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2011,08,05北海道・幌尻岳 - 前半・渡渉編 - 

2011年09月25日 | 007.十勝岳 008.幌尻岳

午前3時。

真夜中の林道を一台のマイクロバスが駐車場(第一ゲート)に向かって走ります。

8月5日北海道百名山登山第五座目、幌尻岳登山。いよいよ北海道登山の佳境を迎えました。

2時過ぎにとよぬかに到着し、暗い中、準備を整えてマイクロに乗り込みます。本日の3時発のマイクロには5名が乗り込みました。

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午前4時第一ゲート到着。ずっと寝ていたので、どの様な風景だったかはわかりません。ここはただの広場ですが、トイレ、入山届ボックス、ビバーク小屋があります。

以前はここまでマイカーで入れたのですが、現在は乗り入れ、野営も禁止でとよぬか山荘から出発するシャトルバスに予約して乗らないとこの第一ゲートまで入れなくなりました。

とよぬかから約21.6kmあり、片道約1時間、料金は往復で¥3,500となってます。7-8月期の出発時間は3時、7時、10時、12時の4便となっています。

2013年度のシャトルバス利用についてはこちら

平取町オフィシャルホームページ

http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/shisetsu/shi_spot01.html#spot02

シャトルバス利用PDF

http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/shisetsu/image/spot/climb_02.pdf

 

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広場から林道へ向かい、長い林道歩きのスタートです。いや、幌尻岳登山のスタートです。既に明けているのでライトは使いませんでした。

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駐車場近くの林道です。まさか帰りのこの林道があんなに凄いとは。。。

(答えは後半にあります)

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この林道のスタートはかなり高いところにある様です。これは当然、額平川ですよね!?

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もし、夜明け前だったらいやですね。

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奥幌尻橋です。この橋を過ぎるとゲート間近です。

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ゲートに到着しました。だいたい35分くらいです。

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マイクロで同乗したグループは後を歩いています。前には若い単独者がいます。

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夏の朝、今日も暑くなりそうです。

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突然、何でこんなところに!?というところに日高山脈襟裳国定公園の標が現れます。ここまでで林道の半分位との事です。

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小さな滝がちらほら出てきます。

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滝の水量が少ないので川の水量も少なそうですね。

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北電の取水施設の建物を通過します。ここまでマイクロで入れて欲しいですね。マイクロの運転手から聞いたのですが、取水ゲート迄マイクロを入れるにはこの林道を整備しなければならず、特に崖崩れ対策に莫大な費用がかかるとかで実現出来ていないとの事。

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駐車場(仮ゲート)から約1時間50分位で北電の取水施設に到着しました。

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ちょっとここで休憩したいところですが通過して先を急ぎます。

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幌尻山荘を示す小さな案内があります。ここから先は川沿いを歩く事になり、渡渉が近づいている事を予感させます。

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強い陽射しが差し込み始めました。

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赤布を目印に川の脇を進んで行きます。

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今日は水量もご覧の通り少ないですね。

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ここはロープが張ってあります。

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ここはクサリ場です。ロープやクサリ場が現れると最初の渡渉点はもうすぐです。と言っても取水施設から渡渉点迄はいくらもありません。

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一度、山道に戻り巻き道を歩き、次に川と合流する場所が最初の渡渉点となります。

(この後、渡渉地点の写真を通過順にアップしますが、渡渉年月日、渡渉場所、渡渉のカウント、エスケープルート使用などにより渡渉回数が若干異なるものと思われます。あくまで参考ですが、渡渉箇所に番号を付けてみました。)

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第一渡渉点に到着しました。いよいよ渡渉が始まります。

バスの同乗者が先に一人いました。ここはまっすぐに突っ切って渡渉をするところですが(多分、今日の水量はものすごく少ないのでしょう)川に入らなくても渡れる水量の様です。

上流に向かって左手に流木を使った増水時エスケープルートが出来ている様で、幌尻山荘からの下山してくる昔の乙女達のグループと出会いました。 みなさんはシューズに藁を巻いていらっしゃいました。

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①回目                            

どちらにせよ、ここでシューズを履き替えます。

北海道登山の数日前、何かいい渡渉用のシューズが無いかと探したら、好日山荘に最近Keenから出た渓流用のシューズがありました。買おうかどうしようかさんざん迷った挙句、どうせ一回きりしか使わないしと買うのを止めて持っていた水陸両用シューズで行くことにしました。これはランニング用で渡渉には心許無いですが、これに靴下を履いて行くことにしました。別になければランニングシューズなどでもOKだと思いますが、間違ってもクロックスなどでは行かないでくださいね。

KEEN Gorege Boots

本格的なカヤッキングから、アウトドアフィールド、フィッシングでも活躍するジョージブーツ。ミッドソール側面の防滑性まで考慮されたラップドアウトソールデザイン&ラグパターンは水中でも高い防滑性を発揮。そのままトレイルランニングにも使用可能。足裏形状に合わせて立体成型された取り外し可能なフットベッドは、ライニングと同じく、洗っても落ちにくいAEGIS抗菌防臭加工が施されている。耐摩耗性に優れたシンセティックレザーと3mmのネオプレーン素材のアッパー。足型形状に合わせた、サポート性に優れるストラップデザイン。

