某月某日「鳳凰三山・鳳凰と法皇」


「鳳凰三山・鳳凰と法皇」


南アルプスの入り口に鳳凰山。古書にも時々登場します。


しかし鳳凰山というのは、鳳凰三山の地蔵岳、観音岳、薬師岳のど
の山を指すのかいまでもはっきりしないといいます。


鳳凰は法皇の意味らしく、その昔、奈良法皇が病気治療のため山梨
県早川町奈良田地区へ滞在した時、この山に登り地蔵を安置したと
いう伝説があります。


「絶頂の岩の上に黄金で鋳た三寸ばかりの衣冠をつけた像があって、
奈良の法皇の姿だという。昔から盗賊が像を盗もうとするが、岩の
ように重く持ち上がらずいまも岩の上にある」と『甲斐名勝志』に
あります。


奈良田地区には法皇の住んでいた跡がいまもあるらしい。この法皇
とは孝謙女帝だとも、女帝の寵愛をうけ、法王にまで登りつめた弓
削道鏡(?~772)だともいわれています。
・山梨県韮崎市と同県南アルプス市、同県武川村との境。




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