府埋蔵文化財調査研究センターは9日、井脇城跡(船井郡京丹波町井脇井壁谷)で土塁や室町時代後期の土器の一部が見つかったと発表した。周囲に土塁がめぐる曲輪の全容が明らかになるとしている。
丹波綾部道路の建設に伴い、昨年度から調査を実施していた。標高約300mの城跡の中心部から東側の3地区を調査。そのうち最も南側の地区(約1400㎡)に人為的に作られた南北16m、東西18mの平坦地があり、西側の縁にコの字形の土塁(高さ約80cm、最大幅2・5m)が見つかった。また、東側斜面から室町時代後期(16世紀前半)の土器のすり鉢の一部が出土。この平坦地は見晴らしもよい場所であることから、「曲輪」であったとみられる。
今回の調査で室町時代後期の築城とみられる。近くの三宮地域には山内一豊の祖父、久豊の居城跡もあり、井脇城やその周辺の山城は三宮を守るための見張りなどが置かれた施設であった可能性があるという。
現地説明会が12日(土)午後2~3時に開かれる。集合場所は井脇公民館。
[参考:毎日新聞、京都府埋蔵文化財調査研究センターHP]
丹波綾部道路の建設に伴い、昨年度から調査を実施していた。標高約300mの城跡の中心部から東側の3地区を調査。そのうち最も南側の地区(約1400㎡)に人為的に作られた南北16m、東西18mの平坦地があり、西側の縁にコの字形の土塁(高さ約80cm、最大幅2・5m)が見つかった。また、東側斜面から室町時代後期(16世紀前半)の土器のすり鉢の一部が出土。この平坦地は見晴らしもよい場所であることから、「曲輪」であったとみられる。
今回の調査で室町時代後期の築城とみられる。近くの三宮地域には山内一豊の祖父、久豊の居城跡もあり、井脇城やその周辺の山城は三宮を守るための見張りなどが置かれた施設であった可能性があるという。
現地説明会が12日(土)午後2~3時に開かれる。集合場所は井脇公民館。
[参考:毎日新聞、京都府埋蔵文化財調査研究センターHP]
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