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興味があれば。。。

 

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②回目

渡渉点は人により10数箇所とか20数箇所とかいろいろ言います。記憶を頼りに言う人や渡り方によっても数も変わりますし、豪雨の前と後では状況も一変します。また、陸地を登るより水の中の方がはるかに楽なところもあります。

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川の中は赤布が頼りです。この目印を頼り見失わない様に渡渉を進めます。

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川の中はどこも藻によりツルツル(ヌルヌル)ですので、滑ってバランスを崩さない様に気を付けて下さい。色々なブログを見てもあまり川の中がツルツルとはほとんど書いてないんですよね。晴れていたせいもあってかそれほど水は冷たくは感じませんでした。

ストックが効果的です。カメラも携帯も落としたらアウトです。

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③回目

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③の下(手前2)

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③の下(手前1)

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④回目 

幌尻山荘より下山してくるグループと出会いました。

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⑤回目

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⑤の向こう側(うら) 前の写真の人がいる辺り

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⑤の先 

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⑥回目

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⑦回目

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⑧回目

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⑧のあと

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⑨回目 

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⑩の前          

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⑩回目

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⑩の先 

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⑪回目

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赤布がそれなりに付いてますので目印になります。

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⑫回目

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⑫回目

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⑬回目

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⑭回目

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⑮回目

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⑮回目

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こんな感じで渡渉してました。

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⑯回目

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⑰回目

巻き道です。

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林の向こうにとうとう幌尻山荘が見えて来ました。

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⑱回目ラスト

渡渉も最後となると名残り惜しいですね。

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⑱回目ラスト 

幌尻山荘に到着しました。

今回の渡渉ですが、天気に恵まれ雨も降らず、かなり水量の少ない時に渡渉が出来ました。ソックス丈の20cm前後のところが多く、深いところでも膝丈の50cm位でした。

今回は最も水量の少ない状態であり、常にこの状態であると考えないで下さい。多い時は腰丈まであるといいます。

天候にはくれぐれも注意し、水量が増加した際は無理せずに勇気ある撤退、停滞をして下さい。その為の予備日を取る事も忘れずに!

とよぬかなどでは何方かが作成した各ポイント毎に水量を測る目安岩を記した資料がある様です。

全ての川の中、濡れた岩は滑ると考えて下さい。川の中は石の表面を覆った藻でツルツルですよ。シューズは沢登り用のフエルト底など苔や藻に強いシューズがお勧めです。転倒時のザックの防水対策(含むカメラ、携帯)も忘れずに!

また、帰りの林道はアブの大群に襲われます。止まると刺されるので渡渉終わった後に一休みと考えていましたが、アブに囲まれてとても一休みが出来る状態ではなく、結局一休みも出来ずにぶっ通しで仮ゲートまでノンストップで歩き続けることになりました。

効くかどうかわかりませんが、虫除けスプレーと腕に付けるベープマットがあったと思います。アブに襲われたくなければ是非、お試しを!

幌尻登山用の特別装備としては、

*渡渉用シューズ(沢登り用のフェルト底のシューズなどがお勧め)

*防水バック(貴重品、電話など電子機器、シュラフ、着替え、登山シューズなど防水が必要です、最悪は二重のゴミ袋などでもいいと思います。無いよりマシ)

*虫除けスプレー、虫除け機器など(林道のアブの大群対策)

*脚力の弱い方はストックの使用をお勧めします

などが上げられますよ。

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この後、シューズとソックスを山用に履き替え、アタックザックに換えて幌尻岳を目指します。一応、幌尻の予約はしてあるのですが、本日も一杯らしいので出来れば泊まりたくありません。水量が少ない今日中に下りの渡渉をしてしまいたいですね。

2011,08,05北海道・幌尻岳 - 後半・登山編 -はこちら 

http://yama-umi.blogzine.jp/blog/cat12043758/

登頂日:2011年8月5日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:2,052m
標高差:1,552m コースタイム: 14時間13分(全てコミコミタイム)
コース: 第一ゲート→取水施設→幌尻山荘→幌尻岳(下山も同一ピストン)

北海道百名山登山第五座目, 日本百名山第92座目

 

 


2011,08,05北海道・幌尻岳 - 後半・登山編 - 

2011年09月24日 | 007.十勝岳 008.幌尻岳

幌尻山荘に到着。

昨日泊まっていた登山客の姿も既になく、渡渉の時と違ってすごく静かでゆったりとした朝の時間が流れています。

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アタックザックに必要なものを詰め込み、背負ってきたザックを置いていきます。濡れた靴下とシューズを履き替え、朝ごはんを詰め込みそうそうにスタートします。仮ゲートをスタートしてから既に4時間が経過しています。一応、アタックザックにもベアベルも付けてますよ。

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スタートの取り付き部分は こんな感じです。結構、急登ですね。

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明るい針葉樹系、トドマツの林の中を登って行きます。

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だんだんとダケカンバがふえてきます。

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何かの頂上が見えてきますが、これは稜線上のピークです。

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北戸蔦別山、戸蔦別山が見えてきます。

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このピークを目指して進みます。

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水場、命の水です。ここから踏み跡をたどったところに湧き水があるらしい。涸れないのかな?

