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2011,08,11北海道・斜里岳(オンネヌプリ)

2011年10月16日 | 001.利尻山 002.斜里岳

北海道登山第八座目、オンネヌプリ、斜里岳。

アイヌ語で『大きな山、親の山』。

天気の悪い山歩きと思っていたら突然凄い事になりました。

いくつもの小さな滝のある沢が夏の暑さを忘れさせてくれます。

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早朝6時半、清岳荘前です。

この斜里岳には清里町側のこのコースと三井コースがあります。

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清岳荘裏の登山口です。ここには原生林ウォーキングコースがあり、登山口がスタート地点となっています。

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スタートは笹と落葉樹の林からスタートします。

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そして林を中を抜けて一旦、林道に出ます。

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約10分位林道を歩きます。

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終着地点には斜里岳道立自然公園の標と更にその奥に登山口があります。

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この左側が登山口です。

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大きな石があったり、

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沢沿いを歩いたり、

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渡ったり、

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さすがに幌尻岳登頂後のために沢が可愛く見えますね。

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軽い沢歩きは面白いです。

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沢の横を足をかけて渡ったりもします。

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仙人洞を通過します。

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何度か沢を渡ります。

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六合目を通過します。

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下二股です。ここから上二股迄は新道(尾根コース)と旧道(沢コース)に分かれます。昨年の初冬、巻機山を登った際、ヌクビ沢コースを選択して大変な目に遭っているので、上りは新道を選択してしまいました。

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ここから熊見峠迄はつづら折の急登となります。

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かなり痩せているところもあります。

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上がりきった様です。

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ハイマツの間を通り抜けていきます。

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熊見峠です。ホントならここは斜里岳の絶景ポイントです。

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ここからは稜線歩きとなります。ひさびさの真っ白なのでたまには面白いかも。

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稜線に上がるとガスがひどくなってきました。

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左へ折れると竜神ノ池があります。

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水が流れています。旧道に下りていくとだんだん沢になっていきます。

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上るつれてやがて水が無くなります。

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九合目、胸突八丁です。

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上るにつれて沢道が広がっていきます。

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急坂を上がっていきます。

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もう少しで馬の背です。

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少しガスがとれました。

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ペンキの印に従ってガレ場を上がっていきます。

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馬の背に到着しました。ここからあと約20分で山頂です。

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祠がありました。祠が見えると頂上はもうすぐそこです。

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また、ガスが濃くなってきました。痩せ尾根を注意して登っていきます。

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ガレ岩の間から綺麗な花が列をなしてます。

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最後の急登です。

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斜里岳山頂だーっ!

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ガスっていましたが、、、

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一気にガスが抜けて行きました。

感動ものです。今迄に数度のしか経験がありません。

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ちょうど、いっしょにいた関西から来たの登山客と雄叫びをあげ、喜び合い、握手迄してしまいました。この経験、今迄に数回の経験があります。やーっ、感動的です。

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目の前には斜里平野とオホーツク海が広がってます。

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360度、見えまくりです。

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あっちも

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こっちも

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この天気でスマイルです。見えないね。

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知床方面です。

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知床方面!?阿寒方面!?

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下山開始です。

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山頂です。

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先程の祠です。ガスっていた時と絵が違います。

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何という山でしょうか?名前がありません。

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南斜里岳です。

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向こうが斜里岳山頂です。

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これは馬の背ですか?登りではガスっていて気が付きませんでした。

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晴れてホント良かった。

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こういう山歩きがサイコーなんですよね。

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上二股です。今度は旧道(沢コース)で降りていきます。

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水がたくさん湧き出しています。

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下るにつれて水が湧き出して沢となり始めました。

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一旦水がなくなりますが、この後また水が湧いてここから沢になります。

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一枚岩の沢の上を水が勢いよく落ちていきます。気持ちよさそーっ!

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この沢の横をずっと下まで下りていきます。

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この沢も下りますよ。

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沢を渡ったりもします。幌尻岳の糠平川の様に水に入る事はありませんが、雨の後などで水かさが増している時は要注意かもしれませんね。

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霊華の滝です。

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竜神の滝です。

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竜神の滝を横に霊華の滝側を赤布のテープを目印に下ってきました。

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七重の滝です。

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見晴の滝です。

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旧道にはロープ場があります。滑りやすいので注意です。

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こなん感じのロープ場です。

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ここが七合目でした。

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方丈の滝です。

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この滝は何という名前でしょうか?

