四柱推命は生年月日と生まれた時間で占いますが、異常干支というのがあるらしい。
占いで用いられる干支は全部で60個ありますが、
甲戌・乙亥・丁巳・戌戌・庚子・辛亥の6つが通常異常干支とされ、
丙戌・丁亥・戌子・己亥・辛巳・壬午・癸巳の7つが暗号異常干支(蔵干と干合する)とされ、
合計13個の干支が異常とされるそうです。
僕の場合、年柱干支(乙巳)を除いた月柱干支(壬午)と日柱干支(庚子)と時柱干支(戌子)の3つが異常干支です。
う~ん。
僕の精神病と何か関係があるのでしょうか。
みなさんも試しに調べてみてください。
池谷裕二著『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80』から抜粋。
P.71
ケース15 気合!
コメディ番組を見ていると、つい爆笑してしまいます。では、笑うのを我慢した場合、何が違ってくるでしょうか。
番組を見終わったあとに、ハンドグリップを力一杯に握るテストをしました。
どちらのほうがハンドグリップを長く握り続けることができたでしょうか。
① 笑い転げた場合のほうが長く握り続けられた
② 笑うのをこらえた場合のほうが長く握り続けられた
答え ①
感情を素直に出さないで我慢していると、ハンドグリップを握り締めていられる時間が20%も減りました。我慢すると、その後に我慢ができなくなるのです。
目の前に置かれたチョコレートを食べずに我慢してからハンドグリップを握っても、同じ結果になります。さらに、「6分間シロクマについて考えて」と依頼されるよりも、「6分間シロクマについて考えないで」と依頼されたほうが、握る時間が減少します。
自制心や意志力は、筋力に似て、有限リソースです。がんばった後は、やる気や忍耐力、ときには道徳観さえも削がれます。若い人ほどこの傾向が強いことが知られています。
たとえば午後は、朝からの疲れが溜まっているため、午前よりもウソの頻度が20%も増えます。入試が終わると脱力したり(燃え尽き症候群)、重要な仕事が終わった後の打ち上げ会では飲みすぎて泥酔したり、旅行先で財布の紐が緩んだり、ダイエット中に怒りっぽくなったりするのも、同様の原理が働いています。
車を買うという一大決心をした直後に、営業マンが「今ならカーナビを2万円の特価で追加できますよ」とたたみ掛けるのは、消耗した精神の弱みをつく典型的な作戦です。大きな決断をした直後に別の問題について深く考えるのは、難しいものです。
なお、脳のエネルギーはブドウ糖です。消耗した自制心は、ブドウ糖を補給することで回復します。またコメディを見て笑ったり、サプライズプレゼントをもらったり、当初の目標や報酬を思い出すことでも回復します。
う~ん、この本、本当に面白い。
自我消耗(Ego Depletion)というらしいが、作業所のメンバーさんたちに教えてあげたい。
自己防衛にばかり専念するから弱ってしまうのだよと。
もっと感情表現してもいいのだよと。
『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80』を読了。
この本は薬学博士で、東京大学薬学部教授で、脳研究者の池谷裕二という方の本ですが、「認知バイアス(歪み)」と呼ばれる脳(思考や判断)のクセについて書かれています。
私たちの「勘」は有益でほとんどの場面で、反射的に浮かんだ「直感」を信じて問題はないけど、ただし、たまたま想定外の条件が揃うと、直感は珍妙な解答を導くことがあり、それが認知バイアスだそうです。
つまり、認知バイアスとは、脳が効率よく作動しようと最適化を進めた結果、副次的に生まれるバグなのだそうです。
経験不足から、しばしば(大人から見れば)取るに足らない些細な部分につまずき、複雑な仕事になると、どうしても時間が掛かってしまう子供たちも成長するにつれて人生経験が豊富になり、反射的解釈が正確かつ迅速になり、生きるのが楽になり、これこそが直感がもたらす最大の恩恵だそうですが、それはいつでも正しいとは限らず、特殊な条件が揃うと「勘違い」に陥ってしまうそうです。
想定外の前提が背後にある場合、認識と事実にズレが生じることがあり、これが認知バイアスだそうです。
認知バイアスは、そうとわかっていても、つい落とし穴にはまり、なかなか修正することができないからこそ認知バイアスなのだそうです。
