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中国共産党によるチベット・ウイグルの民族浄化・大殺戮

2021年06月09日 | 未分類
 中国が尖閣諸島の領有を主張する根拠は、明時代(江戸時代初期)、冊封制度のなかで琉球に派遣された使節が、「尖閣諸島を見た」と文献にあるというものだが、「見ただけで領有権を主張できるなら、ポルトガル船やスペイン船は、15世紀から世界中を公開し、「見て」回ったのだから、世界はポルトガルのものである。
 https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/taiou/senkaku/senkaku01-05.html
 
 もちろん、こんな無茶苦茶な屁理屈が、国際社会に通るはずがない。もしも中国による尖閣領有が世界的に容認されるなら、それは人類史の倫理、国家の正統性を問う合理性の判断基準を根底から崩壊させてしまうだろう。
 時代を数世紀も引き戻す、強欲時代への逆行といわねばならない。

 さすがに、朱徳や周恩来のような、まともな人間性の指導者が生きていたなら、こんなバカ丸出しの施策は通さない。習近平が歴史に自分の名を残そうと、始皇帝に憧れ、巨大権力への自己陶酔、自己肥大妄想に突き動かされ「領土拡張ゲーム」に暴走しているのである。
 同じように、領土拡張ゲームに夢中になっているナルシスト権力者には、ロシアのプーチンやイスラエルのネタニヤフがいる。それは領土の大きさこそ、自分の権力の価値と思い込めるからだ。

 そもそも、明時代の中国、清時代の中国、中国共産党の中国は、それぞれ別の国家であり、別の民族が主体になっている。宋・明は漢族だが、すでにAD1100年台に、東北方面には女真族(騎馬民族)による金王朝が成立していたので、事実上、二つの国があった。

 戦後、1949年に成立した中華人民共和国は、中華民国の後統を主張する漢族の国ではあるが、明・清王朝の正統後継を自ら否定しているので、まったく別の国家であり、「明時代に尖閣諸島を見たから自分たちのもの」という超絶的屁理屈はまるで通らない。
 そもそも、金・清王朝は、民族が違う。ツングース女真族であり、近縁を求めるなら、むしろ北朝鮮民族や日本の天皇が近い存在である。
 (裕仁氏は、愛新覚羅溥儀に対して満州国建国時に「兄弟」と呼びかけた)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A

 中華人民共和国の版図には、チベットやウイグル(新疆)が含まれているが、これも正統性皆無であり、事実上、居住民の意思を無視し、勝手に暴力的手段で強奪したものである。
 清朝が、チベット国ダライラマ5世の内紛に乗じてを領有したのは1700年台だが、そもそも清朝と中華人民共和国は別民族の別国家であり、領土を正統的に継承したわけではない。国連が認めているのは、中華民国の後継としての中華人民共和国だけだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

 毛沢東は、新中国成立時に、独立しようとしたチベットの事実上の国王であるダライラマを軍事的に侵略制圧し、暴力的に版図に組み込んだが、この背後には、ソ連コミンテルン(国際共産主義運動)の意思があった。それは新疆ウイグルも同じである。

 ウイグルは、かつて「ウイグル国」を継承する「東トルキスタン」という立派な国家だった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3

 これも清朝が武力で征服し版図に組み込んだのだが、清朝崩壊とともに、東トルキスタン独立運動が起きていた。この頃になると、西欧列強が東アジアに関心を示し、領土強奪戦が始まっていた「帝国主義の時代」だったので、国家版図は揺れ動いていた。
 東トルキスタンの首脳陣全員の乗った飛行機が、(毛沢東によって?)撃墜されたことで、中国共産党は、混乱のなかにウイグル接収に成功した。

 チベットとウイグルを版図に入れた中華人民共和国は、中華地域の倍近い領土面積を得て、ソ連とならぶ大国の地位を獲得した。
 だが、中国共産党は清朝の正統後継ではない。民族も歴史もまったく別の国であって、中国がチベット・ウイグルを領有する根拠は乏しい。

