
横浜市のこどもの国・椿の森で2月19日に咲いていた「京雅(きょうみやび)」。
2輪咲いていたものの、いくらかましなほうがこんな状態。

昨年のデータを調べたところ2月21日に1枚だけ撮っていました。
雄しべの一部はなくなり花弁に傷みはありますが2枚合わせれば雰囲気は伝わるかと…。
「京雅」は淡桃地に濃紅色の縦絞りがわずかに入る一重、筒~椀咲き、筒しべの中輪。花期は11~3月。
花弁は肉厚でしわや縮れが少なく、明るい地色に濃紅色の絞りがピリーッと効いた温雅な花。
絞りが入らないと平凡にすぎ、入りすぎるとうるさいものだが、その加減こそ造化の妙。
淡交社刊「新装版 日本の椿花」の評に執筆者の思い入れが表れていて、そのまま引用しました。
本に掲載されている写真のような、もっといい状態の花を載せたかったのですが…。