某月某日「奈良岩橋造りで呼び出された鬼神、山神、天狗たち」

「奈良岩橋造りで呼び出された鬼神、山神、天狗たち」


吉野金峰山で修行をした役ノ行者は、葛城山と大峰山を交互に住み
わけていました。


それを見習い二大聖地に入る人たちが多くなってきます。そこで行
者は、両山の間に岩の橋を架けて人々が行き来できるようしようと
考えました。


その工事を手伝わせるため全国の鬼神や天狗を集めようとします。


その時、行者の従者の前鬼後鬼が回った山々は、愛宕山、鞍馬山、
比良山、飯縄山、富士山、妙義山、筑波山、英彦山、丹沢大山、比
叡山、肥後金峰山、白峰、秋葉山などだそうです。


それに呼応して集まった天狗は21狗。人夫として召集された鬼神や
天狗たちは、早速工事に取りかかりました。


しかし、気の短い行者に早く早くと日夜せき立てられて働かされま
す。結局、行者が島流しに会い岩橋は未完成に終わったという。
・奈良県葛城市と大阪府河南町との境



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某月某日「富士山・二人の姫伝説」

「富士山・二人の姫伝説」


不思議な話その1。絶世の美女の木花開耶姫に男神たちはみな思い
を寄せていました。


ある時姫はちやほやされる自分を意識し、またそれに満足している
ことにむなしさを感じ、自分に嫌気がさしました。姫19歳のとき、
ひとり白馬に乗って富士山頂へ。


そして山頂に立ち剣を地に刺すと静かに天に昇っていきました。こ
うして開耶姫は富士山に祭られる神になったのだそうです。


もう一人はかぐや姫。帝の后になってくれるように請われましたが
「自分はもともと人の身ではありません」と富士山の岩窟に籠もっ
てしまいました。


困った帝は王冠を勅使に託し、かぐや姫をさがしに登らせました。
しかし、王冠を富士山中腹で受け取ったかぐや姫は、それをつけた
まま山頂に消えていったという。


「富士山縁起」「神道集」「本朝神社考」などの古書に記載されてい
る話です。



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