続・凹凸~くだらない日々は続く

ヲタク話題だったり、猫話題だったり、愚痴だったり。人にとってはどうでもいいような日常話題あれこれ

白いひつじSS

2011-06-25 22:36:25 | 白いひつじ断片SS
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 連日日記になりそうですが。
 今日も主に白いひつじネタばかり。
 そして、今日は2話UP。熱いうちに、出来上がったものをね(苦笑)。
 一話はここの所別頁で掲載している続きで、一話は短い読みきりをこの日記上に。エロ傾向です。イチャエロです。自分的に、昔どこかで使ったようなネタを使いまわしている感じです。
 というわけで。

 まずは、つづきもの。
 今回で完結。
 ちなみに、次回UPする予定のお話は、時間の流れ的にこの話の次な感じ。鳥貝ちゃんの大学入学式のお話になります。

<オリジナル話1>
*****歓迎会の夜<3>*****

 で、日記上にUPするのは、百合子さんと鳥貝ちゃんのイチャエロ話です。年齢制限つけるほどダイレクト表現はありませんが、エロ目です。
 原作は大学入学前の鳥貝くんのお話なんですが、このエロ話は、百合子さんと鳥貝ちゃんが付き合いだして結構経ってから(1年くらい?)を想定。かなりラブラブにて。

