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めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

母乳が少ない時に 海帯豆腐湯

2011-05-17 | 産・婦人科ゴト
先日幼児連れのママさん達と話しをする機会があり

授乳の事について色々と聞きました。

乳腺の詰まりや乳腺炎、母乳分泌不足等様々な悩みがあった様で、そういった時に頼れるものが無い事も悩みの様でした。

家事に育児に忙しく、ゆっくり休めないのも不調を悪化させる原因の一つでしょうから、本当に大変ですね。




今日は母乳の分泌が少ない時によいレシピを。

この場合、一番気にしているのは本人なのに、周りからの悪気の無い(気遣いも無い)一言でさらに落ち込む…なんて事も少なくない様で。

そんな時には作るのも簡単で胃に負担の無いこのスープで元気になって欲しいと思います。


<豆腐と昆布のスープ>

豆腐250g?、昆布60g?(もどした量で)

昆布を30分以上水につける→弱火にかけ軟らかくなったら豆腐を加え一煮立ちしたら火を止める。


→母乳がとても薄い、量が少ない、出ない(張らない)時に。





材料の量は好みで加減してよいと想います。味付けもお好みで。

鰹節や煮干しを加えお味噌を溶いたらお味噌汁ですよ!

手間をかける余裕が無くてインスタントの粉末ダシを使っている人も、昆布だけは是非本物を。

水につけておくだけでダシが出ます。

日本料理でダシをとる際は沸騰直前に取り出して…なんてつきっきりになる必要がありますが、薬膳料理では放っておくだけ!

ただ、吹きこぼれにだけはご注意を。


「ダシをとったあとの昆布は冷凍してまとめて佃煮に」

よく聞きますが、我が家では(主に私が)そのまま煮て具として食べちゃいます☆


ダシをとるだけだと少々割高に思える昆布ですが、具にもなるならお安いものです。

成人病予防にも(濃い味がついてない方が)よいのではないでしょうか?



でも

いつかは佃煮に挑戦しようかとも思っています。





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悪阻に効くお茶

2011-05-15 | 産・婦人科ゴト
以前紹介した事のある紫蘇の軸

これをを使ったお茶を中国の薬膳本で見つけました。

誰かの助けになるかもしれないので



紫蘇の軸6g、陳皮3g、ショウガ2かけ、紅茶1g(1日量)

紅茶以外を細かく砕き、沸騰したお湯を注ぎ10分間蒸らす。



紅茶にカフェインが含まれていますが、これくらいの量なら大丈夫との考えでしょう。

実際、少量なら胎児に悪影響は無いと言われていますが、妊娠中の事に関しては実験が難しい事もあるので“不好説”ですね。

生姜には吐き気を止める効果があります。ただ、胃に熱がある場合には逆効果になるかもしれません。

「紫蘇なんて無い!みかんの皮?無い無い!それより辛くてそんなの作ってる気力なんて無い!」そんなあなたは、オレンジジュースに生姜汁を少しだけ入れて飲んでみては如何でしょうか?

「あ、それ美味しそう」と思ったら、少量から試してみて下さい。



今日初めてゆっくり話しをしたご近所さん。

今妊娠4ヶ月で悪阻が酷いそうです。 だいぶおさまった様で、今日は上のお子さんが遊ぶのに付き合い(犬の散歩も兼ねてるのかな?)公園まで。

「これはなった人にしかわからないから、、、、理解されない事も辛い」

そうですよね。

理解されずに「気持ちのもちようよ!しんどいと思うからしんどいのよ!」なんて言われたら、、、、

気分次第と言うのなら、“良い気分”になるように優しい言葉をかけてあげて欲しいと思います。



自分の体なのに、どうしたら少しでも楽になるのか?わからないまま過ごす日々。横になり、眠り、、、口にできるものを口にし、お腹の中の新しい命を想い耐える…

早く悪阻がおさまる事を祈っています。



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妊婦さんの激しい運動後のケア(切迫早産にも)

2011-05-14 | 産・婦人科ゴト
先月友人が無事に3人目の女の子を出産しました。

前2人は何のトラブルも無く安産で、且つ産後もトラブル知らずだったので本人は妊婦とは思えないほど動き回って忙しくしていました。

元気な人は元気なんだなぁ…と感心していた私ですが、「疲れて腰がだるい」と聞いてからは、「あまり無理をしないでね。腰がダルイのは体が休んで!と言ってるのよ」と忠告。

