降って来るもの

写真と散文とぽえむ

誘惑の

2020-01-28 13:42:19 | 詩19

      誘惑の

 

僕が居なくなれば

当たり前の様に

詩魂を塗り込めた

此の二十余冊の僕も消える

 

有りの儘のそれで

多分正しい仕舞い方に違いないが

僕の情の一焔が淋しさで揺れる

せめて

生きて在った年月と日時の

ほんの一片の形や

ほんのひと欠片の匂いや

ほんのひと滴の愛の重さやを

傍に置いてくれるHITOを

傍に置いて

ひと塊りの仄かな気配を感じてくれるHITOを

見つけ出したくて

その度に僕は

誘惑の詩ko.to.ba.を引用するのだ

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納言師㈦

2020-01-28 07:18:11 | 詩19

      納言師㈦路草

 

半世紀以上の月日を費やして

何とか(今だ何とかの手応え・・)

思念をko.to.ba.に託せる様になった

(大甘の評価して、少しは・・だが)

文字数に魅かれて

(みそひと文字に溺れた)

随分と路草を食べたのは

きっと、必要な時間の量だった

(けれど、如何せん)

読む堆積が決定的に不足して

なかなか土台が固まらなかったのだ

今でも、不平不満と不安は

表裏一体に有るけれど

こんな風に円滑にペン先が走るのは

自分の器なりの

到達点には着いたのかも知れないと

自己査定をし

(まるで自画自賛と言うより他ないが・・)

日毎夜毎に降って来る彼是を

臆面もなく

ANATA方に掲げているという次第だ

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珠玉を

2020-01-27 22:33:46 | 詩19

      珠玉を

 

アナタには

時空を超えて持ち合わせる

”TOKIの宝物”が存在しますか?

 

正倉院の御物のようには

取り沙汰されるべきもありませんが

考えてみれば

想いを廻らせてみれば

 長いようで短く

 遙かのようで束の間の

一生というHITOの始終の間に

産出される珠玉を・・

 

質量や品質や質感などに

些かの差異はあっても

 夫夫には唯一の

光輝を放つ鉱物を、好物を、幸物を

 

アナタは生きて在る途上で

 慈しんでいますか?

イノチを巡る旅の途次で

 邂逅する幸運を掌にしましたか?

旅の行先を指し示すアナタの羅針盤を

 抱えていますか?

途方もない日々の中で

 アナタの灯を養っていますか?

 

現れては消え

立ち止まっては斃れる

 生死を数珠繋いでゆく一個のRINGに

その侘しさと儚さと切なさの形に

重量や光沢や大小の相違を付加できる

 TOKIに錬磨され

身の裡に燦然と在るcoronaを

アナタは感じられていますか?

 

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Lyricism-水玉-

2020-01-27 07:03:08 | 水玉

  ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 01/27 06:20 冬でない冬の夜明け前です。障子を開けると外はまだ真っ暗。その感じだけが大寒の渦中にあるという事実を物語っているようです。

 昨日の大相撲の千秋楽。TVの前で固唾を飲んで結びの一番を見ていましたよ。昨今よく耳にする”・・年ぶり”の極みのような「98年ぶり」が実現するのか?子供が大人を投げ飛ばす奇跡が起こるのか・・?

 結果は、奈良県出身力士の98年ぶりの賜杯。幕尻が最高位の大関に正々堂々の勝利。相撲発祥の地の県民としては万々歳の結果でしたね。

 それにしても、番付やランキングや位などと言うもののあやふやさを、それが帯びる不確かさを、そんな肩書が唯の目安に過ぎないという事実を、こんなにも明確に実証した”徳勝龍”に喝采の拍手を!!です。

 きっと人に対する評価などもそんなものなのですよね。

 有り得ないことが起こったのですから、今年一年県民は、若しかしたら至福の慶事に巡り会うかもしれないとの仄かな夢と希望を抱いて暮らせそうです。

 

 関西地方の殆ど全域に”濃霧”の警報や注意報が発令された1月24日金曜日の朝。例によって出合いの高揚感に包まれた僕は、状況も背景も時間も選べない、つまりは、その”一瞬”という選択肢しかないmizutamaの有り様を懐にしようと、濃い目のその乳白色の中へと潜り込んだのだった。

 選ぶのは僕の感覚と感情。mizutama達のリリシズムをANATAへ

     

          

            R1 01/27 07:03:07 万甫

 

 

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納言師㈥

2020-01-26 20:59:02 | 詩19

      納言師㈥創作

 

それがまるで順路のように

瑕疵のない始まりのように

食い違わない意思のように

 僕のko.to.ba.を創作するために

今日の分秒を丹念になぞってゆく

 

その天空に潜める息遣いを

その大地に根差す息吹を

そのTOKIの間に間に漂泊する吐息を

その時空に湧き出る泡を

その移ろいに掻き消える幻影を

その並べて

 吾が胸腔をknockしてゆく

騒めきたちのことを

その幸運を取得するために

 memo用紙を手にゆく

夢間をあるく

空夢をあるく

夢想をあるく

 詩魂の居所をゆく

 

一行のko.to.ba.達はそのように群れ

一篇のpoemはそのように紡がれる

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納言師㈤

2020-01-26 07:09:41 | 随想

      納言師㈤根拠

 

 凄い勢いで、自分でも驚くほどのスピードで、詩19を書いている。まだタイトルも決めていないのに、まだ年号が変わったばかりの令和元年の師走の掛かりに書き始めた新詩集の一ページ目なのに、頁はもはや105を捲り、10638もの文字を書き付けたのだ。

 このまま順調に進めば恐らく如月の半ば頃には、どの詩集でも共通に目指している”150”ページに到達するかも知れぬ。

 降って来るものの多量に。過ってゆくものの多彩に。触れてゆくmonoの多岐に。閃くものの多情に。

 僕は些か驚き、めくるめくecstasyを感じ、その度、inochiのliveの匂いを嗅ぎ、その坩堝の中で活き活きと呼吸するのだ。有難いことに!!

