マウンテンバイク(自転車)がマウンテンバイクであるがゆえに絶対に踏みとどまる領域、それは「人力である」ということ。
当たり前なことですが、この領域を守っているからこそ楽しいと思うのです。
いくらバイクやパーツが進歩しても、この領域を超えることは決してありません。
もう今から20年近く前に発刊された「宇宙船とカヌー」という有名な本があります。
実在する宇宙物理学者の父と息子の話。父は宇宙ステーション建設の夢をもち、かたや息子はカナダの沿岸の木の上に家(ツリーハウス)を構え、アリュート民族のカヌーを現在に再現するナチュラリスト。まったく進んだ道が違う親子ですが、自分の道(領域)にこだわり、夢を実現させるのがライフスタイルであることは深く共通しています。父の、そして息子のライフスタイルに共感をいだき感動した覚えがあります。
同じような気分を味わえたのが、映画「ライトスタッフ」。こちらは宇宙ロケットの開発競争と音速超えに挑戦するジェット機のお話。
自分の領域のなかで自分が最高と思うものを創造する。言葉にすると簡単ですが実際には難しい。でも、それだけやりがいがあるだろうし、その楽しみは計り知れません。
今日、なにげなく「MTBの領域ってなんだろ?」と思ったことからのお話でした。・・・・・僕の頭の中はMTBでいっぱいかも。
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