チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「疫病神」黒川博行 新潮社

2022-03-05 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。
ボクわ、今、ヤク○と元警官がでてくる
漫画にはまっていて、ヤク○の基礎知識を得るため、ヤク○がでてくる
エンターテイメントを読んでみることに
しましたにゃ。

「疫病神」黒川博行 新潮社

建設コンサルタントの二宮と
ヤクザ桑野が、産業廃棄物処理場の
巨大利権をめぐるおいしいお話を
おいかけますにゃ。登場人物わ、
ヤクザ、政治家、ゼネコンですにゃ。

「小気味よい会話で描く関西風味ハードボイルドの頂点」
二宮と桑野がお互いを疫病神と
ののしり合い、ああ言えばこういう言うを繰り返しながら答えに近づいていく
ですにゃ。

チビクロわ、関東圏に住んでいて
関西弁にわ、ご縁がなくて、
ちょっとそのフンイキに慣れるまで
違和感があったけど、慣れてきたら
会話のやり取りがおもしろくなってきた
ですにゃ。

用語解説
シノギ︙ヤクザの収入や収入を得るための手段をいう。
サバキ︙ヤクザを使ってヤクザを
抑える事前工作。業界でわ、
前裁きという。
代紋︙ヤクザの一家を表す紋章
若頭︙かしら。子分の筆頭を表す言葉。
   役職、またわ、名称。

謎わ広がり、最後にわ、
すべて収束する、暴力、お金、権力系
エンターテイメントですにゃ。
1997年の作品なので、
でてくる車がシーマとか
コロナとかだし、
時代背景がだいぶ変化しているかも
だけど、なかなか楽しく
読むことができましたにゃ。
黒川博行さんの作品わ、
初めて読みましたにゃ。
他のシリーズも読んでみようと思った
チビクロですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「シシリヤのピッツァ」@関内駅

2022-03-04 20:00:00 | 2022グルメ
チビクロわ、おいしいイタリアンの
ランチに行って、
ピッツァを食べようと思っていたのに、
また、休みの日に寝坊して
ランチの時間に間に合わなくなって
しまいましたにゃ。
だけど、ピッツァ欠乏症による発作で
どうしても食べたくなったので、
夜しかやってないというお店に
行くことにしましたにゃ。

「シシリヤ」
横浜市中区相生町1-7
和同ビル1F

シシリヤのオーナー兼ピッツァ職人の
小笠原敦さんのピッツァつくりわ、
ピッツァの生地わ、手でこねて、
前日に仕込むそうですにゃ。
大量生産できないけど、
おいしいナポリピッツァを
作っているそうですにゃ。
そして、薪窯で香り高く焼き上げて
いますにゃ。

前菜メニューでございますにゃ。


ドリンクメニューでございますにゃ。


ノンアルコールビールですにゃ。


生ハムのサラダですにゃ。


マルゲリータ ブーファラ 
水牛モッツァレラとバジル
フワカリモチっとした絶妙な生地感と
自然な塩の感じと小麦の香りに、
程よい酸味のトマトソースが
おいしいピッツァですにゃ。
さすが人気のお店ですにゃ。


ティラミスでございますにゃ。
口当たりがなめらかで、
チビクロ的にいい甘さで
おかわりしたかったですにゃ。

エスプレッソでございますにゃ。
キュッと苦味でしめて
ごちそうさまですにゃ。

お店わ、小さめだけど
カウンター席もあるので
おひとりさまでもお気軽ですにゃ。

おいしいナポリピッツァを食べに
再訪したいお店ですにゃ。

17時から21時までの営業時間なので
ご注意くださいにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

「ブラックアゲート」上田早夕里 光文社

2022-03-03 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「ブラック・アゲート」
上田早夕里 光文社


人間を死に至らしめる蜂が
大流行して、社会秩序が揺らぐという
話ですにゃ。
治療薬がなく、検査薬も不足するそうですにゃ。都市封鎖も行われるですにゃ。あれ、パンデミックの話?
この小説わ、2012年に書かれていますにゃ。まるでコロナウイルスでの
社会の動揺を現しているようで、
作者の先見の明に驚きますにゃ。

チビクロわ、この小説に登場する人物
それぞれの正義が描かれていて、
それが興味深く思ったですにゃ。
正義わ、その人物の存在証明ですにゃ。
彼らの正義わ、その人物の置かれた位置により、あまりに異なりますにゃ。
主人公の高寺と対になる形の村綺を
その人物、境遇を丁寧に描くことで
単なる悪役以上の存在にしたですにゃ。
チビクロわ、村綺への憐憫を
感じないでわ、いられませんでしたにゃ。

国家の王道を守るためにわ、
裏の道が必要なのわ、
現実に行われていることなのだろうか?
この作品わ、フィクションですにゃ。

分厚い本ですが、第4章に分かれていて
スピード感を、持ってグイグイ読んで
行けますにゃ。
カテゴリーとしてわ、
SF、医療、警察、国家の権力系ミステリだと、思いますにゃ。

そして読書後
作者へのあふれる賞賛ですにゃ。
表現が変だと思うけど、
素晴らしいとわ、違う言葉が
見つからなかったチビクロですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。






「タルトタタンの夢」近藤史恵 東京創元社

2022-03-02 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「タルトタタンの夢」近藤史恵 
創元クライムクラブ
下町の片隅にある小さな
フレンチ・レストラン、
ビストロ・パ・マルのシェフわ、
無口でちょっと風変わりですにゃ。
でも、作る料理わ、絶品ですゃ。
お店で起こる事件や謎を鮮やかに
解いていくというミステリですにゃ。
ちなみに、パ・マルという意味わ、
「悪くない」という意味ですにゃ。


7つの短編からなっていますにゃ。
だから、
さくさくと読んでいけますにゃ。



目次が、レストランの
メニューみたいになっていますにゃ。

チビクロわ、フランス料理って
食べたことないけど、
おいしそうな料理の名前や描写で
お腹が空いてきてしまう困った
お話ばかりですにゃ。

人間の関係性のお話だけど
イヤな感じわ、全然なくて
ちょっとテンションダダ下がりの時など
に読むとキモチに栄養が通うような
感じですにゃ。

シリーズ化されていて
他に2冊あるみたいなので
それも読んでみたいと思いますにゃ。

読書の先輩に教えてもらった本で、
いつも参考にさせて頂いていますにゃ。
ありがとうございますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。