めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

茄子~秋と夏での食べ方のちがい~

2006-10-19 | 薬膳&食療(野菜)
秋は美味しい物が沢山!!

まさに実りの秋。留学していた頃はこの時期に日本にはいなかったので毎年日本の秋の味覚を想像しながら、現地の旬をそれなりに楽しんでいた。

巨峰や梨、栗なんかは楽しめたし,松茸は日本にいても高くて手が出ないからね~ でもその他に日本ではお目にかかれない様なキノコが沢山あって、台所実験隊の好奇心がくすぐられる毎日。

茄子も日本と同じ紫色の細長いのやら,緑の巨大な米茄子のようなのがあって、料理に使いやすい事もあり,緑のボテッとしたのを主に買っていた。

茄子は体を冷やす作用があって,夏にピッタリな野菜で,旬の時期に沢山食べると体が喜ぶ。

ん? じゃあ,秋は? 秋なすってのもあるよねえ、、、性質が変わるのかな?

そこで考えてみた。夏は,茄子を漬け物にしたりして,生で食べる事が多い。

逆に秋はあまり生では食べないかも。調理の仕方も食材の性質に影響を与え、火を加える事で寒の性質を弱める事が出来る。後は,熱性の薬味を加えてみるとか。

秋は、夏ほど茄子を生で食べたいと思わないのは体が自然に適応している事なのかも。

それに,例え茄子を生で食べたとしても,秋には体を温める作用のある旬の食材が沢山出てくるので,献立に加える事によって,食事全体でバランスを整える事が出来る。

夏…茄子の漬け物+キュウリ、トマト(体を冷やすもの)、、、、
秋…茄子の漬け物+大根、ごぼう、人参(体を温めるもの)、、、

と言うわけ

あ~でもやっぱり秋は漬け物って気分じゃないよ。体の要求って不思議だわ~

それにしても,まだまだキュウリもトマトも沢山並べられている日本のスーパーも不思議だわ~
コメント
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