「京いも」
名前は「京いも」ですが、京都産ではなく「宮崎特産」のおいもです。
「さといも」の一種で、長く、まっすぐで、太さが均一な円筒形をしていることから「たけのこ(筍)いも」・「たけんこいも」とも呼ばれています。
「京いも」という名前から、京野菜の「えびいも」と混同する人もいるようですが、大きさも形も異なります。なにより「えびいも」は子芋・孫(まご)芋を食べるのに対して、「京いも」は親芋を食用とします。
「さといも」や「えびいも」と比べて、円筒形で、ぬめりが少ないので、皮をむくのがとても楽です。やわらかくなるまで時間がかかりますが、逆に煮くずれしにくいのが特徴です。そして、色が白く、赤・黒などの色の汚いところがほとんどありません。ねばりが少ないので、さといも特有の緻密さは弱いのですが、ほくほく、ほっこりとした食感が楽しめます。
「京料理」に最適な食材ではないでしょうか。