そんな彼女ですが、33週くらいから安静を言い渡され、35週には少し出血があり切迫早産で入院する事になってしまいました。

突然の事に本人はビックリ!点滴の辛さも含め、色々と大変な思いをした様でしたが、出産予定だった病院での入院で食事も良く、快適に過ごせた様です。

結局1週間弱の入院で逆子なのに自然分娩で超安産! 本人は「先ず大きな頭が出てくるのと違ってまったく痛くない!これオススメ!!」と言ってました。

産後の入院中にはなんとエステまで満喫して、今は元気に育児をしている様です。




どれだけ激しい運動をしても何ともない人、寝たきりで過ごしても切迫流産や切迫早産になってしまう人、人それぞれですが、いずれにせよ自分の体の声を聞いてあげて欲しいと思います。

他人の助言はあくまでも参考に。

妊娠や出産は腎の管轄です。腰は腎の調子を表わす部位です。腰がだるかったり痛かったりするのはあまり良くない兆候ですので、必ずよく休んで欲しいと思います。





こんな時に何か良いレシピはないかしら?とさがしてみると、ありました!「激しい運動で出血した際に」とあったものを紹介します。


<蜂蜜ごま茶>

蜂蜜200g、白ごま100g

白ごまをよくすり、蜂蜜を加えて混ぜ合わせ沸騰するまで火にかける



冷めてから服用。一日2回、一回に小さじ1杯

補血安胎作用があり、運動量が多すぎたことによる切迫早産に効く



これ、水を入れないで火にかけると焦げそうですよね…

水の中に1回分の材料(材料の比を参考に)を入れ温めると作り易いのでは??と思いお茶と表記してみました。

水でなく牛乳でやったら美味しかったです☆

肌にも良いですよ~
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産後にぜんざい

2011-02-11 | 産・婦人科ゴト
雪が降っていて寒い日はぜんざいを食べたくなります。

先ずはお椀を包み込むように持ち両手を温めてから、ゆっくりとお椀を傾けて小豆を一口。次に小豆の中からお餅をびよーんと…

ああ~

日本人でよかった! 



小豆は腎を補う事でむくみを解消すると紹介したばかりですが、少し追加を。


出産は腎を激しく消耗します。だから産後はとてもむくみやすく、今まで一度もむくんだ事が無いのに靴が履けなくなるくらいむくんだ!と言う例もあるほど。

よって産後のむくみ予防や解消にもオススメなのです。


私の持っている薬膳本の妊産婦のページにも、赤小豆濃湯と言う、作り方を見るとまさにぜんざいそのもの!な一品がのっています。

ですが、効能を見ると…

“母乳の出を良くする”薬膳として紹介されています。

そう言う効果もあるのですね。 と言う事は、産後の為の食べ物と言っても過言ではないですね。

張らずに母乳の出が悪い場合はお餅(母乳の原料となる)を足すと良いです。

張る場合は分泌は十分で通りが悪く詰まっている状態なので、お餅はやめた方が良いでしょう。


甘みですが、喉が渇いて冷たい水を欲する人は白砂糖を、温かい水を欲する人は黒砂糖を使うとより体質にあっ、たぜんざいとなります。とは言え、産後は悪露の排出をスムーズにする為に身体を冷やさない方がいいので、よっぽど熱が優勢でない限りは黒砂糖の方が良いかと私は思います。
でも本人の好みも大事だと思うのでその辺を考慮して選択して下さい。



本にある材料と作り方~赤小豆濃湯~

小豆150g、砂糖、水適量

豆が煮くずれるまでにて砂糖で味を調節


朝夕2回 適量 食べる(飲む?)様に書いてあります。

 


塩を一つまみ入れるとしっかり腎に届くので是非入れて下さい!



