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2011,08,02北海道・トムラウシ山 - 第90座目 -

2011年09月11日 | 005.大雪山 006.トムラウシ山

2011,08,02トムラウシ山登山です。そして、トムラウシ山の次は幌尻岳と北海道百名山登山もいよいよ佳境にはいってきました。登頂すると祝・90座目となります。

トムラウシ山へのアプローチはトムラウシ温泉からのアプローチ以外にもありますが、全てが一泊以上の縦走レベルで、唯一日帰りが可能なのがこのトムラウシ温泉の短縮登山道からのアプローチとなります。

トムラウシ温泉から更に奥にに入った短縮登山道の駐車場です。約30台の駐車場、トイレが完備しています。前日の夜中に到着したのですが、その後もたくさんの車が到着していっぱいになっていました。

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登山口です。短縮登山道からのピストンでコースタイムのみ約13時間、全長約15kmとなります。前日の夜はガスっていのか、雨が降っていたのかかなり濡れています。この前日の雨により後で苦しめられる事となります。 ロングコースなので3時半起床、4時半にスタートをしました。これでも遅くてほとんどの方が既にスタートを切っています。

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スタートは熊笹が生い茂ったいい感じの歩きやすい山道を進んでいきます。だた、露が物凄いです。

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ところどころぐちゃぐゃのぬかるみ箇所があります。今はこの程度ですが、進むにつれて場所によっては歩けないところも出てきますので、ストックを持っている方は最初から用意して登った方が良さそうです。

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大きな木にピンク色の花!?葉っぱ!?の目立つ木があります。

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程なくするとトムラウシ温泉の本ルートとの分岐に出合います。本ルートの場合、プラス2時間かかります。

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この先は緩急、ガレた道や根が張り出している場所くり返しながら尾根づたいに登っていきます。

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カムイ天井前に一度熊笹地帯を通過しますが、ぐちゃぐちゃの連続です。

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カムイ天井に到着。猫の額ほどの広さで特に特徴はありません。この先に旧道との分岐がありますが、現在、旧道は使われていません。

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このあたりは熊笹が生い茂る刈り払いされた林道を上がってきますが、この部分はぬかるみが多くぐちゃぐちゃでシューズも真っ黒となりました。

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ご覧の通り、写真の右側の林道がぬかるんでいます。

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この写真のぬかるみは真ん中部分だけがぬかるんでおり、両脇はそれほどではありませんので問題ありませんが、全体がぬかるんでいるところが数多くあり、通過に思いの外時間がかかります。

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日が射してるところもあります。 ニペソツ山です。

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このあたりからトムラウシ山でしょうか!?前トムラウシ山でしょうか!?が初めて見えてきます。

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一旦、稜線に上がります。

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幻想的な光景です。

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このあたりから一旦、稜線を降下してコマドリ沢を渡り、前トム平を目指します。

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ガレて濡れた道を下って行きます。

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この後は沢沿いの残雪に沿って上がっていきます。シューズとパンツが泥だらけだったので沢で洗い流しました。すいません。

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残雪がなくなったあたりから今度はガレ場を一度トラバースしてから一気に上がって行きます。帰りはこの残雪の上を一気に下って行きました。

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長いガレ場が続きます。

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この当たりはナキウサギの棲息地で静かにしているとあっちこっちでナキウサギの声が聞こえます。目を凝らしているとナキウサギが見えますよ。

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コマクサ

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長いガレ場を登りきると、そこが前トム平です。

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ナキウサギを遠くに発見しました。写真の真ん中の小さな黒い点がナキウサギです。見えますか?この写真は拡大出来ますよ。

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前トム平に到着しました。この当たりでようやく三分の二といったところ、残り三分の一ですが、コースタイムで二時間以上かかります。

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前トム平の上にガレ場があり、景色がよく休憩場所となっています。

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急なガレ場を登って越えなければなりませんが、これを登ると今度は下ります。

