こうの史代原作の映画化
原作はあっさりした叙情詩的マンガだが、俳優の演技力と原爆投下後13年の広島のまち、現代の東京、広島の街、夕凪、桜の映像と空…映画ならではの風景と心理描写によって、より静かに感動できました。
何でも静かな会話に、被爆者の苦しみと幸せを願う気持ち…。被爆2世である、現代のななみの心情が対比して、涙が自然にあふれ出す作品。
泣かそうという作品では無いのですが、普通の人間の一生懸命生きる姿、原爆の苦しみを話そうとはしない被爆者。辛すぎる過去に口を閉ざすも、何かの折には、偏見と闘わなければならなくなる…。
原作で、広島弁が煩わしく、読みにくかったが、映画となり、俳優の声で表現されるのはいい。とても素敵に感じました。
いままで観てきた映画の中では上位の方です。
映画館でも涙があふれだしした。
DVDでも繰り返しみましたが毎回泣けます。
とてもいい映画だと思います。
お気に入りです♪
じーんと心にひたひたと押し寄せる感動が…
邦画の良さが出ている作品ですね。