昭和33年、フランキー堺の主演でテレビドラマ化され、戦争責任・犯罪とは何かを日本人に問いかけ、強い衝撃と感動を与えた『私は貝になりたい』。普及の名作はその後、映画化、テレビ化が繰り返されている。その原作(題名・遺書)となった加藤哲太郎の巣鴨獄中手記「狂える戦犯死刑囚」や「戦争は犯罪であるか」等と共に獄中から家族に宛てた手紙22通を収めた本書は、今なお古びることのない昭和史の貴重なドキュメントであり . . . 本文を読む
普段何気なく過ごしている生活ですが、暦を見ると実はさまざまな行事やお祝いがその日におこっています。「昔ながらのにほんの行事」は、日本独特の季節感や価値観など何かしら意味があり、そこには深い意味があります。本書は、ただ過ごしてしまう1日から、「こころに節目」をつけながら充実した暮らしに変えていただけるような内容になっています。
第1章 1月から12月からの季節の行事第2章 0歳から101歳の家族の . . . 本文を読む
主人公・光源氏の恋愛遍歴から、絶妙なくどき文句、衣食住のしきたりや登場人物にまつわる謎、物の怪伝説まで、物語が書かれた時代背景を随所に盛り込みながら、一味違う楽しみ方を教えてくれる。誰もが<知っているようで知らない>長編物語の世界を一気読み。
とにかく関係図や年表をふんだんに使って、様々な角度から、源氏に迫ります
1章…登場人物
恋の駆け引きでわかる人物キャラクター
2章… . . . 本文を読む
人気コミックエッセイ『ダーリンは外国人1,2』ですっかりお馴染みのトニー。本書は、言語マニアのトニーによる、初の書き下ろしエッセイです。トニーオリジナルの幸せの秘訣と哲学を、流暢な日本語で深くやさしく紹介します。「幸せ」って、ひとりひとりが大事に育てていくものらしい。水をやったり陽に当てたり、肥料を工夫してみたり。トニーの栽培の秘密、ちょっぴり教えちゃいます。
芽の章
「嫌い」は禁止
ほど . . . 本文を読む
これは1996年の晩夏、受け入れ態勢が整っていない著者リチャード・ミニター一家に舞い降りてきた、深く心に傷を負った驚くべき少年をめぐる実話である。
少年がミニター家で過ごした最初の一年、彼の成長、少年が否応なしに一家と自分自身にもたらした変化の波の物語。動物、伝説と暖炉の炎、そしてハーバーという名の特別な福祉プログラムの物語ということもできる。
5人の子どもを育て上げたベテランを自負するミ . . . 本文を読む
近年、国際化、グローバル化が盛んに唱えられ、欧米流の生き方、考え方が日本人の間にも大きく浸透してきている。そのせいもあってか、残念なことに皮相的な利己主義も蔓延ることになってしまった。かといって、かつての日本の農耕村落共同体的な価値観に戻るのも難しい。本書では、個人主義は本来、利他主義であり、他人と和んで快適に暮らしていくためのものであるとし、日常のさまざまな疑問から出発し、具体例に即して考え、西 . . . 本文を読む
東京・九段の靖国神社に立つ「大村益次郎」像の建立に力があったのは、加賀前田家の「猪山成之(しげゆき)」という一介のソロバン侍だった。幕末の天才軍略家と一藩の会計係の間に、どのような接点があったのか。「百姓」から軍略の才一つで新政府の兵部大輔に上りつめた大村と、ソロバン一つで下級武士から150石取りの上士にまで出世した成之の出会いは、いかにも明治維新を象徴する出来事だが、著者は偶然発見し . . . 本文を読む
ヘルシーで豊かな食生活を支える野菜の履歴書からだにやさしい秋冬野菜!茨城・総和の霜降り白菜、山形・風間の山形赤根ほうれんそう、群馬・富岡の下仁田ねぎ、鹿児島・桜島の桜島大根、岡山・芳井のごぼう、鹿児島・知覧のさつま芋、北海道・今金の男爵など秋・冬においしい野菜215種を一挙収録!栄養成分図表を掲載<本書の特色>●手に入る野菜215種を収録野菜の「旬」と産地を知り、その伝統的・地方色豊かな食べ方を、 . . . 本文を読む
~ぼくらの時代のメディア・リテラシー
メディアと情報の洪水のなかで、ぼくらはなにを疑い、なにをどう信じ、考えていったらいいんだろう? いま子どもたちに、若い人たちに、そしてわれわれ大人にとって切実に必要で、もっともビビッドなメディア・リテラシー。 森 達也1956年広島生まれ。テレビディレクター、映画監督、作家。98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表、ベルリン映画祭に正式招待される。ま . . . 本文を読む
不幸のどん底にあったマルティンは、巡礼中の老人の言葉に生きる気力をとり戻す…。表題作のほか「火の不始末は大火のもと」を収録。遠い時代の人だが、私たちの身近にあることが書かれている。いま、トルストイがおもしろい!
