私は30年以上も前から、日本で最初にメルトダウン事故を起こすのは、福島第一原発か、美浜原発だと予想してきた。
フクイチが巨大事故を起こして、10年を経た今、次に再び巨大事故を起こすのは美浜原発(関電若狭原発群)だろうと予想してきた。
その美浜原発最悪の3号機がフクイチ事故を受けて原子炉が止められ、10年を経て23日に再稼働するのだ。
関西電力という、暴力団と結託し、上から下までドロドロに腐敗した企業によってだ。
ああ美浜原発3号機 40年超再稼働 2021年04月24日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1473.html
加圧式(PWR)原子炉の設計寿命は、半世紀前、25年だった。その後、30年まで容認とされたが、いつのまにか40年まで延長が容認された。
美浜原発3号機は、運転開始以来44年目だ。当初の計画では、とくに廃炉になっているはずが、廃炉費用が膨大に嵩むことが明らかになると、「行くところまで行け!」と、安全性を無視して、廃炉を未来に先送りするための再稼働を始めるのである。
<原発ニュースウオッチ>原発の運転「原則40年」のはずが… 最大20年延長で安全性は
https://news.yahoo.co.jp/articles/b47dad96642c70ac473252876b5bab83228df350
「原則40年」ルールが成立したのは13年7月。当時の民主党政権はその根拠を、「圧力容器が中性子の照射を受けて劣化する時期の目安」と説明していた。
原子炉容器は、核燃料が放つ中性子を受けるともろくなり、限度を超えれば緊急時に原子炉を冷やす際に破損する可能性がある。さらに原子炉は交換できないため、経年劣化のリスクが懸念される。
ルールでは審査を担当する原子力規制委員会が認めれば1回に限って「最長20年」の延長が可能だが、一方で当時の田中俊一規制委員長が「(延長は)相当困難」と述べるなど「例外規定」と見なされてきた。
だが、「(40年超原発も)費用をかければ技術的な点は克服できる」。高浜1、2号が安全審査に事実上合格した16年2月の記者会見で、田中委員長はそう述べて一転。その後、規制委は今回再稼働する美浜3号を含めた計4基の運転延長を認めた。
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一部引用以上
加圧式原子炉(PWR)の問題は、160気圧という超高圧で一次冷却水を300度以上の温度に上げて、(沸点を上げて)熱交換器で、二次冷却水スチームを発電タービンに送るシステムだ。
厚さ30センチに満たない鋼鉄製の圧力容器は、炭素量が多いため、鍛造してあっても脆い性質があるが、これに中性子が照射され続けると、構成原子の鉄が中性子を取り込んで、コバルト60など別の金属アイソトープに変化してしまう。
いわば、鋼鉄に極小の穴や割れが無数に開いてスポンジのように変化してしまうのだ。
それでも限界まで運転できる目安として、これまで40年間が想定されてきた。
中性子による環境が長期間にわたると「脆性劣化」という現象を起こして、さらに脆くなり、熱衝撃でひび割れを生じやすくなる。
さらに、超高圧化での金属は、表面が硬化したり、クラックを発生させ、応力腐食割れという現象を起こしやすくなる。
それでも60年間持つかといえば、そんなデータは存在していない。
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_02-08-01-05.html
160気圧といえば、蒸気機関車ボイラーのちょうど10倍だ。蒸気機関車ボイラーの破裂でも、相当な爆発が起きる。
https://karapaia.com/archives/52288152.html
この10倍の気圧が爆発すれば、原子炉内部の放射能は大半が環境に放出され、遠方まで到達する。だからPWRはBWRに比べて爆発の危険性が数百倍になるといわれていた。
どういう条件で爆発する可能性があるかといえば、急激な温度変化であり、炉心に問題が生じて、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動して、冷たい水が炉心に入ったときの熱衝撃でだ。
具体的には、核燃料ユニットが物理的に変形して制御棒が入らず熱暴走を始めたとき、原子炉の核反応を止めるために、ホウ素を大量に入れた冷却水を炉心に入れる。
熱暴走によって燃料被覆管の溶融が進みメルトダウンを起こせば、確実にECCSを作動させなければならない。
ECCSで炉心を緊急冷却し、ホウ素で核反応を止められなければ、その原子炉は、凄まじい核反応によって圧力容器まで溶かしてしまい、大爆発を引き起こす。
だが、そのECCS冷却水が、脆性劣化して脆くなった圧力容器に熱衝撃を与えて、クラックを生じさせ、大爆発を引き起こすのだ。
どちらに転んでも巨大爆発を起こすのだから、炉心圧力容器は絶対に健全でなければならない。
この健全性を知るために、PWR原子炉には、劣化の目安になる試験片を入れてある。これを数年ごとに引き出して劣化具合を調べるのだが、運転30年を超えた日本のPWR原子炉の多くが、脆性劣化の限界点に近く危険な状態であるといわれる。
玄海原発では、文字通りの限界が確認されて廃炉となった。
深まる原子炉圧力容器鋼のナゾ 現状では劣化の予測ができない(『通信』より)
https://cnic.jp/424
原子力資料情報室声明】 老朽原発=高浜1・2号および美浜3号の40年超えての運転同意に抗議する 2021/04/29
