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 8月27日前後、過去に例のないパソコン・スマホの異常現象が起きたこと

2021年08月30日 | 未分類
 27日前後、私のスマホ・ノートパソコンに、40年間のつきあいで例のない異常現象が起きた。原因が分からなかったが、もしかしたら太陽活動に理由があるかもしれないことが分かったので、ブログに書き留めておく。

 何が起きたかというと、ウインドウズ7のパソコンが、接続する機器を突然認識しなくなったり、認識すると音を出すが、これを数十秒毎に延々と繰り返すので、USB端子をしばらく外さざるをえなくなった。
 スマホは、朝4時にアラームをセットしてあるのだが、その後、10分毎くらいに、セットもしていないアラームが鳴り続けた。

 また電話の接続不良も甚だしく、通話が途切れる状態が続いた。パソコンは、他にもフリーズを繰り返したり、これまで、ほとんど経験したことのない異常が出た。
 これが、地震震源などによる、なんらかの電磁波異常であることは察しがついたが、初めての体験だったので、何が起きるのか不可解だった。
 (FM電波の場合、弱肉強食の性質があり、強い電磁波がくると、弱い電磁波が食べられて消えてしまい、これを私は「電磁波ブロッキング」と呼んでいて、大きな地震前兆であることが少なくない)

 今朝、ネット上(地球の記録)で、日本時間の27日頃、太陽活動に希な異常が起きていたことを知った。

太陽フレアが、珍しい「太陽津波」を引き起こす。同じ黒点から数日中にXフレアが発生する可能性あり 2021年8月29日
  https://earthreview.net/flare-eruption-caused-a-massive-solar-tsunami/

 太陽活動は全体としては活発ではない状態で推移していたのですが、8月26日に、黒点の活動領域 AR2859 が太陽フレアを発生させました。

 この太陽フレアの規模自体は Cクラスのもので、強いものではなかったのですが、しかし、このフレアが、かなり珍しい現象である「太陽津波」と呼ばれる現象を引き起こしたことがスペースウェザーで報告されていました。

 太陽津波というのは、フレアの爆発により、エネルギーが太陽の表面に広がっていく様子で、2009年に太陽津波が観測された際のアストロアーツの記事には、以下のように書かれています。

 【太陽津波は、1997年に太陽観測衛星SOHOによって初めてとらえられた現象だ。太陽表面の活発に活動する領域で爆発が起き、大量のガスが放出され、爆発地点を中心に津波が同心円状に広がっていくようすが記録された。
 津波は地球の直径を超える高さで、爆発が起きた中心地点から数百万kmも離れたところにまで到達した。太陽津波は、水の波ではなく、高温プラズマと磁気の巨大な波である。 (AstroArts 2009/12/15)】

 ここにありますように、太陽津波というのは、
> 高温プラズマと磁気の巨大な波
 の現象です。太陽の大きさを考えますと、実にダイナミックな現象ともいえます。
 今回、NASAの太陽観測衛星から撮影された太陽津波は以下のようなものです。

 少しわかりにくいかもしれないですので、先に目視できる「範囲」を示しておきます。以下の白く囲った部分の色に変化が起きていることがわかります。その部分が、プラズマと磁気が太陽表面で広がった部分です。
 
taiyotunami.jpg


 太陽フレアは、エネルギーの高い順から、・X・M・C
などというようにカテゴライズされていまして、今回の太陽津波を起こしたフレアは Cクラスのものでした。

 しかし、この同じ黒点は、その後、Mクラスのフレア(M4.7)を発生させており、次第に規模が大きくなってきていまして、スペースウェザーは、現在の傾向が続く場合、Xフレアが発生する可能性があると記しています。

 また、Mクラスのフレアにより、8月30日頃(日本時間で 8月31日)から、地球で弱い地磁気嵐(G1クラス)を引き起こす可能性があるとも述べています。

 G1クラスの磁気嵐の場合は、実生活にはほとんど影響がないと思われますが、ただ、ノルウェーの 2018年の観測で、「磁気嵐の際に地中に強い電気が流れる」ことが観測されており、また、曖昧な傾向ですが、磁気嵐の後には、「地震が多く発生する」という観測が見られています。

以下の記事で取り上げたことがあります(日付けを見ましたら、ちょうど3年前の今日でした)。

 太陽と地震 : 強力な磁気嵐が「地球の地質に強い電気を流す」ことを初めて知った時に思ったことは…
In Deep 2018年8月29日

 これにより地震が起きるということではないですが、磁気嵐の影響は、人間の体調などを含めて、さまざまな部分に、わかりにくくあらわれることはあります。
 たとえば、嶋中雄二さんの『太陽活動と景気』には、心臓病と地球の地磁気の関係を調査した以下の文章があります。

 嶋中雄二著『太陽活動と景気』より

 太陽活動と健康・精神
 ロシアのペテルブルグ市とスヴェルドロフスク市における救急車の出動記録によれば、太陽活動が活発な日には、静穏な日に比べて、心筋梗塞と狭心症の発作が約 20%多い。
 また、ロシアのいくつかの都市における多数のカルテを統計的に処理した結果、入院患者数は、太陽活動が盛んになる時期に増加していた。

