チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「2022・1月トーハク総合文化展」東京国立博物館@上野駅

2022-01-20 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
トーハクで、
めでタイガー展を見たチビクロわ、
本館で展示されている作品を
引き続き鑑賞しましたにゃ。

国宝
松林図屏風 長谷川等伯
安土桃山時代 16世紀

モノクロームで、
光と空気、湿度さえ表現している
と思える作品ですにゃ。

紙と墨の作品が
500年ちかくたっているのに
この保存状態の良さわ、
奇跡的ですにゃ。


十二ヶ月花鳥図屏風
狩野永敬
藤原定家の和歌を表現した
らしいですにゃ。
四季折々の草花が
愛らしいですにゃ。



金雲がたなびいてますにゃ。





伊藤若冲 松梅孤鶴図
江戸時代18世紀
大胆な省略と誇張、
 筆さばき、
カッコイイですにゃ。
まるっとやっちゃいましたにゃ。


梅鴛鴦・若松春草図 田中抱ニ
江戸時代19世紀
田中抱ニわ、
酒井抱一のお弟子で、
四天王のひとりといわれている
そうですにゃ。
幕府の御用商人でもあり、
俳句もたしなんだという
粋な方らしいですにゃ。

琳派の流れが充分に感じられますにゃ。
タンポポ、すみれ、つくし。
つくし好きですにゃ。


おしどりの表情、
梅の枝ぶり、
水紋。
やさしさでできているみたいな
作品ですにゃ。
いい作品に出会えたなと思いますにゃ。



博物館でバードウォッチングですにゃ。



鷹山水図屏風 雪村周継
室町時代 16世紀
鷹わ、武家が好んだ主題で
この作品の注文主も
おサムライらしいですにゃ。

解説によると、いつもわ、
エキセントリックな画風だけど
この作品わ、お固く描いてるけど
奇妙な形の岩や、触手状の波の形に
彼の個性が表れているらしいですにゃ。






チビクロにわ、鷹の表情が
ユーモラスに見えてしまうにゃ。








大楽茶碗 有楽井戸(うらくいど)
朝鮮 16世紀

力強さもありながら、
上品な器という評価が
されていますにゃ。
今でいうなら
グレージュやトープな
洒落た色ですにゃ。
この中に濃い抹茶の緑が配されたら、
それわ、それわ、
美しく、粋な風情なのでしょうかにゃ。


祥瑞茄子香合
祥瑞というこの色が
好きだし、やっぱり
小さいものって、
カワイイですにゃ。

久しぶりのトーハクわ、
やっぱり充実した展示で
また訪れたいと思ったチビクロ
でしたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

上野公園で佇む猫さんたち。
耳カットわ、されているので
地域猫だと、思うけど
お外生活わつらいですにゃ。
がんばってにゃ。