
2年前の秋、惜しまれつつも無くなった「佐久間レールパーク」の後継施設である名古屋の「リニア・鉄道館」へ4/23に行ってきました。
2009年の春から秋にかけ、佐久間レールパークのあった中部天竜駅までの乗車券を持っていると、金額に応じてポイントが付き、5ポイントで「リニア・鉄道館」へのペア招待券がもらえるというイベントを開催していました。このときのポイントで入場券が届いたのが今年の2月。今回、父親を連れて行ってきました。
朝は7:00過ぎの新幹線で新横浜から名古屋へ。名古屋でコーヒー飲んで時間を調整したら、あおなみ線に乗り換えて金城ふ頭へ向かいます。あおなみ線の電車は、以前乗車したときよりもけっこう乗っていて、金城ふ頭まで座席はそこそこ埋まってました。ただ、全てが「リニア・鉄道館」への客というわけではなく、半分以上は「ポートメッセなごや」方面へ行ったんですが、調べた限りこの日にイベントはなかったようなので、近くのショッピングセンターらしき物が目当てだったのかと。

新横浜で撮影。雨が強かったので、さすがにホーム端まで行かず、横着して望遠で

金城ふ頭駅で降りると、オレンジ色のJRマークが着いた建物が見えた。これが「リニア・鉄道館」である

建物への入り口付近にある看板。大雨の日ではあったが、土曜と言うことで家族連れ、子供の団体客などが多かった

これが入場券。招待券と引き替えになる。2次元バーコードになっているが、鉄道関係で2次元バーコードを使う入場券って多分初めてでは?
招待券は持っていましたが、入場券とは引き替えになるので、オープン時には列に並ぶ必要があります(10:00オープン)。この日は券売機の調子が悪かったようで、中に入る列がなかなか進まず困りました。
入ってみると最初に現れたのは、C62 17、955形「300X」、MLX01形「リニア」の3両でした。シンボル展示ゾーンとされるここは、各世代に最速を記録した車両を展示しており、部屋の上の方の映像表示部ではCG等を使って新幹線車両の紹介も流されてました。C62は蒸気機関車としての世界最高速度(129km/h)、955形は電車方式による1996年当時の世界最高速度(443km/h)、MLX01形は超電導リニア方式による世界最高速度(581km/h)を記録した車両です。この中で、MLX01形のみが車内見学可能でした。

C62形17号機。国鉄最強最速の蒸気機関車は貫禄にあふれる

運転室は灯りが付けられているが、位置が高いので覗き辛い

955形「300X」。去年の夏に浜松で見ているので見るのは2度目

300Xの後側

MLX01形。山梨実験線で1995年から2005年まで使用されたリニア車両。愛知万博でも公開されている

前方側面にあるふくらみ。多分、この部分に超電導磁石があるのだろうか?

入り口の扉は上方へ上がっている。車両の上に架線のある電車では、考えられないようなドアの開閉方法

車内は元々4列シートで、愛知万博の時は座れたそうなのだが、現在は2列に撤去の上に「座らないでください」の案内札がおかれている。シート自体は700系のものに似た感じ

出口側は車両後方の貫通路
シンボル展示ゾーンを抜けると、車両展示ゾーンに入ります。
この車両展示ゾーンは、かつて佐久間レールパークを含む、様々な場所で保存されていた車両が展示されています。なお、佐久間レールパークで展示されていた全ての車両がここへ移転したわけではなく、0系先頭車のカットモデルは金沢文庫の東急車輌に移転しています。また、どこにも移転されなかった車両は全て佐久間レールパークで解体されてしまったようです。

車両展示ゾーンに入ると、広々とした空間に車両が並んでいる

左から300系J1編成(先行量産車)、100系X2編成(後方に100系2階建てX1編成の食堂車)、0系初期車と並ぶ。いずれも浜松工場で昨年夏に見た物。ちなみに0系先頭部の鼻(連結器カバー)は、クリーム色だった浜松工場での時に対して、真っ白に塗り替えられている

もう1つの300系は量産車のJ21編成の物。実はこのJ21編成の先頭車も、昨年夏の浜松工場で展示されていた物である
参考記事 浜松工場 新幹線なるほど発見デー2010 その3

