これまた2000年頃の話。
当時、僕は引きこもり気味の生活をしていたのだが、部屋の窓から外を見ると、なぜかいつも印象に残る人が二人いた。
一人は、犬を散歩させている細身で優しそうなおじさんで、もう一人は、くわえタバコで歩いている細身で病弱そうなお兄さんだった。
知り合いではなかったが、僕は何となくその二人を見るのが好きだった。
でも5月頃、僕が母に最近その二人を見かけないと話したら、母はその二人の名前を知っていて、二人とも昨年死んでしまったよと僕に告げた。
とても驚いた。
そして残念に思った。
いい人は早死にするというのは本当だろうか。
本当にあの二人は長生きさせてあげたかった。
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