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北戸蔦別岳です。ここも縦走が出来ますよ。

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命の水を過ぎた頃より低背のハイマツなどが増えてきて視界が広がってきます。

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次は右側のピークを目指して稜線上を進みます。 

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上から見ても結構、急斜面を上がって来ていますね。

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カールを抱いた幌尻岳です。回り込んで山頂を目指します。

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花の種類が多いですね。

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幌尻岳山頂が望遠で寄れる様になりました。

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サツキ、ツツジ系でしょうか?

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中腹の山道にはお花畑が広がっていますよ。

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この頃より高層の雲が多くなって来ました。

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色とりどりのお花畑の脇を通過します。

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いくつものピークを越えてきます。

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山頂が近づいてきました。山頂に人がたくさんいるもの確認出来ます。

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あと一息です。

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幌尻岳登頂! 第92座目頂きました。

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団体客がいましたが、すぐに降りてきました。結局、また誰もいません。北海道の山の山頂にはあまり人がいませんね。

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また、この稜線を下っていきます。時間があるのなら七つ沼を見ながら戸蔦別岳を経由して幌尻山荘に下りたいですね。

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いろいろな花が咲いてます。

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振内コースと新冠コースの分岐です。

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風車の様です。

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この後、幌尻山荘に到着、ザックを換えて渡渉準備をします。この頃には既にたくさん登山客が上がって来ていて幌尻山荘は賑わっています。

登山客数名と言葉を交わします。昨日、とよぬかで話をした方とも話しました。『やっぱり幌尻山荘には泊まりたくないので、今から降りてシャトルバス乗り場のビバーク小屋に泊まります』と話すと『へぇー、今から降りるの?確かに幌尻山荘はいっぱいだからそっちの方が環境がいいかもね。』これから渡渉と林道歩きで4時間以上かかります。

渡渉中は幌尻山荘に泊まる為に上がってくるグループとすれ違います。渡渉も終わり、林道歩きを開始すると物凄いアブの大群に襲われます。物凄い数でブンブンと周りを飛び回り、隙があれば『チクッ』と刺します。ウザイので足を止める事は出来ません。凄し! 渡渉の後、休憩も出来ずに約2時間歩き続ける事となります。(前篇の答えです)

ようやくシャトルバス乗り場に到着しました。アブを振り切り待合所に飛び込みます。本当ですよ。

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仮ゲート、シャトルバス待合所に到着しました。 普通の広場に待合所、ビバーク小屋、トイレがあります。

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シャトルバス待合所、ビバーク小屋です。

今日の幌尻山荘も満員だし、明日の天候もわからないので水量の少ない今日中に渡渉しておきたかったこともあり、ビバーク小屋ある仮ゲートまでに降りてきました。

既に本日のバスはないので今日はここに宿泊します。どうせバスに乗ったとしてもレンタカーでの車中となるので、今日はここでゆっくりして行こうと思います。小屋は約8-10畳ほどの広さで、中は薄手の化繊のカーペットが敷かれていて綺麗です。今日はこの小屋を独り占めです。ここなら一人で広くぐっすり寝られるでしょう。

もし、とよぬかまで当日の日帰りをしたいのであれば、写真はほとほどに先を急いでくださいね。2011年8月現在、第一ゲート発とよぬか山荘行きの最終バスは17時なので、正味13時間で林道歩き、渡渉、登山、食事をして戻ってこなければなりません。お主は急いでなくて14時間かかっていますので何とかなると思います。ただし、本日レベルの水量であればですが。。。

この後、ビバーク小屋に入った後、雨が降り出しました。ゆっくりご飯を食べ、朝までぐっすり寝ることが出来ました。 翌日の4時のバスでとよぬかへ戻りました。

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日高の山の中から日高の海へ出て来ました。

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このあたりはサラブレッドの牧場だらけです。

 

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海霧が出て来ました。

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襟裳岬に到着しました。

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アザラシで有名らしいのですが、結局、海霧が晴れる事はありませんでした。

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海霧が切れた束の間の風景です。

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街中もこんな感じです。

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この後、日帰り温泉・とねっこの湯に入って、苫小牧、新千歳を目指します。明日は後方羊蹄山です。

2011,08,05北海道・幌尻岳 - 前半・渡渉編 -はこちら

http://blog.goo.ne.jp/tis0728/d/20110919

登頂日:2011年8月5日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:2,052m
標高差:1,552m コースタイム: 14時間13分(全てコミコミタイム)
コース: 第一ゲート→取水施設→幌尻山荘→幌尻岳(下山も同一ピストン)