2作品共に人のあり方生きていく上で大切な「愛」について、わかりやすく書かれています。
・愛あるところに神あり~
孔子の論語「仁遠からんや、我、仁を欲す . . . 本文を読む
作家・小川洋子、臨床心理学者・河合隼雄の対談集。
1章~魂のあるところ(2005年12月)、
2章~生きるとは、自分の物語をつくること(2006年6月)
二人のルート~少し長すぎるあとがき…小川洋子の3つの構成から成り立っています。
いくら自然科学は発達して、人間のしについて論理的な説明ができるようになったとしても、私の死、私の親しい人の死、については何の解決にもならない。 . . . 本文を読む
人の信用を克ち得るかどうかは「言葉の品格」にある。 言葉を磨く最良の方法をていねいに手ほどきする、美しい日本語入門!
言葉には、話し言葉と書き言葉があるが、品格ある文章を書く人は、すなわち上品な話し言葉を使う人である。言い換えれば、大切なのは日常の会話。
言葉は磨くことが出来る。毎日の積み重ね、地道な努力。
時々刻々に反省をし、意識をしていないといけない
「言葉は人なり」 . . . 本文を読む
音楽、ファッション、銭湯背景画、1/fゆらぎ…。人はなにを気持ちよいと感じるか? 米原万里、三枝成彰等ゲストと、酒を飲みながら考える「玉村サロン」の談論風発を収録。99年刊「下戸の酒癖」に続く第2弾。
米原万里・ロシア語通訳。エッセイスト
~愛すべきロシア蒸留社会の真実。ロシア人はなぜエリツィンが好きなのか?
ロシア人は人生の理、現実の出来事、あらゆる事を酒によって、つまりウ . . . 本文を読む
最も割に合わないビジネスが何故成功したか?里山という一番効率の悪い中山間地域で何故ワイナリー&レストラン経営に成功したのか。著者自らの体験で語る、愚直で素朴なビジネス観こそ、グローバル化の嵐の中の有効な処方箋である。
広大なる田野を讃えよ されど狭き田野を耕せよ ~ヴェルギリウス「農耕詩」より
玉村さんの最近の著書。2004年に長野東御市にオープンさせたヴィラデストワイナリー . . . 本文を読む
詩人・哲学者・蕎麦打ち職人が、食や文化、さらには自然や美・表現について縦横に語り、山里の暮らしから現代の人間の生き方や在り方を問いかける。地産地消のスローフード・スローライフ
北沢正和(長野県在住、蕎麦・創作料理の店「職人館」館主、しなの文化研究所代表)
太田政男(長野県生まれ、大東文化大学教授)
内山節(東京生まれ、群馬県上野村と東京の2重生活の哲学者)
谷川俊太郎(東京都、詩人)
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