https://cnic.jp/38967
美浜原発3号機の耐震性能は、阪神大震災の900ガルにも及ばない750ガルである。しかも、設計当初は350ガルに過ぎず、本格的な耐震改修を行ったのかといえば、実は「机上で計算し直した」という理屈だけだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E6%B5%9C%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
福井県は、隠され続けている日本列島断層が県内を縦断している。それは中央構造線から淡路島で分岐して、阪神大震災を引き起こした野島断層から琵琶湖を経由し、敦賀市を通って能登・佐渡に抜けている。
若狭のリアス式海岸は、実はこの日本断層の歴史的な活動によって生成された可能性があるので、いつM8級巨大地震が起きるか分からないのだ。
起きれば、それは2000~4000ガルの震動をもたらすだろう。
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/
運転開始以来44年を経てボロボロに劣化した美浜原発3号機は、過去にも大事故を重ねてきている、いわくつきの危険原発だ。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/909673
7名を蒸気で殺した大事故の原因は28年間、点検を忘れていたという驚くべき関電のデタラメ体質だった。
http://www.shippai.org/fkd/cf/CB0011025.html
だが関電は一切反省せず、その後も運営の安全性に疑問を持った地元自治体町長を殺害すると関電幹部が漏らすなど、完全な非合法マフィア体質をむき出しにしている。
反原発町長を、はよ殺さんかい! 2019年10月01日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-887.html
どろどろに腐り落ちた死体=関西電力 2020年03月20日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こんなヤクザと結びついた腐敗企業が、関西圏3000万人の命運を危機に晒して、40年超過原発を再稼働させるというのだ。
しかも。長期停止していた原子炉は、過去の例から安全に再稼働した例は皆無であり、必ず何らかの危機的なトラブルが起きる。
https://jp.sputniknews.com/japan/20150807711992/
6月23日から数ヶ月間は、ラディックスのような携帯用放射線検知器を肌身離さず持って、数時間ごとに点検したほうがいい。
関西圏では、いつでも遠方に逃げられるよう、身近に必要品を入れたザックを置いて、逃避を前提に生活すべきだ。
フクイチが巨大事故を起こして、10年を経た今、次に再び巨大事故を起こすのは美浜原発(関電若狭原発群)だろうと予想してきた。
その美浜原発最悪の3号機がフクイチ事故を受けて原子炉が止められ、10年を経て23日に再稼働するのだ。
関西電力という、暴力団と結託し、上から下までドロドロに腐敗した企業によってだ。
ああ美浜原発3号機 40年超再稼働 2021年04月24日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1473.html
加圧式(PWR)原子炉の設計寿命は、半世紀前、25年だった。その後、30年まで容認とされたが、いつのまにか40年まで延長が容認された。
美浜原発3号機は、運転開始以来44年目だ。当初の計画では、とくに廃炉になっているはずが、廃炉費用が膨大に嵩むことが明らかになると、「行くところまで行け!」と、安全性を無視して、廃炉を未来に先送りするための再稼働を始めるのである。
<原発ニュースウオッチ>原発の運転「原則40年」のはずが… 最大20年延長で安全性は
https://news.yahoo.co.jp/articles/b47dad96642c70ac473252876b5bab83228df350
「原則40年」ルールが成立したのは13年7月。当時の民主党政権はその根拠を、「圧力容器が中性子の照射を受けて劣化する時期の目安」と説明していた。
原子炉容器は、核燃料が放つ中性子を受けるともろくなり、限度を超えれば緊急時に原子炉を冷やす際に破損する可能性がある。さらに原子炉は交換できないため、経年劣化のリスクが懸念される。
ルールでは審査を担当する原子力規制委員会が認めれば1回に限って「最長20年」の延長が可能だが、一方で当時の田中俊一規制委員長が「(延長は)相当困難」と述べるなど「例外規定」と見なされてきた。
だが、「(40年超原発も)費用をかければ技術的な点は克服できる」。高浜1、2号が安全審査に事実上合格した16年2月の記者会見で、田中委員長はそう述べて一転。その後、規制委は今回再稼働する美浜3号を含めた計4基の運転延長を認めた。
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一部引用以上
加圧式原子炉(PWR)の問題は、160気圧という超高圧で一次冷却水を300度以上の温度に上げて、(沸点を上げて)熱交換器で、二次冷却水スチームを発電タービンに送るシステムだ。
厚さ30センチに満たない鋼鉄製の圧力容器は、炭素量が多いため、鍛造してあっても脆い性質があるが、これに中性子が照射され続けると、構成原子の鉄が中性子を取り込んで、コバルト60など別の金属アイソトープに変化してしまう。