 この当時から、中国は、他国の領土に理由なく侵略し、先住者の権利を踏みにじって土地を強奪するならず者国家であった。
 現在でも、中国共産党は、ビルマ(ミャンマー)・ブータン・ネパールの領有権も画策している。海域にあっては、何の根拠もなく南シナ海・東シナ海全域の強奪を宣言し、実行している。
 それらは、尖閣諸島と同様、国際法上、何一つ根拠も正統性も存在しない拡張趣味の強欲にすぎない。中国は領土強奪ゲームに興じているのだ。

 ウイグル(東トルキスタン)に対する、侵略支配のやり方は、チベット同様、暴力的で、非人道的なものであり、前回に述べたカナダ・オーストラリア・南アフリカなどの先住民ジェノサイドが可愛く見えてくるほどだ。
 中国共産党は、自分たちの利権にたてつく者を許さない。グループ全体を敵視し、残酷な方法で根絶やししようとする。

 天安門事件では、民主化を求めた3000人以上の若者が、テントごと戦車で挽き潰された。
 https://www.businessinsider.jp/post-192112

 江沢民の強欲を指弾した法輪功のメンバーは、数万人が不法に拘束され、大半が生きたまま臓器を抜かれて売り飛ばされた。残された死体は焼かれて証拠隠滅された。
 https://www.afpbb.com/articles/-/3230764

 そして、その凄まじい人権破壊、非人道的殺戮が、そのままチベットやウイグルの独立派に対しても適用されている。

ウイグルで起きていること

 ウイグル女性に避妊器具や不妊手術を強制──中国政府の「断種」ジェノサイド
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93907.php

 https://www.cnn.co.jp/world/35157593.html

 https://www.afpbb.com/articles/-/3294750

 https://www.uyghurcongress.org/jp/%E7%B1%B3%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%8C%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%87%93%E5%99%A8%E7%8B%A9%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%9A%B4%E9%9C%B2%E6%9C%AC%E5%87%BA%E7%89%88%E3%80%80%E3%80%8C%E7%9B%AE%E3%82%92%E8%83%8C/

 https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20170723_00620170723

中国共産党は、チベット・ウイグルの民族を皆殺しにして、漢族に置き換えるという方針を実行している。これが「民族浄化ジェノサイド」だ。
 https://www.asahi.com/articles/ASP2474KHP24UHBI00S.html

 すでにウイグル人、妊娠可能女性の数割が不妊化手術を強要されたとの報道もある。男性も精子管結束手術を受けさせられている。
 代わりに、漢族の青年が大量にウイグルに送り込まれ、補助金を与えられて生活するようになっている。
 https://www.afpbb.com/articles/-/3049757

 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-56369796

 この政策は、チベットでも行われているといわれる。チベットではダライラマへの帰依、信仰があるので、これをどのように破壊するかが統治政策の核心部分だ。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E5%95%8F%E9%A1%8C

 このような、人類史でも希にしか現れない、ナチスなみの暴虐行為を続けているのが中国共産党であり、その本質は強欲と権力・領土・利権拡大ゲームに興じているだけで、まともな人間愛=人間性や協調精神などどこにも見られない。
 こんな異常に荒んだ人格は、どんな社会でも淘汰されざるをえない。
 それは、ナチズム・ヒトラーやムソリーニ・東条らが世界から排除されたのと同じ本質だ。

 今後、我々は習近平・中国共産党が、世界史のなかで淘汰排除されてゆくことを目撃することになるだろう。プーチンもボルソナールもエルドアンも、ルカシェンコも排除されるだろう。
 もちろん、わが竹中平蔵・安倍晋三だけが生き残れるはずはない。人類社会の道理に合わないで強欲を強要する彼らが、これからの世界に生き残ることは許されない。

 強欲と残酷さが激しいほどに、同じカルマを味わうことになる。
 中国は崩壊し、チベットもウイグルも独立しなければならない。おそらく中華圏は、8カ国に収斂し、そのなかで地獄のような生存競争が起きることになるだろう。
 日本は、結局、まともな政権ができ次第、台湾と合併して、中華圏と対峙することになると予想している。