北海道百名山登山第五座目

 


2011,08,03北海道・雌阿寒岳

2011年09月17日 | 003.羅臼岳 004.雌阿寒岳

8月2日トムラウシ山日帰り完登。翌日の3日は一日観光の予定でしたが、急遽、帯広に近い雌阿寒岳に登る事にしました。泊っていた帯広から車を走らせて足寄町経由で雌阿寒温泉に向かいます。まだ、雌阿寒岳は早朝なのでガスがかかっています。

この雌阿寒岳にはこの雌阿寒温泉コースとオンネトーコースと阿寒湖コース(白湯山より)の3つのコースがあり、一番メジャーな雌阿寒温泉コースをチョイスしましたが、オンネトーコースも魅力的です。

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雌阿寒温泉の駐車場です。ここには温泉があるので登山客以外にも車中泊の人もいます。

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雌阿寒温泉登山口です。駐車場から100m位でしょうか?道沿いにあります。

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明るいアカエゾマツの林をスタート します。

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すぐに急登が始まりますが、かなり山道が傷んでおり荒れていて、山道がところとどころルートが変わっています。立入禁止のテープが貼ってあったり、誘導されたりします。

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突然、一合目の標が現れます。 何か流石に一合目から始められるといやですね。

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こんな段差、根がむき出しになっています。

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二合目。松の根もかなり露出しています。

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三合目を過ぎたあたりからハイマツ地帯に変わり、段々と視界が広がってきます。

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これぞ北海道! 感動ものです。でっかいどー!北海道! やっぱり出てしまいました。

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ハイマツの中の山道を上がっていきますが、途中からスズメバチとアブがうざいです。スズメバチはずっと監視していて数分間隔でやって来ます。

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すっかりガスもとれて暑い登山となってしまいました。

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結構、急な斜面です。

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雌阿寒岳では唯一の花の写真です。

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五合目。

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オンネトーです。この当たりに来るとブルーの湖面のオンネトーが姿を現します。神秘的ですね。

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六合目、ガレています。

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七合目。

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七合目を過ぎたあたりからハイマツも姿を消してここも遮るものがなくなります。

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一登り終わりました。この辺りは休憩場所に適していますが、通過します。

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あと二登り残っています。

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ここを山頂だと信じて途中まで登りましたが、八割方登ったところで山頂では無い事に無残にも気付かされます。

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この辺りは休憩場所に適していますが、通過します。

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八合目。

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こう見ると結構登ってきていますね。

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もう少しですが、何か見えてきました。

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九合目の標が見えてきました。という事はここは山頂ではない事になります。えっ、まだ山頂じゃないの?

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赤沼です。多分、鉄分が多いんですね。

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阿寒湖が見えます。

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あれが山頂です。ようやく頂が見えて来ました。

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雌阿寒岳も活発に噴煙を上げています。

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91座目、無雌阿寒岳登頂です。

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青沼です。こちらからも噴煙が上がってます。

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この縁を登ってくる団体がいます。阿寒富士と雌阿寒岳に登頂出来るオンネトーコースがあります。このコースはオンネトー野営場からスタートします。

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阿寒湖側に更に噴煙がたくさん上がっているところがありました。剣が峰方面でしょうか?

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ここの山頂にも人がいませんでした。北海道の百名山の山頂には人があまりいませんね。学生達の団体がようやく登ってきました。

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見ているとこのまま降りて行けそうな感覚に陥りますね。

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火口の縁が聳えています。

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絶景です。原生林が゜広がっていて流石北海道の真ん中ですね。

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駐車場の前の道路です。この後、ここの温泉に入りました。

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これがオンネトーです。

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マリモでおなじみの阿寒湖です。

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阿寒湖のそばのアイヌコタンに寄って来ました。アイヌの工芸品がたくさん並んでいます。

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コロボックルです。店先の木彫りですが、親切に写真を撮らせてくれますよ。

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大好物のとうきびです。セイコーマートのとうきびを毎日一本は食べてました。白いとうきびピュアホワイトも食べましたよ。

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足寄駅です。富良野駅より近代的で立派なんですね。

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登頂日:2011年8月3日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:1,499m
標高差:789m コースタイム: 4時間24分(コミコミタイム)
コース: 雌阿寒温泉→二合目→四合目→雌阿寒岳(下山も同一ピストン)

北海道百名山登山第四座目

 

 

 

 

 


夏の北海道百名山登山/ダイジェスト

2011年09月11日 | 旅行記

*この北海道百名山のブログは北海道百名山ダイジェスト版です。検索機能でこちらに入られた方は右下のカテゴリー欄から北海道百名山の各山の詳細にお入り頂ければと思います。

今年は会社の長期の休みが取れたので7月30日から8月15日迄ブログも休みをもらい、夏の北海道百名山登山と称してレンタカーで北海道の百名山9座をメインに観光を兼ねてグルメに温泉にと忙しく北海道を縦断して来ました。ルートとしては旭川に降り立ち、北海道に大きく『の』の字を描く様に移動して最後は釧路から戻ってきました。

