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明日香村・飛鳥寺 塔跡から飛鳥時代の真珠が含まれていた 仏教荘厳具で最古

2017年07月04日 | Weblog
 奈良文化財研究所が3日、わが国最古の寺院とされる飛鳥寺の塔跡で見つかった塔心礎埋納物」(飛鳥時代)に、当時としては極めて珍しい真珠14点が含まれていることが分かったと研究紀要で報告した。
 真珠は仏教の七宝(しっぽう)の一つに数えられ、今回見つかった真珠は荘厳具(しょうごんぐ)関連遺物では最古とみられる。
 これまで、塔心礎埋納物の中には挂甲(けいこう)や馬鈴(ばれい)などもあり、古墳時代の色彩が強いとされてきたが、今回の発見で仏教施設の荘厳具としての様相が分かったという。
 韓国では、百済時代の弥勒寺址から真珠が出土している。
[参考:産経新聞] 

過去の関連ニュース・情報
 飛鳥寺
 弥勒寺址

仏教の七宝
 真珠が含まれるのは、大乗仏教の経典の1つである法華経による。
 金、銀、瑠璃(るり、青色の玉)、玻璃(はり、クリスタルの和名)、硨磲(しゃこ、シャコガイに代表されるような美しい貝殻)、真珠、玫瑰(まいかい、紫色をした美石)

飛鳥寺塔跡から飛鳥時代の真珠 仏教荘厳具で最古 奈文研
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