沖縄料理は、見かけを気にしないと言われますが、見た目も鮮やかで、美しい料理が少なくありません。
この「ウサンミ」の由来は、「御三味」からと思われます。
山の幸・海の幸のごちそうを、一枚の大きめのお皿に盛り合わせます。
元々は中国で、「牛・羊・鳥(とり)」の3種のごちそうを意味していました。
琉球に伝来すると、「豚・魚・鶏(にわとり)」の組み合わせに変化したのです。
豚肉・鶏肉・卵・魚・野菜などの料理を、きれいな彩りでセットにします。
豚肉は、こってりしたラフテーなどではなく、あっさりした塩豚がいいでしょう。
魚は、沖縄近海の新鮮なシチューマチ(あおだい)やイラブチャー(ぶだい)やクルキンマチ(ひめだい)などのお刺身です。
卵料理は、昔ならゆで玉子でもごちそうでしたが、小さな車麩にゴーヤーを付けて焼きました。オリジナル料理の銭麩イリチーです。
輝くような海ぶどうを中央に置いてあります。赤いのはスイカの漬けもの、黄色いのはシークヮーサーです。この一皿で主菜にもなるし、お酒の肴にもなります。
清明祭(シーミー)などの重箱(重詰料理)も「ウサンミ」と言うことがありますが、ここで紹介した「ウサンミ」は「御三味」の盛り合わせのことです。
「塩豚」は本格的な「スーチキジシ」でなくて、豚を塩湯でゆでたものでかまいません。









