップや土留めの杭、薪に使ったりと、有効活用されているのだ。
今は新築が建つ土地を伐採整備して新たに広葉樹を植える。ここ10年位で古い別荘が世代交代して売りに出る。そして伐採して新築が建つ。こうして森は少しずつ生まれ変わっていくだろう!
諏訪大社の神官に伺ったが、この地はかつては霧ヶ峰高原の様に原野で、ツツジが群生する高原だったそうだ。

やせ細った針葉樹を伐採する事が森林破壊だと言う老人がいる。
そのくせ、天空のアトリエまで毎日景色を見に来たり、冬に道に日が当たる様になって凍結しなくなったと喜んだりする。
鬱蒼とした樹木に埋もれた山荘の主人は夏のひと時しか利用しない。
まあ、そのうち理解してもらえるだろう。

この写真の様な森の環境を緑の砂漠と言う。
近隣で過疎化が深刻な別荘地は、緑の砂漠化しているからだ。そして倒木による被害も深刻化している。
そんな環境に、新たに家を建てようと思う人がいるだろうか?
新築時に針葉樹を伐採して広葉樹をバランス良く植えていけば、やがて実り多き森になる。

我が別荘地は、今や八ヶ岳エリアで一番人気の別荘地になり、3〜40歳代中心にMORISH COUNTRY HOUSEのオーナーが増え、この別荘地は明るくて人が心地良く住める環境に変わりつつある。
MORISH が別荘地の価値を上げて来たのだ!
老人達は、その事を理解しているのだろうか?
文句を言うより感謝すべきではないかな!


MORISH の地域活性化の実績が評価されて、セラヴィーリゾート泉郷からも営業コンサルタント業務契約のオファーを受けたり、四季の森や地元不動産屋さんとも営業アドバイザーとして数件お付き合いしている。
八ヶ岳観光圏共生ビジョン懇談会委員も北杜市から委嘱され、これからは八ヶ岳山麓の地域活性化にも貢献して行きたい!

MORISH の移住相談を受け、この地に土地を購入された方はこの7年弱で70組を超える!
建設業、設備業、資材業、不動産業、行政の税収、働き世代の人口増加など、地域活性化に貢献している。地域経済効果は数十億になるだろう!
僕は、MORISH の地域活性化事業をマニュアル化して、過疎化で悩んでいる他の別荘地や田舎を、楽しく心地良い環境と地域に生まれ変わらせるお手伝いをしていきたい!
きっとそれがライフワークになるだろう。

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