小川糸「食堂かたつむり」 2008-10-05 | 小説 失ったもの:恋、家財道具一式、声 残ったもの:ぬか床 失恋し、何もかも失った倫子が故郷に戻り、実家の物置を改造し、食堂かたつむりをはじめる。お客は1日1組だけ。メニューは、お客さんの話を聞いて、すべて一から作り上げる。 ちょっとできすぎの話でもあるけど、食べることは命であるし、命をいただくんですよね。 だから、鳥をつぶす場面も、なんと大切に飼っていた豚を殺す場面もあるんです . . . 本文を読む