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窪んだ場所にトムラウシ公園があります。北アルプスの雲ノ平みたいです。

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トムラウシ公園です。

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ここはロックガーデンではありませんが、ロックガーデンと呼べるほど岩が印象的です。

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トムラウシ公園より上は奇麗でたくさんの花のお花畑が広がっています。

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この花は初めての様な気がします。

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見事なお花畑です。

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色々なお花畑が続いています。

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この上が南沼キャンプ場です。

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南沼キャンプ指定地です。南沼と言ってもここから離れています。立っている建物はトイレブースです。

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最初頂上かと思っていたピークですが、これは山頂ではありませんでした。

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トムラウシ山の山頂が近づいてきました。 早出に人たち数組が既に降りてきて途中ですれ違います。

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あと一息です。この岩の上が頂上です。

 

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百名山第90座目、トムラウシ山登頂!

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既に誰もいないのでセルフタイマーで写真を撮ります。

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トムラウシは本当に岩が凄いですね。

 

 

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ヒサゴ沼迄行ってみたいですね。 ヒサゴ沼避難小屋から来たという年配のグループの方と一言二言言葉を交わしました。『昨日のヒサゴ沼避難小屋は貸切状態だった』との事。『毛布もあるし、今日も多分貸切だよ』といって降りていきました。『防寒も食料も飲料水もあるし、一泊するか』と甘い言葉に惑わされます。

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北沼側です。北沼の半分は残雪で覆われています。

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熊の目でしょうか?

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南沼のキャンプ場の水場です。多分、融雪水が流れてきているもので煮沸が必要です。

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テント場がいくつかあります。テントが5-6張というところでしょうか?もっと広いのかと思っていました。

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トムラウシ分岐です。

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トムラウシ公園は岩と花のオンパレードです。

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本当に庭園みたいな光景ですね。雲の平によく似ています。違いは奇岩があるかないくらいです。

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奇岩もたくさんあります。

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トムラウシ公園に下ってまた登ります。

 

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このあと急なガレ場を下ります。

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前トム平上のガレ場です。ここまで戻ってきましたが、まだ誰にも追いつけません。

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下りで数組のグループを抜かして戻ってきました。

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トムラウシ温泉短縮登山道駐車場からの戻り道、林道にキタキツネが現われました。何やら手袋をくわえてどこか行ってしまいました。何か作業をするのでしょうか?林道を走っているとたくさんのキタキツネに出会います。

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登頂日:2011年8月2日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 曇り  標高2,141m
標高差:1,176m コースタイム: 10時間(休憩、食事、写真全てコミコミタイム)
コース: 短縮登山口→温泉コース分岐→カムイ天上→前トム平→南沼キャンプ指定地→トムラウシ山
(下山も同一ピストン)

 

 

 


2011,07,31北海道・大雪山(旭岳)

2011年09月04日 | 005.大雪山 006.トムラウシ山

今年は会社の長期の休みが取れたので7月30日から8月15日迄ブログも休みをもらい、夏の北海道百名山登山と称してレンタカーで北海道の百名山9座をメインに観光を兼ねてグルメに温泉にと忙しく北海道を縦断して来ました。ルートとしては旭川に降り立ち、北海道に大きく『の』の字を描く様に移動して最後は釧路から戻ってきました。

という事で、北海道第一座目は足慣らしも兼ねて短時間でこなせる大雪山(旭岳)からスタートします。もともと最初に縦走を行う為に旭岳をトップバッターとしていたのですが、今回の登山では縦走は行わない事としました。

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前日にロープウェーの乗り場を視察しました。乗り場の売店にはお土産の他、ちょっとした山用品やプリムスのガスカートリッジ等も手に入りますよ。

大雪山ロープウェー:  http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/

始発ちょっと前にロープウェー乗り場の入口がオープンするのですが、その前から建物の前にかなりの行列が出来ますよ。

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大雪山ロープウェーの駐車場です。二箇所あって突当りのロープウェー乗り場の有料駐車場と写真の無料駐車場があります。無料駐車場は突当りの有料駐車場の手前の右手にありますが、すぐに一杯になってしまいます。

