歴歩

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芦屋市・若宮古墳 470年後に築造の前方後円墳の周濠とみれれる一部を発見

2011年02月03日 | Weblog
 芦屋市教育委員会は、昨年10~11月に同市若宮町の住宅地で、宅地造成などに伴う発掘調査で古墳時代中期(470年前後)に造られたとみられる古墳を取り囲む周濠の一部を発見した。北数百mほどの距離にある前方後円墳・金津山古墳(全長55m、460年頃)や打出小槌古墳(うちでこづちこふん、全長75m、490年頃)と同時期のものとみられ、少なくとも3代にわたり、有力豪族が芦屋で権力を継承した可能性が高くなったとしている。
 近くで出土した馬や家の形などの形象埴輪の破片約500点や、壺などの須恵器から築造時期を推定するとともに、2基との関連性から、濠のそばに同様の前方後円墳が存在するとみられ「若宮古墳」と名付けた。
 一方、発掘調査では、法隆寺で使われた瓦と類似した文様を持つ瓦の一部も発見した。 同様の瓦は県内最古級の寺院とみられる「芦屋廃寺」(同市西山町周辺)でも出土しているという。
[参考:神戸新聞、朝日新聞]

過去の関連ニュース
 2010.8.30打出小槌古墳 二重周濠を発見

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