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<オリジナル小ネタ4>
『もしも兄妹だったなら?』
「ちょ、まって、まってくださいっ、」
「やだ。」
 ほぼ毎度のやりとり。ベッドの中での。
 月に2、3度、百合子は寮に泊まる。と、いうより、最近はもっぱら鳥貝のベッドに泊まる。月に2,3度という頻度は、百合子にとってはとんでもない我慢を強いられる期間らしく、泊まるたびに、毎度こういう状態に持ち込まれる鳥貝だった。
 ちなみに、その頻度を決めたのは鳥貝。百合子が鳥貝の部屋に泊まるということは、つまりそういう事をしているという明白な証であり、百合子が泊まった事はどうしても他のメンバーに知れる事だから・・・・・・恥ずかしい、との鳥貝の譲歩に譲歩をした上での頻度だ。本当なら、部屋でそういう事はあまりしたくないとも思う鳥貝だったが(だって、壁一枚向こうには、他の人間がいるのに)、百合子の要求を拒みきれないし・・・・・・鳥貝も、なんだかんだ云っても、百合子の胸の中で幸福を感じるのは確かだったから。
 溜まりに溜まった欲望を一度吐き出した後も、百合子は鳥貝を求めてくる。一度だけでは収まりがつかないらしい。いつも鳥貝が意識を失う寸前まで百合子は鳥貝を翻弄する。
 体が訴える欲望と、心が訴える渇望を、共に満たしきるまで、百合子は鳥貝を求める事をやめない。
「まって欲しかったら、毎日とは言わないが、週末ごとにしよう。」
「だ、だめです。」
「いいじゃん。他のヤツらだって、頻繁に外で欲望満たしてるのに。」
「でも、でもっ、ここは寮です。他の人だって、女性を連れてこないのに、わたしだけが・・・・・・、」
「男を連れ込んでる・・・・・・?」
 くすっと笑う百合子に、鳥貝は火照った顔を更に赤くする。
「な、なんか、いかがわしい言い方、」
「その通りだもーん、春海はやらしい女の子。」
「っ!」
 誰がそうしてるんですか! とは、思っていても言えない。否定もしきれないし。
 ベッドの中のそんな会話は全て睦言。幸せのひと時の戯れ。
 鳥貝を後ろから抱きしめて、百合子は幸せそうに喉を鳴らす。触れ合っている部分の温もりが、幸せそのもの。
「じゃあ・・・・・・、」
 低い声で百合子は鳥貝の耳に囁く。
「おれの部屋に来いよ。週末ごとに、くればいい。」
 耳に吹き込まれる熱い息が、鳥貝をぞくりとさせる。
「だって・・・・・・、百合子さん、自宅だから・・・・・・、」
「構わないさ。おれの家族は皆、おまえを気に入っている。公認だろ、何してたって何も言いやしない。・・・・・・ま、できるできないの部分ではうるさいけどね。産科医だし、一応。」
 鳥貝の体を探りながらそんな事を言う。
「できれば、おまえをここから連れ出して、おれの家に連れて行きたいくらいなのに、」
「っ・・・・・・ご家族が住む家で、こんな事、できません・・・・・・、や、あ・・・・・・、」
 百合子の指先が鳥貝の敏感な部分を弄ぶ。彼女の弱点を押さえた巧みな動きに、鳥貝の意識はさらわれそうになる。
「ほんとうに・・・・・・、」
 鳥貝の体が自分の腕の中で反応する様の可愛さに、百合子はうっとり目を細める。彼女の中でなら、何度でも桃源郷を感じられそうだ、と思う。
「おまえの事、もっと早くに知ることができてたら、」
 百合子の久しぶりに聞く後悔を含ませたような言葉を、鳥貝は敏感に感じ取った。けれど、そこに続く言葉を予想できないでいた。夏目を救えたのに、と続きそうな内容であるけれど、多分、そういう鳥貝を落ち込ませるような事をいまさら云う男ではない。
「この体をもっと長い間、堪能できていたのに・・・・・・、」
 聞いた瞬間、力が抜けた鳥貝だった。
「・・・・・・や、もう・・・・・・百合子さん、何考えてるんですか・・・・・・、」
 百合子を非難しようと、体をよじった鳥貝だったが、顔を背後に傾けた途端に唇を奪われていた。そういう事も、既にいつもどおりの流れと言える。
 ずっと続けていたくなるような、心地よいキスを味わった後、百合子はくすくす笑って言った。
「なぁ、今思った。IFの話、」
「IF?」
 腕を離し、少し体を離した百合子の意図通り、鳥貝は体を反転させて、今度は百合子と向き合って抱き合った。目が合う。百合子が笑っている。
「おまえが、鳥貝の家に養子にいかずに美羽子さんの元で育ってたら、どうだっただろうな、って。」
「鈴木春海になってた?」
 素直な鳥貝の反応に、百合子はぷっと笑う。かわいすぎる、と呟いて、きゅっと鳥貝を抱きしめる。
「夏目の妹として普通に暮らしてたらさ、おれとおまえ、どうなっていたと思う?」
 夏目と美羽子さんの生活ぶりがどうだったのか、おおよそ聞いている。でも、そういった想像力が豊かとは言えない春海には、堅い答えしか用意できない。
「兄さんにとって百合子さんが弟だったみたいに、私にとってもうひとりの兄さんになってた、とか。」