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無料駐車場の斜め向かいにビジターセンターがあります。ここは大雪山の自然についてを展示物で紹介しています。また、無料休憩所が併設されていてトイレや自販機が置いてあり、休憩ができますので天候の悪い時などはいいですね。

旭岳ビジターセンター:  http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16

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朝一番のロープウェーの順番待ちです。キップを買い終った人たちが始発を待っています。

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何とか朝一のロープウェーに乗り込む事が出来ました。ロープウェーの終点の姿見駅迄は約10分で到着します。姿見の周辺は遊歩道となっていて軽装の観光客もたくさん歩いています。ロープウェーを降りると展望所があり、その前には旭岳が初めて顔を出します。噴気口より噴煙?水蒸気!?が上がっています。記念写真を撮ってスタートします。

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旭岳山頂を目指して北海道の登山スタート!

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数百メートル歩いた高台に『大雪の鐘』があります。

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そして、そのすぐそばには避難小屋『旭岳石室』があります。

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その中はまだ新しく綺麗で緊急時のみ使用可との事。

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地獄谷の数か所から勢い良く噴気が上がっています。

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ちょっと登るとすぐに六合目に到着します。石室を過ぎたあたりからガレた山道となります。

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大雪山、化雲岳、五色岳方面です。天気が良ければ。。。

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トムラウシ山を見つけました。あそこ迄縦走したかったですね。

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ここから見える限り7-8箇所から噴気が出ていますね。

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尾根づたいに徐々に高度を稼いで行きます。

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この当たりが旭岳の頂上付近となります。

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さすがに噴火を繰り返している山だけあって木々のない険しい山肌ですね。百名山の中にも浅間山、御嶽山、焼岳、阿蘇山など山から噴気が上がっている山があります。

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時々、お日様が顔を出します。この先が八合目になります。

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八合目を越えたあたりで、ここまで来るとあと一息です。

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金庫岩です。何故、金庫岩というのでしょうか?全国各地に点在しますね。

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地獄谷を上部からみたところです。

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ようやく頂上が見えて来ました。

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旭岳は一等三角本点です。

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第88座目、旭岳登頂!

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旭岳頂きました!

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姿見の池。帰りは遊歩道を通って姿見駅迄戻ります。

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ときどき晴れ間も見えています。

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いつもの通り花の写真をたくさん撮りましたが、いつもの通り花の名前がわかりません。

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小さなシャクナゲが咲いてます。

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。。。

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ハート型の花びらです。

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チングルマ

時々、晴れ間が見えましたが、天気が良ければ更に広大な大雪山が満喫出来るでしょう。

時間が早い為、旭岳温泉には入れず、富良野の国道沿いにある『万華の湯』へ入りました。 万華の湯:  http://www.f-laterre.com/

10時過ぎには既に下山が完了していたので、美瑛の丘巡りと富良野の『北の国から』ロケ地ツアーに出かけました。

美瑛には丘がたくさんあり、有名なコーマシャルやデザイン画に採用されてたり、ロケ地に使われたりとおなじみの場所がたくさんあります。

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ご存知、ケンメリのスカイラインのコマーシャルで一斉を風靡しはたケンとメリーの木です。

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マイルドセブンのパッケージに使われた並木です。

美瑛にはカルビーの工場もある様です。

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かんのファームです。富良野方面に車を走らせれば左手に必ず見えてきます。ラベンダーも咲いていて、たくさんの人で賑わっています。

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食べかけですいません、スープカレーです。

登頂日:2011年7月31日  形態:日帰り メンバー:単独  天候: 曇り  標高:2,290m
標高差:690m  コースタイム:3時間25分(休憩、食事他全てコミコミのタイム)
コース:姿見駅→旭岳石室→旭岳(下山は同一ピストン)

北海道百名山登山第1座目