野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
某月某月「南アルプス塩見岳と諏訪湖の神」
南アルプス塩見岳と諏訪湖の神
南アルプス塩見岳山麓の村人はかつて塩が不足して困っていたとい
う。
可哀想に思った諏訪湖の神さまが、塩見岳に登ってふもとの伊那里
村(いまの伊那市)と、大鹿村のあたりから塩のふき出ているとこ
ろを見つけました。
それからは、鹿平、岩塩泉、鹿塩などの地名ができました。ここに
は「鹿塩の七不思議」というのがあるそうです。(1夜泣き松:宗
良親王につかえた美祢姫のこどもの夜泣きをなおしたという松があ
ります。
(2八っ鹿:大池のほとりの鹿の群れは、狩人が何頭獲っても次の
日にはもとの8頭になっているという。
(3大池の善椀:冠婚葬祭などのとき、池に頼むと翌朝朱塗りの膳
碗がちゃんと揃っているという。
(4塩の湯:塩水の湯。(5逆さ銀杏:弘法大師が刺した杖が根を
張り大木になった銀杏。
(6灰汁なしワラビ:そのまま煮て食べられるワラビ。(7猫のノ
ミ:この谷の猫にはノミがいないという。
以上の7つ。
・静岡市と長野県伊那市との境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac08.html
★おわり
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