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2009,08,11-15北アルプス・黒部源流縦走 五日目

2009年08月17日 | 050.薬師岳 051.黒部五郎岳

5日目の行程です。最終日となりました。

黒部五郎小舎⇒黒部五郎岳⇒赤木岳⇒北ノ俣岳⇒太郎平⇒折立

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黒部五郎小舎を出発して黒部五郎へ向います。

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約3時間弱です。

とうとう黒部五郎山頂写真をとる前にカメラの電池が切れました。

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携帯カメラで撮影となりました。

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この後、赤木岳、北ノ俣岳に登り、太郎平を経由して折立に下りて黒部源流縦走は終了しました。

この縦走は危険箇所、技術的に難しいところはありませんが、体力勝負です。重いザックを背負って縦走出来る体力が必要です。もちろん、小屋泊まりなら軽くなりますが、アルプスはテントを背負って縦走をして欲しいですね。

今年の夏のメイントレッキングは終わりました。この縦走は記憶に残る縦走となりました。         

 

 


2009,08,11-15北アルプス・黒部源流縦走・二日目

2009年08月16日 | 050.薬師岳 051.黒部五郎岳

2009,08,12北アルプス・黒部源流縦走二日目。

本日の行程です。

薬師峠⇒薬師岳⇒薬師峠⇒太郎平⇒薬師沢⇒雲ノ平⇒雲ノ平キャンプ場

既に1日目の薬師岳登頂がずれ込んでしまい、2日目の朝に回す予定であった。1日目に隣のテントから明日のご来光はどうする?という話が聞こえてきました。『確かにそれは名案!』 とお主も急遽予定を変更してご来光を目指す事としました。

ただ、翌日は夜中の2時に起床、2時半スタート。この時間から登らないとご来光を見れない計算です。深夜2時半、涸れ沢を一人で登って行きます。『誰もご来光を拝まないの?』と言いたい位誰もいません。何が出てくるか分からず、鬱蒼としていてさすがに気持ちが悪いです。

1時間もするとようやく木道に到着。真っ暗な中、ひとしきり木道を歩いた後今度は尾根を登ります。その頃より薬師岳の東南稜が目の前に立ち塞がるかのごとく聳えています。まだ、星が煌いていますがそれがよくわかりました。真っ暗で良く見えないですが圧倒的で感動的であります。残念ながら写真はありません。

薬師岳山荘に到着。その頃には数人の登山客が小屋から出て来てお主の後ろに付きました。夏の日の出前、ピークが近づいてくるにつれ稜線上はさすがに寒い。ダウンを着込んで更にピークへ向います。ようやく、薬師岳山頂に到着。一番と思いきや小屋からの先客が一人だけいました。何とかご来光にも間に合いました。

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北アルプスの薬師岳山頂から綺麗なご来光を拝んでいます。感動的にすら思えます。

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こんな機会がこの先何度あるのでしょうか?

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薬師堂のモルゲンロート。

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ようやく1座目、薬師岳登頂。サイコーです。

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北薬師岳側の金作谷カールです。

もっと険しいところと思ってました。

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薬師岳山荘を少し登ったあたりです。

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眼下には薬師岳山荘、更にその下には太郎平小屋、左は北ノ俣岳が見えます。

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今朝は星空の下、この山稜風景に圧倒されました。暗がりでしたが、真夜中でも圧倒的な山稜です。

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昨日と打って変わった景色です。

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太郎平は昨日と雰囲気が全然違います。 もう一度、記念撮影です。

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これから薬師沢出合に向って降りていきます。

木道が果てしなく続いています。

都会の喧騒から離れて、何も考えずもくもくと一人進んでいます。

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花も綺麗に咲いてます。

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今朝まで登っていた薬師岳です。

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かなり降りてきました。

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モウセンゴケの群生です。

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薬師沢に到着。薬師沢小屋にて昼食。

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今回の縦走の中で最も厳しかった薬師沢からの雲ノ平への直登です。

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苔生した山道、ガレた涸れ沢を登って行きますが、登れども登れども景色が変わりません。テント、シュラフの入ったザックの重さがさすがに効いてきてねを上げたくなります。この間、何組かのグループと夫婦とすれ違いましたが、上って来るものはいませんでした。約2時間の戦いが繰り広げられます。

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とうとう雲ノ平に到着しました。アラスカ庭園です。この先でオゴジョに遭遇。

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かわいいアイツとひとしきり遊びましたよ。

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奥日本庭園です。

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本日のゴール、祖父岳下の雲ノ平キャンプ場に到着しました。

夜中の2時半からスタートして既に13時間以上が経過しています。

北アルプスのど真ん中、雲ノ平です。

また、来れるのだろうか?

