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2008,5,17岩場の登山、山梨・乾徳山

2008年05月20日 | 25.甲信越/山梨・乾徳山

2008年5月に訪れた乾徳山のブログを少し手を加えてアップしました。

これも読んでね!    - お主 -

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乾徳山登山口、乾徳公園

国道140号線より乾徳山登山口の標識に沿って国道209号線上がって行くと、水車小屋とトイレのある乾徳公園と斜め向かいにバス停、無料駐車場があります。地図上の無料駐車場は閉鎖されている様で、駐車場の位置が地図とちょっと違っていて少しわかりにくいです。バスは1日数本が運行されている様です。

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乾徳山登山口・無料駐車場

写真は徳和川の表示だが、この白いガードレールに沿って駐車場となっており、10数台の普通車が駐車出来ます。当日は小型のバス等も数台来ていて下山者を待っていました。

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徳和峠・防獣フェンス

一般的なコースは更に道路伝いに道を進み、乾徳山登山口(乾徳山登山口と言う場所が二つ存在する)より登る様ですが、今回の道満尾根コースは登山口から徳和峠までは民家のある住宅街を通ります。昔は乾徳山の登山が流行ったのか、人気のある山なのか民宿の数が多い。住宅街を抜け、標識に従いいざ、入山。写真は入山直後の防獣フェンス。これをくぐり抜けて山に取り付きます。

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道満尾根

写真の様な明るい林が続きます。

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道満山

道満山(1,314m)登頂。林の中にあり、木立の中からの眺望となります。

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熊に注意!

熊出没の看板。ここは熊が出る様です。丹沢等も多い様で、カウベル、ベアベルを付けて山行をする必要があるかも。幸いな事に未だ出会っていません。

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道満尾根分岐

ここで休憩。休憩中に1~2組の登山者に抜かれました。道は酷そうですが、別のルートでここまで上がって来れる様です。

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大久保山方面

道満尾根の南方面の風景。この頃より雲が出始めました。

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扇平付近から乾徳山頂を望む

分岐より約30~40分上ると徐々斜面が緩やかとなり、林地帯を抜けると一気に視界が開けます。乾徳山頂上付近は岩場である事がこの辺りからも肉眼で確認出来ます。

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月見岩

扇平の草原の中心に大きな岩があります。これが月見岩です。写真では分かりませんが、かなり大きな岩ですね。

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扇平

扇平(1,850m)到着。ここから約1時間で山頂へ。

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山頂前の岩場1

扇平を過ぎたあたりより徐々に岩場が多くなり、岩の間をすり抜け、岩尾根を登ります。そして最大の難所であるひげすり岩、旗立岩を登ります。

先に道を譲った人と岩場で追いつき、一緒に登りました。以前、一度来た事があると言ってました。結局、最大の難所で断崖絶壁の岩を二度よじ登ってしまいました。かなり危険。登山の基本である三点支持で登っていきます。

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山頂直下の杖棄岩1

切り立った垂直20mの壁をクサリ一本で登っていく。両手でクサリをたぐり、ヒビ割れた岩に足をかけながら登っていくが、杖棄岩は最初の取り付きから中間地点迄が一番難しい。迂回路もある様ですが、この岩を目の前にして迂回路を回ったのでは乾徳山を半分しか登らなかったのと同様です。

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山頂直下の杖棄岩2

杖棄岩上部からの眺め。ちょうど、一人登ってきました。

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登頂!!!

乾徳山(2,031m)登頂!

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山頂よりトサカ、金峰山方面

登頂した頃には太陽もほとんど顔を出さなくなり、北側の雲行きが怪しくなってきました。

しかし、金峰山(2,500m)のシンボル・五杖岩と残雪が確認出来きました。今年はこの時期としては例年になく雪がが多く残っているとの事。3,000mの夏山はまだ遠い。

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山頂前景

畳で20~30畳の広さ。もちろん、岩だらけでゴツゴツしていて平な場所を探すのが一苦労。ここで早めの昼食を摂ります。いつものカップラーメンとおいなりさん。

そのうち、たまたま今日居合わせた同士の会話がはじまります。狭い山頂でありますが、後から結構登ってきます。隣で丹沢で会った人と別の山で偶然声をかけられた話をしていました。私もその様な話をブログで読んだ事があります。その様な事がよくあるらしい。

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山頂付近の岩場3

黒金山、笠盛山方面、乾徳山下山北側のルート。

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笠盛山・黒金山方面

中心にあるのが黒金山です。

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高原ヒュッテ付近の白樺林

下山ルートも岩がたくさんころがっており、しかもルートが若干不明瞭なところもある為に気が抜けません。1時間半程歩くと白樺の明るい林を通過します。ここまで来るとヒュッテ間近の様です。

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高原ヒュッテ(無人避難小屋)

高原ヒュッテに到着。最初は廃屋かと思ってましたが無人避難小屋でした。みんな中を覗いて行きます。ここで休憩をとっていると、頂上にいた八王子から来た人と会って30分位立ち話をしてしまいました。

高原ヒュッテを出発します。乾徳山登山口迄は約1時間20分位で途中に錦晶水と銀晶水と言う水場がありますが、錦晶水はまだ飲めそう(実際に飲んだ)ですが銀晶水は出も細い水場でした。

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乾徳山登山口

この写真を撮った直後より雨が本降りとなってしまい、ザックにカバーを掛け、レインウエアーを着込みます。更に雷も雨も激しくなってきました。もし、黒金山へ行っていたら…。約15分程道を歩き、朝スタートした駐車場へ到着しゴールとなりました。

この後、近くの露天風呂のある『笛吹の湯』へ。雷の中で露天風呂に入ったのは始めてです。露天風呂を後にした頃より雨もやみ、青空が戻りました。

日時:  2008年5月17日(土) A.M 6:35スタート

山名:  乾徳山(2,031m)日本二百名山・山梨百名山

コースタイム:  6時間30分(休憩時間除く)

コース:    乾徳山登山口→徳和峠→道満山→道満尾根分岐→扇平→乾徳山山頂→高原ヒュッテ→乾徳山登山口