歴歩

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東京都杉並区・光明院南遺跡 4500年前の住居跡が出土

2010年07月16日 | Weblog
 20日位前にJR中央線に乗り、荻窪駅を通り過ぎそして環状八号線を越えたところで電車の中から、真言宗豊山派・慈雲山荻寺光明院(杉並区上荻2-1-3)の境内でブルーのシートがかかっているのを見た。多分発掘をしているのだろうと感じ、近いうちに行ってみようと思っていた矢先に今日、毎日新聞の記事に出会った。縄文中期後半(4500年前)の住居跡が出土したそうだ。概略は、
 「杉並区社会教育スポーツ課によると、同寺の周辺一帯には、中央線を挟んで南北に旧石器時代や縄文時代の光明院南遺跡がある。今回見つかった住居跡はその一部で、1万点以上の縄文土器や石器、数件の住居跡が発掘された。
 住宅跡のうちひとつは竪穴式の「柄鏡形(えかがみがた)住居」。男性器を真似て作った「石棒」も3点出土したという。
 住居跡は、20日ごろに再び埋め戻す予定になっている。」
[参考:2010.7.16毎日新聞]

追記 
 7月21日、東京新聞で光明院南遺跡のことが記事にされていました。
 あらましは、
 柄鏡形住居は集落中心に位置し、祭祀に用いられた男性器をかたどった長さ70~80cmの石棒があることから祭祀の場所か、司祭の住居だった可能性があるとしている。
 1960年代から旧石器時代や縄文時代の遺跡が発掘されてきた同遺跡では、ともに初の発掘となる貴重な成果。
[参考:2010.7.21東京新聞]




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