火曜に宅配で注文した小豆が届くので、また小豆を煮ようかな~♪


コメント (4)
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予定日超過

2010-08-09 | 産・婦人科ゴト
出産がいつあるのかは誰にもわかりません

妊婦さん本人は期待と不安とを感じながら出産を待ち望んでいる事でしょう。


先月、予定日を1週間過ぎてまだ出産の兆候が無いという妊婦さんからのSOSがあり中医学的アドバイスをさせていただきました。

予定日超過の原因は大まかに2つに分ける事ができます。

→巡りが悪いか?押し出すパワーが無いか?

栄養過多が問題である事も多い現代では巡りが悪いことがほとんど。

ストレスや運動不足、冷え等幾つかそれに至る原因が考えられるので多方面の対策をたてました。


まずストレス。

これは難しい。病院で「あと1週間以内に産まれなければ帝王切開です」なんて言われて焦らずにいられないでしょうから…

これにはバラや好きな香りのハーブティーを

バラは効果が比較的強いので一番のオススメですが、香りを気に入らなければ逆効果だし手に入れやすくはありません。

リラックス効果を得る事が一番なので好みのハーブで十分だと思います。


運動は緑や花のあるところでの散歩を

緑には気分転換、花には鬱々とした気分を晴らす効果があります。


冷え対策は特に下半身を冷やさないように。

きつい靴下は血行不良により冷えや気の滞りを引き起こすので注意!!

洋服を着込むよりはマッサージをする方が効果的です。


そして中医学ならではのツボ

“陣痛を起こすツボ”なんてものは存在しないので、気の巡りを良くするツボで素人にも部位を把握しやすいのを幾つか(ストレス対策の肝系と全身の気を巡りを統括する三焦系)



周囲の「まだ産まれないの?」攻撃も焦りにダメ押しを加えるので避けたいところですが、そう言う気遣いの無い発言をする人には何を言っても無理(悪気が無ければ何をやってもいいなんて事ありません!悪気も無いけど良い気=気遣い も無い人。私の周りに多すぎるような…)なのでこちらが打たれ強くならねば!!と言う事で、それについては受ける側で「笑い」に変えるようアドバイス(笑)



1週間と言う長い様な短い様な期間。これらのアドバイスの結果は…




めでたく自然分娩する事ができたそうです。

これらのアドバイスが無くても自然に分娩できたかもしれません。

でも、いろいろと”やる事”があると余計な事を考える時間が無くなるのでそういう点では少し役にたったかな?

何より自然分娩できた事をいっしょに喜ぶ機会を得た事で気持ちがほんわかとあたたかくなって、私の方が感謝したくなったのでした。

ほんとうによかった! おめでとう!!
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久々のほうれん草

2008-11-12 | 産・婦人科ゴト
年中出回っている“ほうれん草”ですが

私が買うのは寒くなってから。葉が肉厚になって根が太くどっしりした物が好きだし、この時期以外はあまり食べたいと思わないのです。

久々に届いたほうれん草は嬉しいことに根がしっかりと残っていました。
              
    参考にどうぞ→肉厚ほうれん草

本人曰く“歯の構造上の問題で歯肉が腫れやすい”大黒柱様

昨夜「先週は歯磨きを簡単にすませたせいかまた腫れてきた。」と言ってました。週末泊まりで出張だったのでまた大量にお酒を飲んできたのでは???

と思ったのですが…


余計な事は言わずにクールダウン食材でサポートです

昨日は寒かったので鶏手羽のスープを作ったのですが、今夜は帰りも遅いのでレタスとモヤシのスープ、ほうれん草のおひたし、+大豆製品にしようと思っています。

その分お弁当はしっかりお魚メニューにしておきました。


ほうれん草は血を養う効果や腸を潤す効果があるので、出産で多くの血を失い、またそのせいで腸の潤いがなくなり便秘しやすい産後にもオススメの食材です。

産後の便秘は気を消耗していてパワーが無いこともその原因の一つなのですが、乾燥という原因が一つでも取り除かれればだいぶ改善されるはずです。

産後は体を冷やさないほうがいいのですが、この季節は他にたくさん体を温める食材があるので季節の物をバランスよく食べていれば問題ありません。

逆に「冷やさないほうが良い」「寒い季節だから」といって体を温める食材ばかり食べていると、余分な熱が体にたまり陰陽のバランスが崩れ、様々な不調があらわれます。

だからほうれん草は冬の貴重な寒性野菜の一つ

これからどんどん食べたいですね

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穂紫蘇

2008-10-27 | 産・婦人科ゴト
昨日ご近所さんからイナダのお刺身とアラをいただきました。

叔父さんが釣り上げたのを送ってくださったそうなのですが、旦那様が出張中との事。実は2週間前にも同じ事があり、新鮮なお刺身とアラ煮、カマの味噌漬けを堪能したところだったので

