八ヶ岳田舎暮し 移住のススメ MORISH COUNTRY

八ヶ岳での田舎暮らし支援。田舎暮らし37年の実績で移住相談、冬も快適な別荘デザイン&建築サポート!人生一度きりですよ!

起点もしくはきっかけ!

2011年01月10日 01時48分45秒 | Weblog
それは一冊の雑誌との出会いだった。

20歳で八ヶ岳の環境に魅了され、
いつかはこの地に別荘が欲しいと漠然と思い続けて9年目。
僕は20歳で入社した会社を29歳で辞めて、フリーランスのデザイナーとして
人生の新しい門出をした。
普通の日も自分の都合で休めるようになり、平日に出かけて八ヶ岳の土地を買った。
310万円の土地代は、貯金で払った。
でも、別荘を建てるとなると数千万はかかると思っていた。
雑誌に出ているログハウスなどがみんなそうした値段だったからだ。

ある日、このFIELD & STREAMという本に出会った。
特集「木の温もりと暮らす」とあって、色々なメーカーの物件を建てた方の記事が載っていた。
そして、あるPageに釘付けになった。
スウェーデン製の角ログのログハウス!アルブロー・スチューガン。
実は別荘を建てるなら角ログがいいと思っていた。


丸太のログは、見栄えはいいのだが、その分中のスペースは小さくなる。
そして、湿気の多い日本では丸太が暴れて隙間が出来ると、建てた方がみんな悩んでいた。
丸太のオーナーから、移住してずっと住むなら丸太でもこまめにメンテナンスをすればいいけど
別荘だったら丸太は辞めた方がいいよと。
近所のカナディアンログハウスのオーナーは別荘で使っていたけど、ログとの隙間が著しく、
別荘に来ると、家の中に鳥が巣を作ってそこら中に糞が落ちていたり、ネズミがぞろぞろログを伝っていたりで
着くなり、その追い出しと掃除で一日潰れるし、冬は、薪ストーブをガンガンに燃やして2日後にやっと保温し出すけど
もう帰らなくてはならないので、結局いる間は寒い思いをするだけとぼやいていた。

で、このアルブロー・スチューガン。当時ではこのメーカーのログはハイテクで最高のログハウスだった。
本の記事を読んでみると、資金計画表が載っていた。
土地はあるので、建物の資金ぐりをどうするのか、よく分かった。
おお!これならきつくないローンを組めるなあと、早々に八ヶ岳にあったモデルハウスへ出かけることに。
そして、そのモデルハウスがある場所が、ナンと原村で、しかも二十歳の時に泊めてもらった先輩の義兄の別荘の近くだった。
その義兄の別荘に泊めてもらって、「いつかは自分もココに建てるぞ!」と思った場所だから縁があるなあと思う。
見学したら、なんと無料で体験宿泊が出来ると聞いて、3日後に妻の両親も連れて出直した。
そして、とんとん拍子に話が進み、気がついたら11月に契約していた。土地を買ってからわずか2ヶ月後だ。


土地を買ったときには、10年後ぐらいに貯金がある程度貯まったら建てたいなあと思っていたのだが、
一冊の雑誌との出会いで、一気に夢は加速した!

この本との出会いがなければ、もしかしたら今も建っていないかもしれない。

チャンスが来たなと思ったら、理屈や建前は後回しにして、とりあえず「やっちゃう」事が大事だと思う。
これは、仕事でも日々の生活でも同じだと思う。
「やっぱりやっておけばよかった」は後の祭りなのだ。

このFIELD & STREAMは今でも大事に取ってある。
ある意味僕らのmilestoneである。

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