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益田市・スクモ塚古墳 全長96mの前方後円墳と結論

2022年11月01日 | Weblog
 市教委は、文化庁などとの7年にわたる調査の結果、全長60mの円墳とみられていたスクモ塚古墳(益田市久城町字須久茂塚)が方形の丘の土台部分が地下で一体となっていたことがわかったとして、全長約96mの前方後円墳と結論づけた。
 これにより、松江市の山代二子塚古墳(全長約94mの前方後方墳)を上回り、県内最大の古墳と判明した。
 さらに、出土した埴輪の分析から、これまで5世紀とされていた築造年代が4世紀後半と分かった。
[参考:NHK島根ニュース]

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 スクモ塚古墳





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益田市・スクモ塚古墳 埴輪の形から5世紀前半築造と特定

2018年03月21日 | Weblog
 益田市教委はスクモ塚古墳(同市久城町)で、埴輪4体が出土したと発表した。また、出土した埴輪の形や製造法などから、古墳の築造時期が推定と同じ5世紀前半と裏付けられたとする。
 円筒形3体と朝顔形1体の埴輪の底部(直径30cm前後)が約80cm間隔で4体並んだ状態で出土した。古墳(高さ7m)の斜面の中ほどに巡るように設けられた平坦な段に並べて置かれていたという。円墳の墳頂部にも 埴輪のかけらが複数落ちており、埴輪が設置されていたという。 墳丘全体で葺石も確認された。
 1941年に造り出し付きの円墳(全長57m)として史跡指定されたが、史跡範囲内の発掘は初めて。 盛り土をしながら古墳が築造されていたことも判明した。 盛り土による築造は、地山の地形を生かして削る工法と比べて多くの人手を必要とする。 埴輪や葺石もあり、被葬者は中央とつながり持っていた可能性が高いという。
 同古墳は隣接した方墳と一体で、前方後円墳とする説もある。
 24日午前9時~10時半、現地説明会が開かれる。
[参考:毎日新聞、朝日新聞]

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 スクモ塚古墳


<スクモ塚古墳>築造、5世紀前半と特定 史跡内を益田市教委発掘、埴輪の形から /島根
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益田市・金山古墳 造出し付き円墳(18m)で前方部模様の突出部は後世の付け足し

2011年06月22日 | Weblog
 島根県より20日、標題についての報道発表資料が公開された。
 5月10日から26日に現地調査を行った結果、前方後円墳の可能性が高まった金山古墳は、直径18m程度の円墳で、前方部の様な突出部は、後世の付け足しである可能性が高いことがわかった。さらに南西側裾に造り出しがつく可能性があり、裾には周溝が巡ると考えられるという。
 時期は、スクモ塚古墳(全長100mの前方後円墳の可能性、5世紀)と同時期または後続する5世紀頃の小地域首長の墓とみられる。
 調査成果の報告会が、6月26日(日)午後3時より、久城会館(益田市久城町)で行われる。
[参考:島根県HP→報道発表資料]

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 2010.4.28 益田市・金山古墳 前方後円墳の可能性 5月に発掘調査
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