922形T3編成「ドクターイエロー」。東海道新幹線を最後まで走っていた0系タイプの車両で、元はJR西日本の所属だった

手前が0系の台車で奥が300系の台車

車両展示ゾーンの後方は、13両もの車両が横1列で並べられている。ただ、これらは横に入ることが出来ず、正面以外はほとんど撮影できない。展示方法としては失敗と言える

381系クロ381形10番台。L特急「しなの」の展望グリーン車

0系37形。ビュッフェ車である。隣は0系16形の食堂車。側面が見られないと意味がない2両だが・・・

165系のクモハ165形と、サロ165形が並ぶ

サロ165形。簡易運転台付きのため、小型の前照灯が屋根上に付いている

63系電車。戦時設計で欠陥車と悪名高い電車だ(知らない人は桜木町事故を調べてみましょう)。クモヤ90005に改造されていたところをモハ63638へ復元している

63系とキハ82形、キハ48000形などが並ぶ

キハ80系82形。キハ82系とも呼ばれる。特急「ひだ」として中部地方では活躍したが、北海道の方がなじみ深い車両だろう

様々なサイズの車輪が並ぶ。車輪毎にちゃんと説明もされているので、読んでみると興味深い

キハ48000形。後に国鉄キハ10系気動車として呼ばれる。キハ48000形の場合は、キハ10系11形である

旧型客車が並ぶ。うち1両はオヤ31形。キハ48000形を含め、佐久間レールパークからの移転組だ
まだまだ写真は続きますが、ひとまずこの辺で。次回は他の車両と、HOゲージの模型運転などを紹介します。
2009年の春から秋にかけ、佐久間レールパークのあった中部天竜駅までの乗車券を持っていると、金額に応じてポイントが付き、5ポイントで「リニア・鉄道館」へのペア招待券がもらえるというイベントを開催していました。このときのポイントで入場券が届いたのが今年の2月。今回、父親を連れて行ってきました。
朝は7:00過ぎの新幹線で新横浜から名古屋へ。名古屋でコーヒー飲んで時間を調整したら、あおなみ線に乗り換えて金城ふ頭へ向かいます。あおなみ線の電車は、以前乗車したときよりもけっこう乗っていて、金城ふ頭まで座席はそこそこ埋まってました。ただ、全てが「リニア・鉄道館」への客というわけではなく、半分以上は「ポートメッセなごや」方面へ行ったんですが、調べた限りこの日にイベントはなかったようなので、近くのショッピングセンターらしき物が目当てだったのかと。

新横浜で撮影。雨が強かったので、さすがにホーム端まで行かず、横着して望遠で

金城ふ頭駅で降りると、オレンジ色のJRマークが着いた建物が見えた。これが「リニア・鉄道館」である

建物への入り口付近にある看板。大雨の日ではあったが、土曜と言うことで家族連れ、子供の団体客などが多かった

これが入場券。招待券と引き替えになる。2次元バーコードになっているが、鉄道関係で2次元バーコードを使う入場券って多分初めてでは?
招待券は持っていましたが、入場券とは引き替えになるので、オープン時には列に並ぶ必要があります(10:00オープン)。この日は券売機の調子が悪かったようで、中に入る列がなかなか進まず困りました。
入ってみると最初に現れたのは、C62 17、955形「300X」、MLX01形「リニア」の3両でした。シンボル展示ゾーンとされるここは、各世代に最速を記録した車両を展示しており、部屋の上の方の映像表示部ではCG等を使って新幹線車両の紹介も流されてました。C62は蒸気機関車としての世界最高速度(129km/h)、955形は電車方式による1996年当時の世界最高速度(443km/h)、MLX01形は超電導リニア方式による世界最高速度(581km/h)を記録した車両です。この中で、MLX01形のみが車内見学可能でした。

C62形17号機。国鉄最強最速の蒸気機関車は貫禄にあふれる

運転室は灯りが付けられているが、位置が高いので覗き辛い

955形「300X」。去年の夏に浜松で見ているので見るのは2度目

300Xの後側

MLX01形。山梨実験線で1995年から2005年まで使用されたリニア車両。愛知万博でも公開されている

前方側面にあるふくらみ。多分、この部分に超電導磁石があるのだろうか?

入り口の扉は上方へ上がっている。車両の上に架線のある電車では、考えられないようなドアの開閉方法

車内は元々4列シートで、愛知万博の時は座れたそうなのだが、現在は2列に撤去の上に「座らないでください」の案内札がおかれている。シート自体は700系のものに似た感じ

出口側は車両後方の貫通路
シンボル展示ゾーンを抜けると、車両展示ゾーンに入ります。
この車両展示ゾーンは、かつて佐久間レールパークを含む、様々な場所で保存されていた車両が展示されています。なお、佐久間レールパークで展示されていた全ての車両がここへ移転したわけではなく、0系先頭車のカットモデルは金沢文庫の東急車輌に移転しています。また、どこにも移転されなかった車両は全て佐久間レールパークで解体されてしまったようです。

車両展示ゾーンに入ると、広々とした空間に車両が並んでいる

左から300系J1編成(先行量産車)、100系X2編成(後方に100系2階建てX1編成の食堂車)、0系初期車と並ぶ。いずれも浜松工場で昨年夏に見た物。ちなみに0系先頭部の鼻(連結器カバー)は、クリーム色だった浜松工場での時に対して、真っ白に塗り替えられている

もう1つの300系は量産車のJ21編成の物。実はこのJ21編成の先頭車も、昨年夏の浜松工場で展示されていた物である
参考記事 浜松工場 新幹線なるほど発見デー2010 その3

922形T3編成「ドクターイエロー」。東海道新幹線を最後まで走っていた0系タイプの車両で、元はJR西日本の所属だった

手前が0系の台車で奥が300系の台車

車両展示ゾーンの後方は、13両もの車両が横1列で並べられている。ただ、これらは横に入ることが出来ず、正面以外はほとんど撮影できない。展示方法としては失敗と言える

381系クロ381形10番台。L特急「しなの」の展望グリーン車

0系37形。ビュッフェ車である。隣は0系16形の食堂車。側面が見られないと意味がない2両だが・・・

165系のクモハ165形と、サロ165形が並ぶ

サロ165形。簡易運転台付きのため、小型の前照灯が屋根上に付いている

63系電車。戦時設計で欠陥車と悪名高い電車だ(知らない人は桜木町事故を調べてみましょう)。クモヤ90005に改造されていたところをモハ63638へ復元している

63系とキハ82形、キハ48000形などが並ぶ

キハ80系82形。キハ82系とも呼ばれる。特急「ひだ」として中部地方では活躍したが、北海道の方がなじみ深い車両だろう

様々なサイズの車輪が並ぶ。車輪毎にちゃんと説明もされているので、読んでみると興味深い

キハ48000形。後に国鉄キハ10系気動車として呼ばれる。キハ48000形の場合は、キハ10系11形である

旧型客車が並ぶ。うち1両はオヤ31形。キハ48000形を含め、佐久間レールパークからの移転組だ
まだまだ写真は続きますが、ひとまずこの辺で。次回は他の車両と、HOゲージの模型運転などを紹介します。