Ｏ君がヘルニアのため戦列から離れたのは三週間ほど前のこと。
木曜だけ来ているＩさんは28日に旅行のため欠勤。
さらに週に三日（月、木、金）来ているＯさんは三日とも急用のため欠勤。
で、残ったメンバーは僕とＳさんの二人だけということに。
水曜は僕の定休日なのですが、Ｓさんを一人にするわけにもいかず、出勤。
木曜はＳさんの定休日なので、その日は僕だけ。
魔の一週間でした！
あ～疲れた…。
これからビールを飲んでゆっくりします。
僕は作業所の厨房でお弁当作りをしているのだけど、小さいミスは頻繁に起こるのよ。
みんなそれなりに気をつけているはずなのにね。
でもミスった人を責めてばかりいてもしょうがない。
それよりはいかにフォローするかが大切になる。
こういうことは共同作業するまでわからなかった。
失敗する度に許される。
そうやって前進していく。
お互いの絆も深まる。
疎外感が消えていく。
他人の迷惑にならないよう心がけることはもちろん大切だ。
でも、それが相手に対する思いやりではなく、恐れからだとすると問題ありと言えよう。
だいたい他人に迷惑をかけずに生きられる者など一人もいない。
これは事実だから仕方ないのに、未熟者はそれを試みようとしている。
どだい無理な話なのに。
そこじゃないだろ、問題はと言いたい。
彼らが言うことは一見理にかなっている。
だが、本当は感情的に怒られるのが怖いのだ。
怒られるのは誰だっていやだ。
他人と共同作業さえしなければ、迷惑をかけるという失敗も避けられそうだと考えたくなるのもわかる。
しかし、実際そうすると、成長する機会も失われてしまうのが残念。
許されるという経験は沢山しておいた方がいいよ。
これは本音です。
できないことをしろとは言わない。
本当の勇気を見せてくれ。
偉そうに言ってすまん。
ケチとケリの関係。
ケチをつけるとケリがつけられなくなる。
倒錯的だけどケチをつけたがる人は終わりにしたくないのだ。
だから嫌われる。
人間が全面的に許されるなんてことはあるのだろうか。
元々、仲直りは「ああ、よかった」という快感を伴っていたはずだ。
だから、それをたくさん記憶するのは、よいことではないかと。
しかし、そのためには、まず仲違いしなければならないが。
仲直りの数だけ仲違いがあるということ。
それが倒錯的になりやすい理由。
神さまは何でもご存知。
などと言われる。
でも、そうだとしたら、この世で喜んでいる人と悲しんでいる人の、相反する感情を同時に抱え込んでいることになる。
神さまは精神分裂病なのでしょうか。
それとも、メタ認知できているから、心配無用なのでしょうか。
過去にこういう出来事があったから、二度と過ちは繰り返すまいという気持ちだけでなく、自分も同じことをやってみたいという気持ちも起こさせるのが、記憶の保存をめぐる悩ましいところである。
良いことと悪いことはそんなに都合よく操作できないことを認識するべきだ。