最初に旭岳からスタートして十勝岳迄は縦走をしたかったのですが、レンタカーなどの段取りが難しいので今回は最初の計画の通り旭岳からスタートして縦走はせずに全て個別の日帰り登山としました(厳密に言うと幌尻岳だけは宿泊あり)。お主はこのプランで実現しましたが、その他のプランとして、最初に利尻山とか後方羊蹄山を巡った後に大雪山・日高経由で斜里、網走、知床へ行く西から東へ抜けるルートもいいかもしれませんね。

7/30(旭川着)⇒7/31大雪山・旭岳⇒(富良野)⇒8/1十勝岳⇒(帯広)⇒8/2トムラウシ山⇒8/3雌阿寒岳⇒(足寄)⇒8/4(帯広)⇒8/5幌尻岳⇒8/6(日高/襟裳岬)⇒8/7後方羊蹄山⇒8/8(札幌)⇒8/9利尻山⇒8/10(稚内)⇒8/11斜里岳⇒(網走)⇒8/12羅臼岳⇒8/13(知床)⇒8/14(釧路湿原)⇒ 8/15(釧路発)

今回相棒、レンタカーのSUZUKI スプラッシュ号です。スプラッシュ号は走行距離700kmたらずの新車です。以外に良く走ってくれました。

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7/30  旭川空港到着後、大雪山ロープウェーを下見。その後、旭川市内で旭川ラーメン老舗『梅光軒』の野菜らーめんの昼食をとった後、旭山動物園へ

梅光軒『野菜ラーメン』です。梅光軒は30年以上前から続いており、スープは10時間かけて煮込み、熟成させているそうです。ラーメンはインスタントもあり、スーパーでも売っているのでいろいろ買ってきました。

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午後からあの旭山動物園へ行ってきました。園内は夏の土曜日でしたが、物凄い混雑ではなく、適当な混雑程度でした。

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まずはほっきょくくま館に入りました。ここは一般のガラス越しに観察する場所とカプセル越しに間近で観察出来るところがあります。写真のカプセルの方は30分位並びました。ここをくぐるとカプセルがあります。

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カプセルからのほっきょくくまさんです。

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ペンギンが空の上を飛んでいます。ペンギン館とアザラシ館も少し並びます。

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あざらし館です。 他にもたくさんのどうぶつたちが待ってます。

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オオカミの森、かわいいデザインですね。

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旭山動物園:http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

7/31  大雪山(旭岳)登山、登山後は美瑛の丘巡り、富良野『北の国から』ロケ地観光

北海道第一座目は足慣らしも兼ねて短時間でこなせる大雪山(旭岳)からスタートしました。

当日は何とか朝一のロープウェーに乗り込む事が出来ました。ロープウェーの終点の姿見駅迄は約10分で到着します。姿見の周辺は遊歩道となっていて軽装の観光客もたくさん歩いています。旭岳山頂を目指して北海道の登山スタート!

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美瑛には丘がたくさんあり、有名なコーマシャルやデザイン画に採用されてたり、ロケ地に使われたりとおなじみの場所がたくさんあります。

ご存知、ケンメリのスカイラインのコマーシャルで一斉を風靡したケンとメリーの木です。

多分、最近の若い人に言ってもわからないですね。。

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マイルドセブンのパッケージに使われた並木です。

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かんのファームです。富良野方面に車を走らせれば左手に必ず見えてきます。ラベンダーも咲いていて、たくさんの人で賑わっています。

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かんのファーム:http://www.kamifurano.jp/cgi-bin/db/database.cgi?cmd=dp&num=25&dp=tourist.html

食べかけですいません、スープカレーです。

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富良野の『北の国から』ロケ地ツアーに出かけました。中畑木材です。そのまま残っています。地井武男が出てくるかと思いました。

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黒板吾郎の『石の家』です。

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8/1   十勝岳登山、登山後は吹上温泉の無料露天風呂へ浸かったあとに帯広へ、中富良野のポプラファームで『サンタのヒゲ』を実食しました。

北海道百名山登山三日目、第二座目、十勝岳。

この山もかなり活発な火山で1900年初めより噴火を繰り返している様です。

十勝岳の直登コースはこの望岳台からのコースと反対の東南側にも一本あります。あとは美瑛岳、上ホロカメットク山を経由しての縦走登山となります。

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吹上温泉、吹上露天の湯です。

『北の国から』のロケにも使われたところです。お主が入る前に外人を含む数名の若い女性たちが露天風呂を見学に来ていました。その前だったら恥ずかしいですね。

地元の方を含めて二名の先客がいました。上のお湯はすごく熱くて三分と入ってられませんでした。ちょっと注意です。*この露天の湯の写真は名湯・秘湯・立ち寄り湯500からお借りしました。

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中富良野にあるポプラファームで『サンタのヒゲ』を食べてきました。メロンの甘さもソフトに負けてませんよ。ちょっとお高いですが、また食べたいですね。赤肉のメロンが終わると普通のメロンに変わるそうです。