いわば、鋼鉄に極小の穴や割れが無数に開いてスポンジのように変化してしまうのだ。
それでも限界まで運転できる目安として、これまで40年間が想定されてきた。
中性子による環境が長期間にわたると「脆性劣化」という現象を起こして、さらに脆くなり、熱衝撃でひび割れを生じやすくなる。
さらに、超高圧化での金属は、表面が硬化したり、クラックを発生させ、応力腐食割れという現象を起こしやすくなる。
それでも60年間持つかといえば、そんなデータは存在していない。
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_02-08-01-05.html
160気圧といえば、蒸気機関車ボイラーのちょうど10倍だ。蒸気機関車ボイラーの破裂でも、相当な爆発が起きる。
https://karapaia.com/archives/52288152.html
この10倍の気圧が爆発すれば、原子炉内部の放射能は大半が環境に放出され、遠方まで到達する。だからPWRはBWRに比べて爆発の危険性が数百倍になるといわれていた。
どういう条件で爆発する可能性があるかといえば、急激な温度変化であり、炉心に問題が生じて、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動して、冷たい水が炉心に入ったときの熱衝撃でだ。
具体的には、核燃料ユニットが物理的に変形して制御棒が入らず熱暴走を始めたとき、原子炉の核反応を止めるために、ホウ素を大量に入れた冷却水を炉心に入れる。
熱暴走によって燃料被覆管の溶融が進みメルトダウンを起こせば、確実にECCSを作動させなければならない。
ECCSで炉心を緊急冷却し、ホウ素で核反応を止められなければ、その原子炉は、凄まじい核反応によって圧力容器まで溶かしてしまい、大爆発を引き起こす。
だが、そのECCS冷却水が、脆性劣化して脆くなった圧力容器に熱衝撃を与えて、クラックを生じさせ、大爆発を引き起こすのだ。
どちらに転んでも巨大爆発を起こすのだから、炉心圧力容器は絶対に健全でなければならない。
この健全性を知るために、PWR原子炉には、劣化の目安になる試験片を入れてある。これを数年ごとに引き出して劣化具合を調べるのだが、運転30年を超えた日本のPWR原子炉の多くが、脆性劣化の限界点に近く危険な状態であるといわれる。
玄海原発では、文字通りの限界が確認されて廃炉となった。
深まる原子炉圧力容器鋼のナゾ 現状では劣化の予測ができない(『通信』より)
https://cnic.jp/424
原子力資料情報室声明】 老朽原発=高浜1・2号および美浜3号の40年超えての運転同意に抗議する 2021/04/29
https://cnic.jp/38967
美浜原発3号機の耐震性能は、阪神大震災の900ガルにも及ばない750ガルである。しかも、設計当初は350ガルに過ぎず、本格的な耐震改修を行ったのかといえば、実は「机上で計算し直した」という理屈だけだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E6%B5%9C%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
福井県は、隠され続けている日本列島断層が県内を縦断している。それは中央構造線から淡路島で分岐して、阪神大震災を引き起こした野島断層から琵琶湖を経由し、敦賀市を通って能登・佐渡に抜けている。
若狭のリアス式海岸は、実はこの日本断層の歴史的な活動によって生成された可能性があるので、いつM8級巨大地震が起きるか分からないのだ。
起きれば、それは2000~4000ガルの震動をもたらすだろう。
http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/
運転開始以来44年を経てボロボロに劣化した美浜原発3号機は、過去にも大事故を重ねてきている、いわくつきの危険原発だ。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/909673
7名を蒸気で殺した大事故の原因は28年間、点検を忘れていたという驚くべき関電のデタラメ体質だった。
http://www.shippai.org/fkd/cf/CB0011025.html
だが関電は一切反省せず、その後も運営の安全性に疑問を持った地元自治体町長を殺害すると関電幹部が漏らすなど、完全な非合法マフィア体質をむき出しにしている。
反原発町長を、はよ殺さんかい! 2019年10月01日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-887.html
どろどろに腐り落ちた死体=関西電力 2020年03月20日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こんなヤクザと結びついた腐敗企業が、関西圏3000万人の命運を危機に晒して、40年超過原発を再稼働させるというのだ。
しかも。長期停止していた原子炉は、過去の例から安全に再稼働した例は皆無であり、必ず何らかの危機的なトラブルが起きる。
https://jp.sputniknews.com/japan/20150807711992/
6月23日から数ヶ月間は、ラディックスのような携帯用放射線検知器を肌身離さず持って、数時間ごとに点検したほうがいい。
関西圏では、いつでも遠方に逃げられるよう、身近に必要品を入れたザックを置いて、逃避を前提に生活すべきだ。