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霊と臭い

2021年08月27日 | 未分類
 霊と臭い

 さきほど、千葉の友人からメールがきた。
 
 「ウオーキング中、ある場所を通ると強い加齢臭がする。一度や二度じゃない。電信柱と歩道の間から……いるよな……霊が」

 私は、「霊は臭いで自己主張するんだよ……」と返信した。

 2012年、札幌で福島第一原発事故の講演を行って、帰路、東北太平洋岸、45号線を南下して帰宅したが、田老で立小便をして車に戻ったら、車内に、強烈な魚とタバコの臭いがした。
 もちろん、私はタバコを吸わないし、魚も載せたことはない。私は大津波にさらわれて亡くなった漁師の霊が乗り込んできたのだと確信した。
 宮古で再び車外に出て戻ると、その臭いはきれいさっぱりなくなっていた。
 このことは、何回か私のブログに書いた。

  人は死なない 2018年05月21日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-360.html

  岐阜県のこわーい場所 2020年10月11日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1276.html

人が死ぬと、物質的肉体は滅ぶが、本当の中身である霊魂は不滅だから、いつまでも残る。そして、執着する環境に居着くことがある。
 霊には、たくさんの段階があって、死んだ直後、まだ物質的人間界への未練・執着が断ち切れない段階では、生きている人たちに、「自分に気づいてほしい」というメッセージを送ることが多い。そんなとき、故人の執着する場所に霊現象が起きるのだ。

 ところが霊現象というのは、物理的、物質的に非常に弱い力なので、物質界に対して強力な力を働かせるのは困難だ。
 特別に大きな力を持った霊を例外として、普通の霊なら、せいぜい線香やろうそくの炎、煙を揺らしてみたり、自分を知る者の心に密かに囁きかけてみることができる程度だ。
 しかし、生前の最後の環境の雰囲気、とりわけ臭いは、大きな力を必要としないメッセージを与えることができる。

 死者は臭いを持っている。
 私が現住所に移住して数年後に、近所に住んでいた老人が死亡した。この人は、生前タバコが大好きだった。
 ある夜、タバコを吸わない私の部屋に、強いタバコ臭が漂った。そこで、私は「○○さんですか?」と呼びかけてみた。
 すると、まるで泥棒猫が逃げるように、大きな音を立てて、凄い勢いで私の部屋から何かが立ち去った。

 同じような経験をした人のブログが、ネット上に出ているので紹介する。

 霊の臭い? 2020-05-05
 https://ameblo.jp/kosumonyan/entry-12594844723.html

 霊のにおい2020年4月19日
 https://note.com/akkoinkolove/n/nf15be85ba477

 霊のにおい 2021年01月25日
 https://ameblo.jp/reikankeamane/entry-12652578973.html

 伽羅の香りから死臭まで!霊に匂いはある? 教えて!goo 2014年5月7日
 https://www.excite.co.jp/news/article/Goowatch_2a7d87e43117f4181f7f8c9cbf196a45/

 【霊能者が教える】霊臭とは?原因と確実な対処法
 https://lani.co.jp/spiritual-36590

 霊の存在を示す匂い
 https://www.tenkei.net/tenkei/tsushin/0024-reinousha/

 まだまだ、たくさんあるのだが、これくらい引用すれば、これまで信じていなかった人でも、少しは「霊の臭い」について関心を持っていただけるかもしれない。
 私は、この数年、実は臭いをあまり感じなくなっていて、コーヒーやカレーの臭いも、ほんの少ししか感じることができない。
 たぶん、若い頃バイクの転倒事故で、大脳海馬が萎縮したのと、老齢にさしかかって、認知症の初期症状が出てきているのではないかと思っている。

 しかし、その私でも、突然のように臭いを感じるときがある。それは、霊が私の身近に寄ってきているときだと私は考えている。
 霊は、生前執着していた雰囲気をまとっている。タバコの香りが好きだった人の霊が近寄ればタバコの臭いに満たされるし、香水が好きだった人は、どこからともなく、同じ香りが漂ってくる。
 だから、臭いは霊が近寄っているときの大切な情報なのだ。

 私がタクシー運転手をしていたときも、誰も乗せてないのに、そんな臭いを感じることがたびたびあった。
 私は禁煙タクシー乗務だったのに、乗客がタバコの臭いが嫌だと激しく訴えるときがあった。これなどは、車内が臭っているというより、乗客自身が、その臭いを連れ込んできているのだ。
 霊は、必死になって臭いをまとって、自分の存在に気づいてもらいたがっている。

 そうして、その人が、存在を訴えている故人に気づき、優しい言葉を投げかけてやったり、線香を上げてやったりすると、霊は満足して去って行く。
 このとき、霊はろうそくを揺らす力くらい持っているので、墓前や仏壇でろうそくを灯すと、風もないのに激しく揺れることがある。

 心霊現象は、我々の生活に想像以上に関与しているかもしれない。
 江原啓之によれば、この世の人物ではない人が、電車や繁華街にたくさんいるそうだ。
 そんな人たちは、なんとなく姿が薄く、突然、消えてしまうのだという。

 私も、しょっちゅう上っている笠置山の神社で、暴走族風の若者と数回出会った。妙に姿が薄く感じるので、挨拶して、後を追いかけたり、彼の車を確かめようと探したりしたが、彼は突然消えてしまい、彼が乗ってきたはずの車もバイクも、まったく見つけることができなかった。

  有名な神社や、繁華街、電車のなかなど、たくさんの人がいるところでは、人混みに紛れて、たくさんの霊がいるといわれる。
 特徴は、「突然消えてしまう」ことだ。