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アバター

2010-03-01 | 映画

story~元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の衛星パンドラで実行される“アバター・プログラム”への参加を要請された。パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に意識を送り込むことで、息をのむほどに美しいその星に入り込むことができるのだ。そこで様ざまな発見と思いがけない愛を経験した彼は、やがて一つの文明を救うための戦いに身を投じていく…。

『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が描く、想像を超えた新たな世界で繰り広げられるエピック・アクション・アドベンチャー。構想14年、製作4年。キャメロン監督のイマジネーションに、ようやく映像テクノロジーが追いついた結果、ついに製作が始まった本作。この映画のために開発された革新的な技術により、登場キャラクターの感情や感動的なストーリー展開が圧倒的スケールで描き出される。

少し大げさな、宣伝と爆発的人気があるらしい「アバター」

青い人と戦い。3Dという。予備知識のみで。他に、見たい映画がなかったから、たまに、おしゃれして街に繰り出さなきゃなあ~という不純な動機で。観た。

3Dの映像は、新しい映画の楽しみを発見できます。でも、…ちっと乱視にならないかな?あと、300円高い。まあこれはその分の価値がある。眼鏡の方は。コンタクトにして観た方がいいかも…。

さて、あ~。これ、宮崎アニメ!もののけ姫。風の谷のナウシカ。天空の城ラピュタ…。ええ~。なんと、エヴァンゲリオンまで。

日本のアニメが現代の映像技術を結集して。リアル感覚に映像化された作品。であろう。人の真似が得意だって、日本人はいわれ続けてきたけど。逆もありだな。

後半。色鮮やかな竜に乗って飛ぶ先住民が弓と矢で、重厚な爆撃機やロボット兵器を迎え撃つ、ファンタジーと西部劇、SFと戦争映画。凄絶に繰り広げられる。ハリウッドらしいスピーディな展開。

だけど私が好きなのは、前半のもろファンタジーの世界。

人間性や自然環境の本質を問う物語に身を委ね、 資源の豊かな星に目を付けた強欲な人類によって企てられる、先住民の制圧。彼らと人間のDNAを組合せた分身を使って送り込まれた男は、やがて任務に疑問を抱く。身体からアバターへのリンク、先住民との絆、生態系との調和。「繋がる」ことで生に目覚める主人公は、あまりにも利己的な人類に反旗を翻す。普遍的な神話に基づくストーリーの骨組みに盛りつけられた豊穣なイマジネーションに、息を呑む。極め付けは不意のビジュアルが、空間設計の行き届いた異世界で見事に融け合っている有機的なアバターによって別次元へといざなう心の旅~eiga。com

なんでも征服しようとする知的レベルの高い人間というエイリアンのおぞましい姿。

先住民の自然と融合した心の清らかさ。美しい深海のごとき森でくらす。マザーツリー。生命が繋がっているエネルギー循環。源。感じること。人も、動物も。みな同じ。そういう世界の中で、ふれあい、思い、愛し合うこと。

普遍的って、いうのは神話じゃなくって。「生きる」ってことじゃないの?

人は、生物は、地球は、宇宙は。生きている。

神々の物語なんかじゃなく…。

そんなふうに感じている。



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