本を読もう!!VIVA読書!

【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『心に太陽を唇に歌を - 未来に生きる君たちへ』 藤原正彦

2007年05月08日 | 児童文学・ライトノベル・子供向け


心に太陽を唇に歌を.jpg

 

藤原正彦氏のすばらしい小説が出されました。大変注目が集まっているようでうれしく思います。大型本でわずか56ページ、1260円だそうです。 “だそうです” というのは、まだ私は手に取っていません。


ただ、アマゾンの解説や、以前ご紹介した拙文 『古風堂々数学者』 のアマゾンでの書評を見ますと、その中に含まれている 『心に太陽を唇に歌を』 と同じ作品ですね、きっと。今、手元にないので確認できませんが…。

私は、“古風堂々数学者” の紹介文の中で、こう書きました。



どの内容も鋭い洞察に基づいた、刮目に価するものなのですが、特に最後の「心に太陽を、唇に歌を」は是非お読みいただきたいものです。本書全体が210ページほどで、その短編小説に40ページが割かれていますが、その章だけでも本書を読む価値が充分にありそうです。




それにしても、同じ作品が、“単行本” と “文庫本” とさらに本書とすべて出版社が違うことがあるのですね。講談社と新潮社と世界文化社…。よくあるのでしょうか???


すばらしい小説ですが、“古風堂々~” に含まれていますので、お子さんにプレゼントでもするのでなければ、文庫でもいいかなと思いまして…。ご存じないまま購入を考えていらっしゃる方のために、あわてて取り上げてみました。




心に太陽を 唇に歌を

世界文化社

 詳  細

古風堂々数学者

講談社

詳  細

 

古風堂々数学者

新潮社

詳  細   

 副題が司馬遼太郎氏の  “二十一世紀へ生きる君たちへ” とそっくりで…。


 ブログランキング 

いつもいつも本当にありがとうございます。

応援のクリックをしていただけるとありがたいです。

上との差が詰まりませんが、がんばります。よろしくお願いします。
 
↓↓↓

(4位)

にほんブログ村 本ブログへ (1位) 


http://tokkun.net/jump.htm 【当教室HPへ】

 ブログランキング     
  
  



 



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (milesta)
2007-05-09 10:03:09
藤原正彦さんは小説も書かれていたのですか。まぁ血筋からしたら驚くことではないかもしれませんが・・・。
ご紹介の本の詳細を見てみたら、自伝的な小説なのですね。これは子供にもよさそうですね。私も読んでみたいです。

昔の道徳・国語の教科書に載っていたお話を集めた本に「心に太陽を」という物語が載っています。「心に太陽を・・・、くちびるに歌を・・・」はドイツの詩だそうですね。(TBさせてもらいます。)
返信する
藤原氏の子育て (bucky)
2007-05-09 10:46:24
おっはよーございます!(今日も?元気??)
唯一定期的に購入している雑誌『ミセス』で、しばらく藤原正彦・美子夫妻の子育てに関する対談が連載されていて、たいへん好評だったようです。
『国家の品格』の考え方をご自分で体現している、というか、独特の考え方で、今の私たちにはなかなか真似のできない子育てだな、と思いました。
お子さん達は既に優秀な大人に成長されたようです。

まあ、やりとりを拝見していると、むしろ奥さまが「普通じゃない」という感じ(笑、優秀だという意味でです)でしたが。

ちょっと話が逸れましたが、この本の紹介、私も何かで読んで、気がついたら買おうかな、と思っていたので、相変わらずタイムリーな記事に感謝です。
返信する
知りませんでした (Dan)
2007-05-09 11:56:01
藤原氏が小説も書かれていたなんて知りませんでした。
このコメントを書き終えたら、早速アマゾンへ。
藤原氏のエッセーは読んだことがあって、藤原氏のキャラクターも強烈ですが、奥様の存在が素晴らしいですよね。
VIVAさん、先日からいろいろとアドバイス、有難うございます。
塾の国語の先生は専任の先生じゃなくて、お忙しそうなので(いろんな教室へ行かれるので、先生自身が捕まらない)、やはりここは親の登場でしょうか。
ああ~、また叫んじゃうのかな~。
昨夜も漢字の練習をしていて、とんでもない当て字で書いてくれちゃって、「意味を考えれば書けるでしょ!」と言ったら、「ちゃんと意味は考えてるよ。」だって。
ほぉ~、あなたの頭の中、見せて欲しいわね。
返信する
milestaさん (VIVA)
2007-05-09 12:52:39
そうなんです。藤原少年が小学生だったころの物語で、深く感動しました。
返信する
Mrs.Bucky (VIVA)
2007-05-09 13:13:50
 こんにちは!!! 負けない元気で!へへ。

まぁ、それぞれのご家庭でいろいろな考えや状況は異なりますから、いいな、とかできそうだなと思うところを参考にして、自分なりに取り入れてみる、ということでよろしいのではないかと。偉そうにすみません。

だって、“普通じゃない”度なら、buckyさんだって負けてないでしょう。(ほめてるんですよ。怒らない、怒らない)
返信する
Danさん (VIVA)
2007-05-09 13:23:56
ええ、この本はどういう作りになっているのかわかりませんが、小説の中身はすばらしいと思います。とても現代では想像しかねる学校の様子です。


ところで、困りましたね。そんな塾なんか~、って言いたいけれど、無責任ですから控えますが、もう少ししたら父母面談があると思いますがいかがでしょうか。その時に聞くのでも良いのですが、できれば正式に『国語に関して相談がある』 と言って、面談を申し込まれることをお薦めします。

国語を伝えておけば、誠意のある塾であればちゃんと前もって、Danさんjunior の国語について、テスト結果などしっかり分析してくれるはずです。たとえ国語の担当が同席していなくても、情報を得てくるはずです。

それが適わないようなら、思い切って…、です。
返信する
これらの本は読んでいないけれど、こんにちは (街中の案山子)
2007-05-09 16:18:52
私は、以前のみんながそう名前を知らないときから、時間があるし、ちょっと手ごろな本を、という時、彼の新書本をつい手にとるタイプでした。数学ではついていけないけれど「数学者が書くエッセイ」は大丈夫かなと思って。
読みやすくて便利なのだけれど、どの本にも共通して感じることは、留学先のイギリスや、知り合いの高名な学者先生の話を引き合いに出すところ。まだ留学が珍しい時の体験を書くことは、珍重されるだろうっていう匂いを感じ、人物的には、少しマイナス、そのくせ文章が洒脱だから好き、そういう評価でした。
その後「国家の品格」で超有名人になり、天皇制で持論(旧皇族を復活させても絶対に男子でなくては意味がない)をきっぱりと主張しておられた氏をテレビで見て、その後は本を手にしていません。
ユーモア、実は好きだったのだけれど…。
返信する
街中の案山子さん (VIVA)
2007-05-09 18:07:39
そうですか。良い本だと思いますので、気が向いたらお読み下さい。私は大変好きな一冊です。
返信する