旦那様に申し訳ないと思いつつありがたく頂戴しました。

お刺身が大好きな大黒柱様はもう大喜び 「ご主人に申し訳ないから今度岩魚でも釣りに行こうか?」なんて言ってましたよ



お魚も嬉しいですが、昨日はちょっと嬉しい“おまけ”があって

お刺身に添えられていた穂紫蘇

大好きだけど長く食べる機会が無く、今年育てた紫蘇は本葉が3~4枚出そろったあたりで虫に全部食べられてしまい全滅来年に期待することにしていたのです。

実のころころとした感触を手で確かめながらそっと茎からはずして醤油に漬け込み数日間待てば…

毎日ビンを眺めて待つのが楽しみになりそう!



そして茎だけになったものを見てふと思い出したのが生薬の“蘇梗”

気の巡りをよくする生薬の欄に“おまけ”程度に小さく載っている程度の生薬ですが、婦人科ではよく耳にします。

薬効は強くは無いのですが、だからこそ妊婦さんには安心して使えるのです。

吐き気は本来下へ流れるはずの胃の気が逆上することによって起こります。蘇梗は気をスムーズに下へ流してやり、且つ安胎効果もあるスグレモノ

安胎とは、安心、安全の安。胎児が安心、安全、安らかに過ごせるというような意味。ツワリが酷くなくてもぜひどうぞ!

お粥を作る時にいっしょに炊き込んでもいいし、お茶にしてもよさそうですね。

家で紫蘇を育てている人は茎を捨てずに乾燥させて保存してみては?




来年こそは紫蘇をわさわさと茂らせてみたいなぁ…




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レンコンで綺麗に

2008-10-23 | 産・婦人科ゴト
今朝は雨が降りいつもより寒く感じます。

今日からは二十四節気の“霜降”    (詳しくは去年の記事をどうぞ)

外を歩いていると自然界はどんどん冬に向かっているように感じ、なんとも言えない気持ちに…



と毎年なっていたのですが、今年はそんな余裕もなく

今朝も4時過ぎに騒ぐ姫に起こされ
すぐにミニーさんも起きて一騒ぎ。姫は大黒柱様とドア2つ向こうの部屋で寝ているのですが、彼はマッタク気付かずグースカ

お隣に聞こえているはずなのでどうにか対策をせねば

私とミニーさんの睡眠妨害もナントカしたい

去年もそうでしたが大黒柱様は自分がマッタク気付かないのであまり真面目に考えてくれません。ああ、どうしたもんだか…



そんなわけで朝からちょっと気だるい事が多い私ですが、それでも朝食はしっかり食べます。

最近よく食べるのはレンコンのお粥

去年も一時よく食べていました。パルシステムで購入したレンコンは鮮度が良くてみずみずしいので軽く火を通してシャリシャリとした食感を楽しみます。
                 
                  パルシステムはこちら



レンコンはこの時期オススメの食材で、産後の血の滞りを排出する効果があります。
  

レンコンについて詳しくは↓


去年のレンコンのお粥



すりおろしてお粥にすると消化にも良いので産後や病気の回復期には是非オススメの粥。美容にもいいですよ~

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乳腺炎にタンポポ

2008-09-29 | 産・婦人科ゴト
今年の1月に女の子を出産したYさん

薬膳や中医学的な健康アドバイスのおかげか?これまで大きな問題もなく過ごしてこられました。

ですが、ついに問題発生!