一生のうち何度も来れない雲ノ平です。

もう一度、ここを歩きたいですね。

来れて良かった。


2009,08,11-15北アルプス・黒部源流縦走・一日目

2009年08月16日 | 050.薬師岳 051.黒部五郎岳

2009年、今年のメインイベント登山、北アルプス・黒部源流縦走の日がやってきました。昨年から温めていた企画で、今年は富山県の折立から雲上の楽園、雲ノ平を中心に薬師岳、水晶岳(黒岳)、鷲羽岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳を4日間でテント泊縦走する計画です。

おとといの8月8日-9日は富士山に登り、中一日で準備体操はバッチリです。今年は『山のプロとの違いは、冬も体力、筋力を維持して翌シーズンの春につなげているか』を実践する為、元旦からかなりハイペースで飛ばしておりました。

しかし、その後2月に入り首と腰のダブルでヘルニアを患い、二ヶ月以上もの間、リハビリと山の雑誌を読みながらお菓子を貪るゆる生活を続けてしまい、結局、そのおかげで『体力不足で不健康なデブ』がゆるい春を迎えていました。

『治ったらテントを持って、重いザックを背負って縦走したいなー!』と一番やりたかったのがこの北アルプスのテント泊縦走でした。

期待していた北アルプスはどんな山旅となるのか?、天気はどうだろうか?など期待と不安が入り混じりながら富山に車を走らせました。

折立のある有峰林道は20時から6時迄の間、ゲートが閉鎖されている事を知らず、2時半にゲートに到着した為、隣の駐車場に車を止めて仮眠を取りました。朝は地震(駿河湾沖地震)と共に起床、目の前には既に10台近い車が並んでいます。

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折立に到着。100台近い車が駐車出来る駐車場、キャンプ場などがあります。ピーク時は大混雑で、帰りは物凄い路肩駐車が列をなしてましたよ。

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持って行きたいものがあまりにも多く、55Lのザックに入りきりません。荷物の多いお主は泣く泣く取捨選択して準備を整え、朝食のおにぎりを頬張りながら準備を済ませました。

時折、雲の間から青空が顔を出します。薬師岳登山口より、いざ、スタート!

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ズンズン登って行きます。グループも多く、追い越して行きますが、ザックも重くて簡単ではありません 。ヘルニアを患って以来、重いザックを背負うのは初めてで、何が起こるかわかりません。山道も最近降った雨の影響でぐちゃぐちゃで非常に歩きにくい。

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最初の休憩場所に到着。上の方はガスっています。念の為に付けていたコルセットを外してスタート。付けなくても全然大丈夫そう。

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さらにズンズン登って行きます。最初は林の中を登って行きますが、だんだん開けた展望の良い場所に変化していきます。晴れていればすごく景色がいいのでしょうか?

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いろいろな花が咲き乱れてますよ。

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だんだん高山らしくなってきました。山道は石がでこぼこしていてちょっと歩きにくいかな!?

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規則的な綺麗な割れ模様です。

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そうこうしているうちに太郎平に到着。しかし、残念ながらガスの中で辺りを見渡す事が出来ません。幸先が悪いなと思いつつ、少し休憩したのち太郎平を後にします。

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薬師峠のキャンプ場へ向います。

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湿原が広がっています。

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本日のキャンプ地、薬師峠キャンプ場に到着しました。夏休みなのでかなり混雑しています。午後は薬師岳へ上がる予定でしたが、天気も宜しくないので既に終了モード。

ところが、この後天気に劇的な変化が訪れます。

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何と晴れ間どころかお日様迄出てきてしまいました。一瞬のうちにガスが引いていきました。山の天気がわからないですね。本日は終了、お疲れ、お疲れ。