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羽衣の滝の一部でしょうか?

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岩の横を通過します。

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落石注意です。

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小さな滝です。

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水蓮の滝です。

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水蓮の滝が見えてくるともうすぐ下二股です。

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ここまで来ると滝はおしまいですよ。

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この沢は鉄分のせいで茶色く染まってます。水かさが少ないのでこのレベルです。

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陽射しが眩しいですね。

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天気のいい夏の斜里岳、以外に面白いかも。。。

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夏の空です。

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山歩きもこれでおしまいです。

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林道に戻りました。ゲートがある様でここまでは入れません。

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階段が見えてきて林道歩きも終わり。

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また、階段を上がって、

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林を抜けて、

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山道に到着!お疲れ様でした。

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清岳荘から見た斜里平野です。

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以外に人の数はまばらでした。

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晴れた清岳荘です。山荘というよりも別荘という感じですね。

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町からの斜里岳です。

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網走刑務所へ入所してきました。無期懲役です。

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脱走したる!

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登頂日:2011年8月11日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:1,547m
標高差:857m コースタイム: 5時間47分(休憩、食事全てコミコミタイム)
コース: 清岳荘→下二股→熊見峠→上二股→斜里岳(登りは新道、下山は旧道)

北海道百名山登山第八座目


2011,08,09北海道・利尻山

2011年10月08日 | 001.利尻山 002.斜里岳

アイヌ語で高い島の事を『リイ・シリ』、利尻の頂が北の空、天高く聳えています。

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8月8日午後、一路利尻島へ。

8月7日迄に北海道の日本百名山を6座(大雪山、十勝岳、トムラウシ山、雌阿寒岳、幌尻岳、後方羊蹄山)を終え、荷物をまとめて10日間借りていたレンタカーを返却して新千歳から飛行機に乗り込みました。

千歳に行くまでの間にいらないものを家に送り返すため、宅急便の営業所を探して立ち寄りました。それでもスーツケースとザック二つで物凄い重量となってます。

雲海の間から北海道本土の海岸線が覗いています。

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利尻島に到着するとペンションの人が空港迄迎えに来てくれます。利尻岳の宿泊先、マルゼンペンション・レラモシリです。新しい綺麗なペンションです。今回の北海道百名山登山は車中泊が多く、初めての宿での宿泊です。のびのび寝られそうです。前日に予約しました。利尻北野営場(鴛泊登山口)に最も近い地区にあり、ロケーションもサイコーです。

レラモシリ :  http://www.maruzen.com/tic/oyado/

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利尻島唯一のコンビニ『セイコーマート』です。鴛泊港近く、ペンションから歩いて5分くらいの海沿いにあります。散歩がてら明日の登山の為の飲み物や食料の買出しに歩いて行きます。

このセイコーマートは北海道ではメジャーなコンビニで、あっちこっちでお世話になりました。特におにぎりや惣菜が美味しいです。毎日の様におりぎりととうもろこしを買って食べていました。

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温泉もあり、目の前には利尻岳が丸見えでサイコーのロケーションです。裏には利尻富士温泉保養施設、湯元があります。

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夕食です。タコしゃぶ、縞ホッケ、ウニ、小鉢2品、グランプリで優勝した名物うにいくら飯、ビールです。ここは、他の旅館に比べて料金が安いですよ。

このぺンションには渡辺さんという山岳ガイドの方がいらっしゃって、山、海共にガイドをしてくれるそうです。また、夕食が終った後に利尻岳のスライドを見せてくれます。もちろん、渡辺さんが紹介してくれますよ。

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8月9日午前4時。 アイヌ語で高い山の事を『リイ・シリ』、利尻の頂が北の空、天高く聳えています。

利尻山の登山コースは2つのコースがあり、北側の鴛泊港の利尻北麓野営場からスタートする鴛泊(おしどまり)コースと西側の沓形港の見返台から登る沓形(くつがた)コースがあります。今日はもちろん鴛泊コースです。

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ペンションの車で登山口の野営場の駐車場迄、送迎してもらいます。今日、このペンションからの登山者は全員で5名です。駐車場で全員で写真を撮ってからスタートします(写真は多分、遭難時に使用するのでしょう、帰りも電話して車で迎えに来てもらえます)。

