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岡山市・造山古墳 ミサンザイ古墳より築造時期が古い可能性も

2009年03月22日 | Weblog
 3月21日の現地説明会には、「岡山県内外から約400人が訪れ古代ロマンに思いをはせた」と報道がありました。
[参考:産経新聞]

3月20、21日掲載分
 造山古墳(同市新庄下)を調査している岡山大新納(にいろ)教授(考古学)は19日記者会見し、今月1日から始めた発掘調査での成果を発表した。
 3年計画の初年度で、今回は前方部西側、後円部北側を発掘した。
 後円部では地表から1・75m下で人手が入っていない地山を確認し、古墳の長さは、従来の最大360mとの推定からやや小さく350mとほぼ確定した。
 全長約360mで全国3番目の大きさの上石津ミサンザイ古墳(5世紀前半、堺市)と比べ、前方部が未発達である可能性があり、また墳丘斜面の角度との関係から、築造時期がより古い可能性があるとの見解を示した。造山古墳がより古ければ、吉備地方に一時期、全国で最大規模の前方後円墳があったことになる。
 埋葬された人物の権力を知る手がかりとなる周濠の有無は確認できていない。
 両調査地点からは、5世紀前半の円筒埴輪などの破片約500点が出土。多くは中世の層から見つかった。
 現地説明会は21日午前10時~午後4時。問合せは岡山大吉備文化共同利用施設。
[参考:3/20、3/1 読売新聞、毎日新聞、岡山大学HP]



キーワード: 岡山市・造山古墳
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