 今は亡き”ココロの師”は、かって声高らかに宣言してくれたのだ。「多作こそ才能だ!!」と。

 僕はその一言を抱き締め、活動の根拠とし、継続の支えとして、この今も、此処から先の現在も”poeto”で居続けることを決意している。

             

       納言師㈤根拠

 

次のUtaもいいメロディーに出合える

次のhitoともいい出会いに恵まれる

何の根拠もないけれど

そんな風に

ちょっぴり明るい明日に急かされて

やって来る今日を始める

ああ、生きている!!

僕は新しいイノチの爽快な律動を体感しながら

一ページの一行目へと歩き始める

          R1 01/25 04:40 万甫

 

 

 

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由無し事を

2020-01-25 14:35:33 | 徒然

    こんにちは!!

 真冬の暖かい昼下がりです。ちょっと心配になる程の場違いな暖かさですが、寒さが嫌いな、或いは寒さが堪える身にはとても良い日和です

 この間から2~3日なかなかひとつのタイトルで括れない情報を抱えたので、”由なし事”として纏めることにしました。そう、智慧を絞って。まあ、大した搾り方でもないんですが・・

 読んだ本。読んでる本。古い映画のDVD、全館で100を越えるシリーズもの”藤田主水”の「必殺仕事人」のNO56。それから冬の空と雲と、半開きの花と、時間の秤とetc。兎に角いろいろごちゃ混ぜの、それ故〔由なし事〕を

この一枚だけのtimingの”尖った三日月” 1/22 06:45

済み。

昭和50年6月10日発行の詩集

イタリア映画の名作

宏大なロシアの草原を埋めて咲く「ひまわり」の映像で始まる色褪せぬ、悲恋の物語。

これから見ようとしているのが、ニューcinemaの代表作のこれ

          

必殺は最高

温かさに誘惑されて、オキザリスの花半開き

そんなこんなの時の間に間の束の間を可視状態にしてくれる「砂」

01/23雨の朝

            01/25 03:02PM まんぼ

 

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納言師㈣

2020-01-25 04:10:26 | 詩19

      納言師㈣分岐

 

風呂に飛び込むように、覚醒できる

 

其処は何時だって分岐点で

右はUターンして夢に戻る

左はそのまま進め!で

 深夜でも早朝でもの寝起きに成る

 

こころと身体が

如何しても再度の眠りを渇望しなければ

大概は

確信もないままに

 無意識の靄をかっぱらって

夢中を抜け出すのだ

 

暫く”言葉溜まり”で戯れ踠き

時には葛藤し、時折は愛撫し

詩擬きを産み、essayの如きを描き

しばらく

暗黒の間に間を、寂寥の深淵を、沈黙の無辺を彷徨し・・

さて、如何する?

 

再度の二股、分かれ道で・・

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神仏の免除

2020-01-24 21:26:09 | 詩16

      神仏の免除

 

-正常に始終しない彼是が増えてゆく-

 

眼鏡は早くから必需品だし、

耳の周辺で五月蠅いOTOは

もう幾年も前から蜷局を巻いているし、

上がらない膝は

自嘲してしまう程何度も躓かせるし、

surumeなど以ての外だし、

鼻腔にウイルスが巣食い出したし、

首・肩・腰・膝・その他

あらゆる場所から痛みは滲み出るし・・、

 

改めて、つくづく、

遠くまで来てしまったことに気付かされる

 

いつか、落とし穴に嵌って

突然姿を隠せればいいのだが、

いつか、誰も知らぬ間に

余韻を少し置いて視界から消えられればいいけど、

いつか、自分から紡いで来た糸を解いて

ありがとう!!ってお返しできれば素敵なんだが、

 

そんなこんなで

間違いなく老いの領分に

足を踏み入れているのだが

幸いなことに、神様はまだ知らんぷりで

有難いことに、仏さまはまだ素知らぬ顔で

ko.to.ba.と戯れられる僕の能力だけは

持ち去るのを

何とか免除してくれているから

その技量を頼みの綱に

もう少し先まで

歩いてゆけそうな気もしている・・

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夢中列車

2020-01-24 04:40:22 | 詩19

    夢中列車

 

計らずも

途中下車してしまうと

さあ、これが、又、大変!!

その駅の名は?時刻は?日付は?

此処は何処?

再び乗車するためのヒントが

次々に掻き消えて

時々、僕は迷子になる

 

だから、計らずも

夢中列車から弾き出されると

先刻の夢に戻ろうと

僕は大わらわで

夢の欠片を拾い集め

手懸りを懐に抱えて

次の列車をひたすら待つ

 

けれど、思惑通り

やって来るとは限らない

ほんとうは

走ってないかもしれない”999”号

だけど信じて、僕は

行先未定の個人ツアーの

ミステリーtravelの乗客になる

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