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野営場の事務所です。ここに入山届け、トイレ、ちょっと先に炊事場の水場などがあります。

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野営場のテントです。登山客というよりはツーリング客が多そうですね。まだ、造営中って感じの場所です。

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最初は舗装路からスタートします。

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甘露泉水です。名水100選に選定されています。鴛泊コース最後の水場となります。写真がぶれていてすいません。湧水なので煮沸しないでOKとの事。帰りにたくさん飲んじゃいました。

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三合目の標柱です。ポン山との分岐に立っています。

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分岐点から少し行ったところの乙女橋!?を渡ります。ちゃんと名前がついてます。

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このあたりは小石も無く、柔らかい土の上を登って行きます。

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四合目、『野鳥の森』に到着しました。利尻山は号目毎に名前が付いてますよ。

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北海道の他の山と同様に針葉樹林帯からだんだんとダケカンバ、最後はハイマツと変わって行きます。

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五合目、『雷鳥の道標』です。誰が付けたんですかね?

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簡易トイレブースです。利尻山はエコ活動が盛んで① 簡易トイレの使用、②ストックにはキャップを付ける、③植物の上には座らない、踏み込まない のルールを遵守しなければなりません。

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七合目、胸突き八丁。登るにつれて、だんだんガレて行きます。

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長官山山頂が見えてきました。ここは第二見晴台で、ここも迄来たら長官山山頂はもう少しです。

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第二見晴台です。

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第二見晴台から見た直下の風景です。

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チシマクモマグサです。

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八合目、長官山山頂です。この碑は佐上長官登山記念歌碑です。先日、佐上長官の孫にあたる人がこの長官山に登った際にガイドとして渡辺さんが登られたそうです。

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この長官山からの眺望の写真はよくありますね。 この後、避難小屋迄は軽いアップダウンで平坦な山道が続きます。

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さあ、ここからあの頂迄の後半戦が始まります。 

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長官山から少し下った木々の中に利尻岳避難小屋があります。中は見ていませんが、綺麗じゃないとどこかのブログに書いてありました。

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クルマユリです。

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リシリブシ(トリカブトの仲間)です。

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この様に色々な形で崩壊を防止しています。

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九合目から山頂直下迄はかなり崩壊が進んでます。

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九合目に到着しました。トイレブースもあります。

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ここからが正念場!です。

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崩壊がかなり進んでいる危険箇所です。

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ガレた箇所もありますが、ここを最後に以降はザレていきます。

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頂上迄に急斜面のザレ場で滑ったり、踏み込むと沈み込んだりととても登りにくい場所がいくつかあります。

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お花が帯状に自生しています。

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崩壊地です。

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ちなみにここに見えているのは頂上ではありません。

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沓形登山口との分岐です。

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ここからこの写真に見えている上部迄が崩壊している為に最も歩きにくい箇所です。

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この間のザレ場を登ってきました。写真で見るより歩きにくく、危険でした。ロープも何もないので何か掴むロープがあった方がいいですね。

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ザレ場を過ぎるとようやく山頂が現れます。

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あと、ふた登りです。

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タカネナデシコ

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山頂の社が見えてきました。

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大した事はありませんが、 最後の登りは岩場で注意が必要ですね。

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ローソク岩が聳え立っています。

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利尻山登頂しました。山頂の社です。

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南峰です。崩落が激しく危険なのでお勧めしません。

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西ノ大空沢でしょうか?

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海の大漁、安全祈願の為、船のスクリューが社にたくさん取り付けられています。さすが、利尻山ですね。

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沓形稜です。こちらのコースの方が短時間で登れる様です。

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何とか晴れてくれました。

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山頂近くも崩落しています。

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鴛泊港側です。

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ミヤマアズマギク

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下山開始、本日もレラモシリ泊なので登山口に迎えに来てもらいます。

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そして翌日、朝一番のハートランドフェリーで稚内へ向かいます。

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鴛泊港のペシ岬です。10分くらいで登れる様です。

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鴛泊港の出港を大漁旗でお見送りです。

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残念ながら利尻島と礼文島の全景は見れませんでした。

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登頂日:2011年8月9日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:1,721m
標高差1,499m コースタイム: 7時間30分(コミコミタイム)
コース: 野営場→長官山→利尻山避難小屋→利尻岳(下山も同一ピストン)

北海道百名山登山第七座目