ポプラファーム:  http://popurafarm.com/

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8/2   終日、トムラウシ登山

トムラウシ短縮登山口よりトムラウシ山日帰り登山、山道はぐちゃぐちゃで歩きづらく、ロングコースで往復13時間以上かかりました。

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トムラウシ温泉短縮登山道駐車場からの戻り道、林道にキタキツネが現われました。何やら手袋をくわえてどこか行ってしまいました。林道を走っているとたくさんのキタキツネに出会います。

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8/3   雌阿寒岳登山、登山後はオンネトー、支笏湖の後再び、帯広へ。夕食は『ぱんちょう』の豚丼を堪能。

一日余裕が出来たので急遽、最後に予定していた雌阿寒岳を第四座目に登ってしまいました。帯広から足寄町を経由して雌阿寒温泉よりスタートしました。

オンネトーが見えて来ました。

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雌阿寒岳山頂です。91座目となりました。切れ落ちた火口の縁に山頂はあります。

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かなり離れたところに別の噴火口があります。

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オンネトー。雌阿寒岳、阿寒富士の麓にあり、ブルーの水面が印象的な湖です。雌阿寒の中腹からもその姿が良く見えます。

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マリモで有名な阿寒湖のそばのアイヌコタンに寄って来ました。アイヌの工芸品がたくさん並んでいます。

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コロボックルです。店先の木彫りですが、親切に写真を撮らせてくれますよ。

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大好物のとうきびです。セイコーマートのとうきびを毎日一本は食べてました。白いとうきびピュアホワイトも食べましたよ。

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8/4   帯広から幌尻岳へ向うシャトルバスの出発地点の日高、とよぬかへ

どうしても『ぱんちょう』へ行きたくて行ってきました。次から次から凄い人ですね。『竹』を食べましたが、『松』にすれば良かった。

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今年の2011年7月より幌尻岳登山口の第一ゲートまでの林道に一般車両がはいれなくなりました。現在、とよぬか山荘から第一ゲートまでの間はシャトルバスが運行されていて必ず予約が必要です。一日4往復(とよぬか発3:00,7:00,10:00,12:00  仮ゲート発最終17:00)が出ていて往復利用金が3500円かかります。シャトルバスの予約をすればとよぬかに駐車出来ます。利用しない事も可能ですが、とよぬかからでも20数kmの距離を歩かなければなりません。

この話を知らずにトムラウシでたまたま隣合わせた車の方に教えてもらい、前日の夕方、スマホからインターネットで電話番号を検索して予約をしました。この山荘はもともと学校を改装したとの事。*下の写真はとよぬかさんのホームページよりお借りしてます。

とよぬか: http://toyonuka.chu.jp/

マイクロバス・幌尻山荘:

http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/shisetsu/shi_spot01.html

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8/5   幌尻岳登山  前半の佳境、幌尻岳登山です

とよぬかの始発3:00のシャトルに乗りスタートし、林道を2時間以上歩き、20数回の渡渉を繰り返しようやく幌尻山荘に到着。アタックザックに代えて山頂を目指しました。写真を撮りながらの登山をしてしまい、なかなか前に上に進みませんでした。最終バス迄に到着出来ず、バス乗り場のビバーク小屋に一人でビバークしました。ちなみにこの日の幌尻山荘は予約で一杯でしたので寝るのは厳しかったと思います。ビバーク小屋では一人でぐっすり寝ることが出来ました。林道のアブは物凄かった!

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渡渉中です。

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92座目、幌尻岳てっぺん頂きました。

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8/6   襟裳岬へ、海霧のなか海岸線を北上して一路、苫小牧へ。新千歳経由ニセコへ

日高の牧場です。このあたりはほとんどがサラブレッドの牧場です。

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海霧です。襟裳岬に近づくにつれ更に濃くなっていきます。

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襟裳岬に到着しました。特に冬場は風が物凄く強くて有名らしいです。

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今日は海霧が強くて岬が見えませんでした。このあたりはアザラシが見えるそうです。結局、いる間に一度も晴れてくれませんでした。

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8/7   後方羊蹄山登山後、新千歳へ

日高から苫小牧、新千歳空港によって道央道で洞爺湖を経由して羊蹄山登山口へ向かいます。道央道のサービスエリア1区間だけヒッチハイカーを乗せました。

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ニセコ周辺を散策した後、新千歳に戻ります。明日はいよいよ利尻島へ渡ります。レンタカーとは明日でお別れとなります。

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8/8   レンタカーを返却して飛行機で一路利尻島へ、ペンションの人が空港迄迎えに来てくれます。水野裕子似の可愛い子でした。

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利尻岳の宿泊先、マルゼンペンション・レラモシリです。今回の登山で初めての宿泊です。ここには渡辺さんという山岳ガイドの方がいらっしゃって夕食が終った後に利尻岳のスライドを見せてくれます。もちろん、渡辺さんが紹介してくれます。