この週末に乳腺炎らしき症状が出てしまったのです。

これはマズイかも!と思ったのが土曜の夜7時ごろ。詰まっている様な感じだったのでとりあえずお風呂につかって温めてマッサージしたそうですが変化なし

そこで

私は「近くでなるべく汚染の少なさそうな場所に生えているタンポポを見つけてとってきて食べて!」とアドバイスしました。

片方の乳房だけがガチガチに張ってもう岩みたいになってとても痛いらしく、赤ちゃんもそちらの乳房は吸ってくれないそう。辛いですね



運良くタンポポを見つける事が出来たので夕食にタンポポの葉を生で5~6本食べれたようです。

その晩は夜泣きで2回起きて授乳したようですが、やっぱりガチガチの方は吸ってもすぐ嫌がって離したそうで… とても痛くて「ああ、朝になったらどれだけ痛くなっているんだろう」と思いながら眠りに着き

朝になって目が覚め、先ずガチガチだった乳房に触れてみると

やわらかくなってる

痛みも軽くなっている


タンポポのおかげなの すっご~い




私もこんなに効くとは思いませんでした。

まだ少し違和感があるようなので、朝と昼にも同じようにタンポポを食べてもらいました。

今朝の様子を聞いたところ、「すっかり元に戻った」との事。

よかった~



タンポポは生薬名を蒲公英といい、乳腺炎には欠かせない存在

赤く腫れて炎症が酷い時には外用薬としても使います。(生の葉をすりつぶして湿布)



今回はまだ発熱していない初期の段階だったので治りやすかったのでしょう。

本当に良かった!

妊婦さんや産後のママさんは食用できるようなタンポポが生えている場所をチェックしておくといいですね。



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産後にもオススメ!ヒゲつきとうもろこしのスープ

2008-08-25 | 産・婦人科ゴト
雨が降り涼しい日が続きますね

暑さに疲れた体には嬉しいですが、畑のオクラの成長が心配です



昨日は大黒柱様の希望により“とうもろこし”を買いました。

いつもなら一本皮ごと焼くか蒸すのですが、昨日は夏っぽくない涼しい日だったので違う食べ方にしたくなり

留学時代にヨッシーが作っているのを見ていつかはやろうと思っていたスープを作ってみることに

7月初めだったと思います。いっしょに市場へ買い物に行ったのですが、生のとうもろこしは見つからず、あるのは茹でたものばかり。

「茹でたのじゃダメなの?」と聞く私に「ダメなのよ」と答えた彼女は茹でとうもろこし売りのオバサンと交渉して茹でる前のとうもろこしを売ってもらっていました。

私はてっきり粒々のコーンスープを作るのだと思っていたのですが、作る様子を見ていると芯つきのままザクザクと切って鍋に入れています。

ご、豪快だな~

確か豚のスペアリブとあと何か野菜が入っていたと思いますが、メインはとうもろこし!と一目見てわかるくらいとうもろこしたっぷりの鍋を見てただただ驚いていました。

しばらくしたらとうもろこしのあま~い香りがしてきてヨッシーが私を呼ぶので行ってみると、きれいな黄色に変わったとうもろこしが鍋で泳いでいます。

「驚いていないでまあ食べてみてよ!」という言葉のままに食べてみると…

おっ おいしい~

「これは芯つきのまま生から煮ないとダメなのよ」という事でした。






ちょうど今の時期の薬膳にとうもろこしのヒゲを使った物があったので、ヒゲもいっしょに使ってスープを作ることに

とうもろこしのヒゲは平性(寒熱の偏りが無い)で肝腎経に入ります。気を下げる効果や利尿作用がある他に母乳が詰まり赤く腫れて痛いのを治します。

これは乳腺炎のような症状ですから、予防の為にも
夏は季節がら体に熱がたまりやすいですが、それを予防する為の物がちゃんと用意されているのですね~
この季節授乳中のママさんは是非とうもろこしをヒゲごとスープにして飲んでください!



昨日はメインがしっかりお肉だったので、スープは動物性のもの無しであっさり味にしようと思い昆布出汁でお野菜だけのスープにしたのですが、とうもろこしのおかげか?調味料無しでもとても味わい深いスープに仕上がりました。

昆布にも体の余分な水分を外に出す効果があるので雨の日にはピッタリなスープ

とうもろこしのヒゲは細かく刻むと食べやすくなりますが、繊維質が気になる場合は出汁として使って下さい。



因みに紹介してあったとうもろこしのヒゲを使った薬膳は…

 とうもろこしのヒゲと亀のスープ

です 


お年寄り向けの秋の薬膳亀はスッポン同様補う効果が高い食材なのです



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