ダウンヒルバイクのサスペンションのトラベル量はおおよそ200ミリ。200ミリってかなりありそうだけれどでもたった200ミリです。

 サスペンションの役割は乗り心地をよくすることのほかに、荷重を安定させてバイクの姿勢をなるべく均一にすること。

 フルサスペンションバイクなら地形にあわせてサスペンションが伸びたり縮んだりしてバイクの姿勢をなるべくニュートラルな状態に保つようにすることです。

 でもバイクに装備されているサスペンショントラベルの範囲内でまかなえる場合もあるけれど、それ以上の地形変化っていうのもフツーにあるのでどうするかっていうと、

 腕、脚のサスペンションをしっかり使うということになります。

 腕立て伏せの状態で伏せから一番伸ばした状態までどれぐらいの距離(トラベル)がありますか。脚もそう。これを使わないのはもったいない。

 これは下りだけでなく登りでももちろんだし、カラダのサスペンションを使いこなすことによってさらに乗り心地がよくなるし、安定感が増します。

 まずはサドルからおしりをあげてペダルに立って、どの位置がニュートラルなポジションなのかを確認してから実際のライドで試してみましょう。