レラモシリ :  http://www.maruzen.com/tic/oyado/

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夕食です。タコしゃぶ、縞ホッケ、ウニ、小鉢2品、名物うにいくら飯、ビールです。ここは、他の旅館に比べて料金も安いですよ。

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温泉もあり、目の前には利尻岳が丸見えです。

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8/9   利尻岳登山、マルゼンペンション・レラモシリ泊

朝早いですが、この日は四時過ぎにペンションの車で登山口迄送迎してくれます。この日このペンションから登山したのはお主を含めて5人でした。

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お昼には既にペンションに戻ってました。これだったら二泊しなくても良かったですね。まあ、いっか。利尻岳は山頂直下が登りにくいです。

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二日目の夕食です。カニの甲羅焼き、いかのホイル焼き、刺身、サラダ、小鉢3品、ビールです。

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利尻名物、バフンウニのウニ丼と汁物が付いてます。

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8/10      フェリーにて利尻から稚内へ、レンタカーを借りてサロベツ湿原を通り斜里へ

利尻島とはこれでお別れでフェリーで稚内へ向かいます。地元の人たちが大漁旗を振ってお見送りをしてくれました。フェリーは要予約です。

ハートランドフェリー :  http://www.heartlandferry.jp/

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稚内で既に予約をしてあったレンタカーを引き取りに行きます。今度の愛車はシルバーのホンダ、インサイト号です。写真は撮り忘れました。気がついたら一枚もありませんでした。 宗谷岬とノシャップ岬を回ります。この写真は宗谷岬日本最北端です。

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サロベツ湿原です。広大で一本道の先が見えなくなるほどまっすぐです。

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この当たりも風が強いので、風力発電の風車がたくさん並んでいます。

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8/11   斜里岳登山後、網走刑務所観光。知床へ

被っていたガスが一気に抜けて快晴になってしまいました。登山中にガスが抜けて快晴となるのは今までで2回目です。一回目は八ヶ岳を縦走した時で硫黄岳で体験しました。

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旧道を下ります。旧道には8つの滝があり、幌尻岳を制覇してしまった今、この沢沿いのルートは面白く感じます。

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斜里町からの斜里岳です。

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網走刑務所を見学しました。

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8/12   羅臼岳登山、登山後は岩尾別温泉の無料温泉へ

羅臼岳登山は岩尾別温泉からスタートします。

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8/13   知床五湖観光後、羅臼峠、羅臼市内を抜けて南下して釧路へ、夜は市内で一杯!

知床五湖です。この日、熊は見当たりませんでした。

知床五湖:  http://www.goko.go.jp/

観光船やクルーザーでの見学も良さそう。

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鹿がたくさんいます。

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国後島がほんとに間近に見えますよ。

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羅臼峠からの羅臼岳です。

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花咲ガニのフライと味噌汁の定食です。

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釧路フィッシャーマンズワーフMOOでイカ刺しとサンマの刺身で一杯やりました。

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8/14   釧路湿原巡り後、また温泉へ

釧路湿原にはいろいろな展望所があり、展望所めぐりをしました。

川をカヌーで下りながら一日観光するのもよさそうです。次回は是非やりたいですね。

釧路湿原国立公園:http://city.hokkai.or.jp/~kkr946/

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8/15   釧路から羽田へ

釧路空港でお土産を買い、帰路につきました。


2011,08,02北海道・トムラウシ山 - 第90座目 -

2011年09月11日 | 005.大雪山 006.トムラウシ山

2011,08,02トムラウシ山登山です。そして、トムラウシ山の次は幌尻岳と北海道百名山登山もいよいよ佳境にはいってきました。登頂すると祝・90座目となります。

トムラウシ山へのアプローチはトムラウシ温泉からのアプローチ以外にもありますが、全てが一泊以上の縦走レベルで、唯一日帰りが可能なのがこのトムラウシ温泉の短縮登山道からのアプローチとなります。

トムラウシ温泉から更に奥にに入った短縮登山道の駐車場です。約30台の駐車場、トイレが完備しています。前日の夜中に到着したのですが、その後もたくさんの車が到着していっぱいになっていました。

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登山口です。短縮登山道からのピストンでコースタイムのみ約13時間、全長約15kmとなります。前日の夜はガスっていのか、雨が降っていたのかかなり濡れています。この前日の雨により後で苦しめられる事となります。 ロングコースなので3時半起床、4時半にスタートをしました。これでも遅くてほとんどの方が既にスタートを切っています。

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スタートは熊笹が生い茂ったいい感じの歩きやすい山道を進んでいきます。だた、露が物凄いです。

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ところどころぐちゃぐゃのぬかるみ箇所があります。今はこの程度ですが、進むにつれて場所によっては歩けないところも出てきますので、ストックを持っている方は最初から用意して登った方が良さそうです。

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大きな木にピンク色の花!?葉っぱ!?の目立つ木があります。

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程なくするとトムラウシ温泉の本ルートとの分岐に出合います。本ルートの場合、プラス2時間かかります。

