川端裕人「今ここにいるぼくらは」 2008-10-20 | 小説 センシティブに描く、傑作少年小説!里山に虫を追い、星空を眺め、川は冒険の舞台だった。友達関係に悩み、未来に思いを馳せた。だけど、心にぽっかり開いた穴が時々囁きかけてくる少年博士を主人公に描く、心にやさしく響く少年小説。 Ⅰ ムルチと、川を遡る 小学1年。世界は家を中心として上流下流それぞれ200mだった。 粗暴なムルチ小学5年生3人組の川の始まりを見つける冒険。ひどく落ち . . . 本文を読む