「おれは、男同士だからこそ、夏目を慕った。あの人の懐の深さに甘えて。でも、おまえのことは、多分、普通に好きになってたな。妹じゃなく、女として。千早ができた時点で、妹とおまえの違いをはっきり認識できたと思う。」
「そ・・・・・・そう、かな。」
 あまり想像が働かず、鳥貝はただ恥ずかしくなる。
「おれは、しつこい自信があるからな。きっと、美羽子さんやうちの親に交渉して、おまえの将来をもらう約束してそうだ。」
 笑い含みの声で、そうやって続ける。
 正面を向いて抱き合った体に、声の振動が直接伝わって心地いい。
「それで、12、3の頃に、おまえを食べつくしてそうな気がする。」
「・・・・・・っ、ケダモノ・・・・・・、」
「早くはないだろ。世の中もっと早いヤツもいる。将来を約束した上なんだから、文句はあるまい。・・・・・・12のおまえか。ロリコン趣味はないつもりだけど、おまえだったらいいな。かわいかっただろうな。」
 すぎていった時をやりなおす術はないけれど。こういう想像をめぐらせるのは楽しい。
「で、兄さんに怒られるの、百合子さん? ぼくの妹に手をだしたな、って。」
「や、夏目は苦笑して許してくれそうだけど。おまえが嫌がってさえなければ。」
「え~~?」
「なんだ、夏目に反対されたかったのか?」
「そうですね。そういう修羅場も楽しかったかも。滅多に怒らない兄さんが、わたしの為に怒ってくれる、なんて、快感じゃありません?」
「あぁ、確かに夏目は滅多に怒らなかったけどな、おれにも甘かったから、それはないと思うぞ。」
「・・・・・・兄さん、百合子さんを甘やかして育てすぎたんですね。その結果がこれ・・・・・・、って、きゃぅ、」
 百合子が肩に噛みついてきた。もちろん、甘噛みではあるけれど。しかも、鳥貝をより強く抱き寄せて、鳥貝の滑らかなおしりを掌で弄ぶ。
「今、夏目が生きていても・・・・・・怒ったと思うか?」
「・・・・・・ちょっと、手が・・・・・・、百合子さんの、ばか・・・・・・やっ、」
 百合子の質問にこたえるどころでなく、自分の体を這い回るその手の動きに意識を集中させてしまう鳥貝だったが、百合子の問いかけに対する答えは、頭の中で出していた。
 百合子の手の動きが本格的になってきて、いつしか体を割って入り込んでくる百合子を受け入れながら、鳥貝は幸福を感じた。
 そうして、めずらしく鳥貝が百合子の上で精根尽きたあと、百合子の細いけれどしっかり筋肉のついた胸に頬を預けながら、ささやくように云った。
「・・・・・・わたしを不幸にしない限り、兄さんは怒ることはないと思います。だから・・・・・・ずっと幸せで、いましょう?」
 百合子は声なく笑って、強く鳥貝を抱きしめた。
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 ふたりがイチャついている間、同居猫のノーラさんはどこにいるのでしょうかね。多分、ソファの上か、鳥貝が買ってあげたノーラさん用ベッドの上かでしょうか。
 ちなみに、ノーラさんは私の勝手なオリジナル設定なんですが、夏目が拾った猫となっています。
 夏目が自分の病気を知る前に、寮の庭先に姿を見せるようになった野良子猫のノーラさんと仲良くなり、いつの間にか寮の住人(猫)になっていた、というような感じで。ミス・ノーラの命名は百合子ですが。勿論?野良から来ています(笑)。外見は、高級住宅街の野良猫だけあって、高級猫チックです。やや長毛の三毛っぽい感じ。
 住人になってから、夏目の部屋に上がりこむようになったものの、基本出入り自由。勝手口と夏目の部屋(今は鳥貝の部屋)のドアに猫ドアが取り付けてある設定です。そのためか、夏目の入院中は他の寮生たちや百合子がが世話をしていたにも関わらず、夏目の死後、それを悟ったように、一年程姿をくらましていました。夏目の一周忌が終わる頃、再び姿を現して、今は鳥貝の同居人(猫)になっています。
 無駄なオリジナル設定失礼。
 やはり、動物が登場する方が癒されるので。
 もひとつ、どうでもいい設定。ノーラさんは鳥貝が部屋に住むようになってしばらくしてから、3匹子猫を生んだことになっていますが、一匹は鳥貝の自宅に、もう一匹は大学の知人に、そしてもう一匹は百合子の家にもらわれました。百合子の家に貰われた子は、愛犬ターシャさんの子分になって、すくすくと育っている模様。百合子の妹、千早ちゃんのたっての希望でした。百合子も、妹には無条件で甘い。というか、妹の前ではいい兄仮面をかぶっていそう。
 と、こんな感じで妄想漬けるの日々でした。

 さぁて、明日も元気なら連日日記になるかしら。妄想が活火山状態。


※ウェブ拍手ありがとうございます!
 昨日深夜下さった方、本日夜くださった方。
 何に対してくださったのか分かりませんが、ありがとうございます。
 貴方がたの住む地域では真夏日になっているでしょうか?
 水分補給を怠ることなく、健康に気を配ってくださいね。あと、食あたりにも要注意ですよ(私が今日危なかった^^;)。
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