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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

「赤い蝋燭と人魚」

2008-10-13 | 絵本
大正10年の発表以来、繰り返し読み継がれ、多くの画家の挿絵にも描かれてきた小川未明の名作童話。酒井駒子の情感豊かな、ざらざらした油絵タッチの絵をつけて、新感覚の絵物語に仕上った。    わが子だけは明るいにぎやかな人間の街で育ってほしいと、冷たく暗い北の海に住む人魚の母親は願い、子どもをお宮の石段に産み落とす。その赤ん坊を拾ったのは蝋燭(ろうそく)つくりの老夫婦。 . . . 本文を読む