発見された資料を基に太陽の塔の全てを解説
永久保存が決まり、1995年に補修工事を終えた「太陽の塔」の全てを解説。初公開となる初期スケッチや写真、説計図などを用いて、岡本太郎が太陽の塔に込めたメッセージを探ると共に、失われてしまった太陽の塔内部展示を誌面上にて再現。詳細な解説と、ビジュアル両面から岡本太郎の代表作に迫る。また、美術界や建築界の著名人から寄稿をつのり、太陽の塔が持つ価値を再確認する。
とにかくすごい。太陽の塔スケッチから設計図。塔の誕生~軌跡すべてがギュッとつまった1冊。expo70。
1,地下展示・過去~根源の世界
暗黒から無数の球の輝き命の生まれる前の<カオスの道><雷光の空間>を通って<いのち>へDNA(いのちのことば)、タンパク質(いのちのからだ)、ATP(いのちの火)多くの物質を生み出し、群像(ヒト・家族)という<生命のうた>、
そして、<自然>の一員である人は<未開の痕跡>に使者へ思い、悲しみをおそれといった心を留める。
<心の森>知恵~道具の森、祈り~神々の森、出会い~人間の森
2,塔内展示・生命のエネルギー
生命の樹~40億年の生物進化の足取りは天空に枝をはる大樹
その生命力は限りなく未来に向かって吹き上げる。
3,空中展示・未来~進歩の世界
<宇宙>人類が宇宙に飛び出した新しい未来への一歩。
<人間>未来を作りだす人間の本質可能性
<世界>人間、世界は一つの宇宙、実在は矛盾との調和
<生活>未来都市の姿。時の流れと共に成長、変化、代謝する。
4,地上展示・現在~調和の世界
太陽の塔を中心に世界の人々が集う現代という空間
太陽の塔の全容って壮大なスケールなんだぁ。驚きと感動のビジュアル本。
外観しか知らなかったから。底知れぬパワーとその意味するところを知り、その全容と世界観に圧倒されました。
太陽の言葉より(岡本太郎語録)
・誤解~大いに結構。理解したといっても、自分の持っているカードと相手のカードが合って、納得しただけじゃないか。理解できないところから、俺は一体なんだろうと考え、それが、人間の血となり肉となる。それに、日本人は外国人にワンダフルといわれそうなものばかり作りたがる。僕はそれを、ぶち壊そうとしているのだ。
・テーマは、意味はなく進歩と調和。僕は両方反対。話して人間は進歩したのか、していないのか、情報産業時代になり、盛んに進歩を唱えるが、はたしてそれが人間的に進んだことなのか、逆に意味のない矛盾の中に飛び込んでいくのか。
調和といっても、日本の常識的にいうと、お互いが譲り合うことですが、結局後にわだかまりが残り、伸びるべきものも伸びない。僕はむしろ逆に対立し合って、自分を主張し、相手にも相手を主張させて、互いに異質同志が対決し合宇事によって、非常に高度な時点における調和という物があると考える。
進歩と言うより、根源の世界に力を入れ、地下・地上・空中と3つのスペースに分け、、地下には人間そのものの根元的世界を現出し、それを踏まえ未来を投影する。未来というものは実際にはないんであくまでも現在であり、過去といっても現時点から眺める過去だから、この過去・現在・未来は、中間に回転するものだと考える。
・未来なんていう言葉を聞くとぞっとする。過去も現在も何も決定していないときに、未来なんていわれると。
・日本人が日本の文化を協調したいなら外国の模倣や過去にあったものであってはならない。日本的といわれたものを否定して新しい物を作り出そうというのが、現時点の私の態度だ。
本当に生きようとすれば、自分を捨てて戦っていくよりない。自分を越えて、全社会と対決するのでなければ、全人間的充実感は湧いてきません。身を危険にさらして、アクション、行動を起こす。そうして初めて、社会が生き、個人が生きるのです。
・本職?そんなものありませんよ。バカバカしい。もしどうしても本職って言うんなら、「人間」ですね。
お久です^^
今日 復活して ご挨拶にやってきたら・・・
あらら 太陽の塔♪
実家が比較的近いところにあるから 見慣れた風景の一部
みたいな 太陽の塔でした
“進歩と調和”って よく聞いたけれど
岡本太郎さんの考えって そうだったのか・・・と納得
変わらず 素敵なmintちゃんの紹介でした
また、あやちゃんちのお庭を拝見できるのですな!!
これはこれは誠に素敵な事であります。
この本すごかったぞ!!
いまの太陽の塔。ちょっと寂しげだよね。
とにかく、すごかった。。。