人は自分のクセに無自覚であるという事実に無自覚で、他人のクセには容易に気づくことができても、案外と、自分自身のクセに気づかないまま自信満々に生きているもので、最大の未知は自分自身だそうです。
この本、たいへん面白かった。
一部抜粋させていただくと、
p.45
「能力の低い人ほど自分を過大評価する」というこの傾向は、発見者の名前にちなんで「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれています。この現象は次のように説明されます。
能力の低い人は、能力の低さゆえに自分のレベルを正しく評価できない。同様に、他人の能力も正しく評価できない。その結果、能力の低い人は楽観的に自分を過大評価する――。
ダニング=クルーガー効果の大切なポイントは、能力の低い人でも訓練をつめば、スキル不足に気づき、自省できることです。つまり、能力の低い人は、決して無能というわけでなく、単に未熟なのです。
統合失調症を勘違いの病と言った精神科医がいたけど、この本、統合失調症の方だけでなく、健常者にも是非読んでほしい。
数日前、友人のOさんが精神科病院のJ病院に入院したという連絡を奥さんのCさんから受けて驚きました。
だって最近、Oさんと一緒に食事した時は全然普通に見えたから。
でも実際は薬をやめていたらしい。
お見舞いに行こうときのうJ病院に電話して訊いたら面会時間は10時から4時までと教えてもらえたのですが、患者の具合によってはお断りさせていただくと言われたので、家族の人に訊いてみますと言って電話を切りました。
そして、今日は仕事休みの日なのでCさんに電話をしたら、「きのう、(Oさんから)今、J病院内ではノロウィルスが流行っているという電話があった」と言うので、今回は見送らせていただきました。
僕が厨房で働いていなければ平気だったのですが、下手するとみんなに迷惑をかけてしまうので、諦めました。
Oさんはハイになって一時的に保護室にも入れられたそうですが、現在は大部屋に移されたというので容体は安定してきたのでしょう。
いい機会だから心も体もゆっくり休ませてほしいです。
強いことが称賛される世の中にあって。
普通、踏み絵を踏まなかったキリシタンの信仰心は強かったと見做される。
だから、美しいと。
でも、イエス・キリストは赦しの大切さを説いているのだから、踏み絵を踏んでも赦してもらえるはずだ。
それなのに、それができないってことは、イエス・キリストを信じる心が弱いからではないのか。
彼らはイエス・キリストの存在を見くびっていたのではないのか。
むしろ、彼らは自分たちのちっぽけな自我に捕らわれていたのではないのか。
以上が理性的な観点。
しかし、彼らの苦悩は美しい。
彼らの信仰心にはイエス・キリストに対する愛が含まれていたからだろう。
それが残酷な刑罰のもとで輝いている。
以上が思いやりの観点。
そもそも人は弱いから信じるのではないのか。
前に自分のことばかり考えているから統合失調症になるのではないかと書いたが、不正確な表現でした。
それよりむしろ気が利くから疲れやすいのかもしれない。
過剰なストレスは統合失調症の最大の原因です。
これは作業所の厨房で一緒に働いているメンバーさんたちから受ける印象です。
彼らは仕事中お茶を淹れたりしてくれるのですが、優しくてよく気が利きます。
そして真面目です。
エゴイストからは程遠い。
人間存在の何が悲しいかって言えば、世界について語っているつもりなのに、結局、己の世界観しか語れないってことだ。
生きづらい世の中にあって、障碍者にとっても健常者にとっても今、必要なのは連帯することかもしれん。
しかし、障碍者はズルをしていると健常者に思われているうちは難しいかもしれん。
みんながお互い合理的な思考だけで生きて、それを越えた思いやりの精神の領域まで到達しようとしないなら無理かもしれん。
とにかく、連帯するには連帯感が必要だ。
そうでなければ、できたとしても形骸化してしまい、無意味で脆くなるに違いない。
かたつむり。
いえ、なんかオレってかたつむりみたいだなぁと…。
つまらない意地を張って…。
国語辞典で調べると、からだはナメクジに似て、うずまき形のからをせおった虫。二本のつの〔=触角(ショッカク)〕を持ち、木の葉などをはいまわる。とあり、ますます…。