夢中列車
計らずも
途中下車してしまうと
さあ、これが、又、大変!!
その駅の名は?時刻は?日付は?
此処は何処?
再び乗車するためのヒントが
次々に掻き消えて
時々、僕は迷子になる
だから、計らずも
夢中列車から弾き出されると
先刻の夢に戻ろうと
僕は大わらわで
夢の欠片を拾い集め
手懸りを懐に抱えて
次の列車をひたすら待つ
けれど、思惑通り
やって来るとは限らない
ほんとうは
走ってないかもしれない”999”号
だけど信じて、僕は
行先未定の個人ツアーの
ミステリーtravelの乗客になる
違うものが見えるかも~
私は年齢的に、もう敷かれたレールのその先は
決まっているのだから・・・
老若男女問わず、終着駅は同じですから
ちょっと脱線して見たり、一時停車したり
それから
乗り換えたりすると
もしかしたら
幾つかの
別物の旅の愉しみに出会えるかもですよ
車両を移動してみたら
ミルクさんと知り合えたように・・