それにしても、僕のことを告発する悪魔も、裁き、罰し、償わせる神もいないのに、どうして負債の感覚に捕らわれたのか、不思議。
そうか、幻聴だ。
幻聴のせいだ。
《本当のこと、言いなさーい!》などという。
でも、実体はないが、そこには何らかの法則性があるような気がしてならない。
そこってどこ?
自分の心の中。
気づいていないだけで、僕はそういうふうに作られてしまっているのではないかと思えてならない。
それを僕は、いつの間にか、逸脱してしまっていたのではないかと・・・。
これも妄想なのかなあ~。