 フランスの医師サルドゥーと天文学者ヴァロの二人は 276日の期間をとり、心筋梗塞や卒中発作などが、黒点が太陽の中央子午線を通過したときに、84%の確率で起こることを明らかにした。

マリンとスリースターヴァは、1979年、こうした線に沿って、より長期間のデータの分析を行った。彼らは、1967年から 1972年の6年間にわたって、二つの病院に入院した 5,000件の救急心臓症例を、毎日の地磁気活動指標と関連づけた。

 季節調整済みで月次データの比較を行った結果、彼らは、相関係数 0.4 から 0.8 の範囲の優位な相関を見いだした。 (太陽活動と景気)
 この他のさまざまな健康と地磁気活動の相関は、7年前の記事ですが、以下などにあります。

 病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民
In Deep 2014年02月27日

 今も一種の「病気の時代」ですので、何となく影響はあるのかもしれません。
 また、今後、Xクラスなどの強力なフレアが発生すれば、数日間は地球の地磁気が乱れるとも思いますので、いろいろありそうです。
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 引用以上

 私も、太陽活動と地震活動の相関に、20年ほど前から注目していて、長い間、観察を続けていたのだが、この数年、太陽活動=黒点活動が異常に低迷し、少なくなっていた。
 逆に強烈だったのが、サイクル24といわれる大震災の起きた2011年前だ。
 太陽活動は、11年周期といわれるが、周期は頻繁に変化していて、物差しで測るような具合にはいかない。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%91%A8%E6%9C%9F

 実は、アマチュア無線家は、黒点サイクルに注目していて、長い低迷期が過ぎて、2020年以降サイクル25と呼ばれる活動期に突入するといわれ興奮を隠せない。
 大きな黒点フレアが起きると、電離層擾乱により、上空に生成された強力な電離層によって、普段交信できない地球の反対側でも、楽々交信できる夢のような現象が起きる。
 https://www.fbnews.jp/202007/daisuki/

 こんなときはDXser と呼ばれる鬼の無線亡者たちは、仕事を休んででも無線機に張り付いて、鵜の目鷹の目で超遠方の局と交信したがるのだ。
 それでも、今年に入っても、ペルーや南アフリカ、南極と交信できるような巨大な電離層は、まだ耳に入っていないので、皆が期待するような黒点活動は起きていなかったようだ。

 だが、黒点活動も、数百年に一度現れる「スーパーX」といわれるX100クラスの巨大フレア=太陽風が地球に届くようになると、場合によっては人類の存亡にかかわる事態となる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90

 有名なものが、1859年のキャリントン事象で、このときは世界中の無線電信設備が火を噴いて、赤道方面でもオーロラが観測された。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/1859%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90

 また、1989年のケベック事象も、大きな被害をもたらした。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/1989%E5%B9%B43%E6%9C%88%E3%81%AE%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%B5%90

 仮に、100年に一度出るといわれるX1000クラスの太陽風が地球を直撃した場合、それはEMP爆弾と同等の効果を生じるといわれる。
 地球上のあらゆるコイルにサージ電流が乗って機器を破壊する。生活インフラをコントロールするコンピュータチップのような電子機器も、パターンがズタズタに破壊され、復旧には気の遠くなるような時間がかかり、長期間の停電、断水、断燃料を経験させられることになり、インフラ破壊によって、恐ろしいほどの死者が出ることになる。

 仮に、千年に一度現れるとされるX10000フレアが出た場合は、おそらく文明の終焉と考えるべきだろう。このとき、文明に依存しなければ生きられない人類は滅亡するはずだ。

 なお、27日(グリニッジ26日)に太陽津波を引き起こした黒点AR2859は、現在、相当に成長し、Xフレアを出す可能性が強まっている。
 https://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html

 冒頭では久々の黒点活動に触れたが、全体としては黒点活動の衰退が続いていて、これは長い間氷期を経て、新たな小氷期に突入した証拠と指摘する研究者がいる。

 地球、氷期突入の兆候か…太陽が100日以上も無黒点状態の異変が進行(2020年5月18日)
 https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/162.html

 マウンダー極小期の前に太陽活動が低下する予兆があった、武蔵美などが確認 2021/03/11
 https://news.mynavi.jp/article/20210311-1797262/

 地球は氷河期に突入した
 https://skepticalscience.com/translation.php?a=53&l=11

 私は、今夏の異常気象は、中国共産党によってインドの水資源を枯渇させる陰謀=人工降雨「天河計画」によるものと考えているのだが、もしかしたら、地球が氷河期に移行しているプロセスと関係あるかもしれない。
 少なくとも、マウンダー極小期の再現が起きる確率は極めて高い。

 太陽活動の変動が地球の気温を大幅に低下させた 2021年4月30日
 https://ieei.or.jp/2021/04/sugiyama210430/

 何が起きるかと言えば、平均気温が2度程度下がるとの予測がある。マウンダー小氷期では、テムズ川が冬期、完全凍結したことが知られているが、この現象は、非常に規模の大きな、寒冷不作=大飢饉を引き起こす。
 http://brandnew-japan.info/archives/563

 上のリンクのなかに、今夏の長雨を思わせる江戸時代の飢饉が描かれている。
 2030年に、世界は本格的な寒冷気象に突入すると指摘されている。
 死んでゆく運命の我々は別にして、2030年を迎える若い人は、十分な検討が必要になるだろう。