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この先は緩急、ガレた道や根が張り出している場所くり返しながら尾根づたいに登っていきます。

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カムイ天井前に一度熊笹地帯を通過しますが、ぐちゃぐちゃの連続です。

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カムイ天井に到着。猫の額ほどの広さで特に特徴はありません。この先に旧道との分岐がありますが、現在、旧道は使われていません。

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このあたりは熊笹が生い茂る刈り払いされた林道を上がってきますが、この部分はぬかるみが多くぐちゃぐちゃでシューズも真っ黒となりました。

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ご覧の通り、写真の右側の林道がぬかるんでいます。

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この写真のぬかるみは真ん中部分だけがぬかるんでおり、両脇はそれほどではありませんので問題ありませんが、全体がぬかるんでいるところが数多くあり、通過に思いの外時間がかかります。

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日が射してるところもあります。 ニペソツ山です。

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このあたりからトムラウシ山でしょうか!?前トムラウシ山でしょうか!?が初めて見えてきます。

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一旦、稜線に上がります。

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幻想的な光景です。

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このあたりから一旦、稜線を降下してコマドリ沢を渡り、前トム平を目指します。

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ガレて濡れた道を下って行きます。

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この後は沢沿いの残雪に沿って上がっていきます。シューズとパンツが泥だらけだったので沢で洗い流しました。すいません。

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残雪がなくなったあたりから今度はガレ場を一度トラバースしてから一気に上がって行きます。帰りはこの残雪の上を一気に下って行きました。

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長いガレ場が続きます。

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この当たりはナキウサギの棲息地で静かにしているとあっちこっちでナキウサギの声が聞こえます。目を凝らしているとナキウサギが見えますよ。

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コマクサ

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長いガレ場を登りきると、そこが前トム平です。

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ナキウサギを遠くに発見しました。写真の真ん中の小さな黒い点がナキウサギです。見えますか?この写真は拡大出来ますよ。

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前トム平に到着しました。この当たりでようやく三分の二といったところ、残り三分の一ですが、コースタイムで二時間以上かかります。

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前トム平の上にガレ場があり、景色がよく休憩場所となっています。

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急なガレ場を登って越えなければなりませんが、これを登ると今度は下ります。

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窪んだ場所にトムラウシ公園があります。北アルプスの雲ノ平みたいです。

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トムラウシ公園です。

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ここはロックガーデンではありませんが、ロックガーデンと呼べるほど岩が印象的です。

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トムラウシ公園より上は奇麗でたくさんの花のお花畑が広がっています。

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この花は初めての様な気がします。

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見事なお花畑です。

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色々なお花畑が続いています。

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この上が南沼キャンプ場です。

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南沼キャンプ指定地です。南沼と言ってもここから離れています。立っている建物はトイレブースです。

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最初頂上かと思っていたピークですが、これは山頂ではありませんでした。

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トムラウシ山の山頂が近づいてきました。 早出に人たち数組が既に降りてきて途中ですれ違います。

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あと一息です。この岩の上が頂上です。

 

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百名山第90座目、トムラウシ山登頂!

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既に誰もいないのでセルフタイマーで写真を撮ります。

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トムラウシは本当に岩が凄いですね。

 

 

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ヒサゴ沼迄行ってみたいですね。 ヒサゴ沼避難小屋から来たという年配のグループの方と一言二言言葉を交わしました。『昨日のヒサゴ沼避難小屋は貸切状態だった』との事。『毛布もあるし、今日も多分貸切だよ』といって降りていきました。『防寒も食料も飲料水もあるし、一泊するか』と甘い言葉に惑わされます。

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北沼側です。北沼の半分は残雪で覆われています。

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熊の目でしょうか?

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南沼のキャンプ場の水場です。多分、融雪水が流れてきているもので煮沸が必要です。

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テント場がいくつかあります。テントが5-6張というところでしょうか?もっと広いのかと思っていました。

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トムラウシ分岐です。

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トムラウシ公園は岩と花のオンパレードです。

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本当に庭園みたいな光景ですね。雲の平によく似ています。違いは奇岩があるかないくらいです。

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奇岩もたくさんあります。

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トムラウシ公園に下ってまた登ります。

 

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このあと急なガレ場を下ります。

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前トム平上のガレ場です。ここまで戻ってきましたが、まだ誰にも追いつけません。

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下りで数組のグループを抜かして戻ってきました。

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トムラウシ温泉短縮登山道駐車場からの戻り道、林道にキタキツネが現われました。何やら手袋をくわえてどこか行ってしまいました。何か作業をするのでしょうか?林道を走っているとたくさんのキタキツネに出会います。

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登頂日:2011年8月2日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 曇り  標高2,141m
標高差:1,176m コースタイム: 10時間(休憩、食事、写真全てコミコミタイム)
コース: 短縮登山口→温泉コース分岐→カムイ天上→前トム平→南沼キャンプ指定地→トムラウシ山
(下山も同一ピストン)